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【Chelsea×Arsenal】2人の新守護神が痛恨のミス…アルテタ監督はラヤを使い続けるのか?

アルテタ監督はベストメンバー、ポチェッティーノ監督は最前線に好調のスターリングを配しています。プレミアリーグ9節、スタンフォード・ブリッジのチェルシーVSアーセナル。さっそくホームチームから、キックオフのピッチに立つ11人をチェックしましょう。

GKロベルト・サンチェス、DFマロ・グスト、チアゴ・シウヴァ、コルウィル、ククレジャ。中盤センターにカイセドとエンソ・フェルナンデス、2列めにコール・パルマー、コナー・ギャラガー、ムドリク、最前線にスターリングという布陣です。対するアウェイチームは、3トップにサカ、ジェズス、マルティネッリを揃えています。

中盤はウーデゴーア、ジョルジーニョ、デクラン・ライス、GKラヤの前はベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコの4枚です。開始早々にチャンスをつかんだのはチェルシー。ロングボールが右から上がったスターリングに入り、折り返しをカットされると、ジンチェンコの不用意なパスをボックス内でカイセドがカットしました。

コナー・ギャラガーの左足シュートはベン・ホワイトがブロック、こぼれ球を拾ったエンソ・フェルナンデスのミドルはクロスバーの上。ミスが目立つガナーズは、早く落ち着かなければなりません。コール・パルマーのスルーパスが右のスターリングに通ったのは7分。中央に走らせたグラウンダーは、通りませんでした。

レフェリーのクリス・カヴァナーが、遅れてオンフィールドレビューを宣言したのは13分。スターリングのクロスをムドリクと競ったサリバのハンドが対象のようです。ジャッジはPK、左隅に決めたのはコール・パルマー。リードされたアーセナルは、ビルドアップを詰められて苦しんでいます。

ジンチェンコのスルーパスで、デクラン・ライスが前線に飛び出したのは20分。ボックス左で右足アウトにかけたMFは、オフサイドを取られたようです。相変わらず、ラヤが大きく蹴り出すシーンが目立つガナーズのビルドアップ。ベン・ホワイトがオーバーラップした25分のチャンスは、ニアで受けたジェズスの一撃をチアゴ・シウヴァがブロックしました。

30分に左サイドでキープしたコナー・ギャラガーは、3人を一気にかわしてカットイン。左にまわったコール・パルマーにラストパスが通ると、左足のフィニッシュは右ポストすれすれを抜けていきました。サカはククレジャに抑えられており、マロ・グストと対峙するマルティネッリも縦に突破できず。ウーデゴーアの勝負の縦パスは、前線と意思の疎通を欠いています。

右サイドでスターリングがジンチェンコをかわしたのは44分。内側から上がったマロ・グストのシュートは、前に出て構えていたラヤが上げた手を越えていきました。終了間際のエンソ・フェルナンデスのミドルはラヤの正面です。ハーフタイムは1-0、ポゼッションは39%対61%、シュートは7対2。マルティネッリとサカは、シュートゼロで45分を終えています。

アルテタ監督がジンチェンコを冨安健洋に代えたのは、スターリングとコール・パルマーが怖かったからでしょう。ブルーズの追加点は48分、左サイドから浮かしたムドリクのクロスが、ラヤの頭上を越えてファーのサイドネットに収まりました。すかさずガナーズは反撃スタート。マルティネッリとサカが仕掛けるシーンが増えています。

54分のCKで競り勝ったガブリエウのヘッドは右にアウト。56分のCKは、クリアを拾ったジョルジーニョと冨安の連打がブロックされています。1分後、コール・パルマーにミスパスをカットされたラヤは、足元に飛び込んで3点めを回避。59分にウーデゴーアが右からFKを蹴ると、中で競り勝った冨安のヘッドは浮いてしまいました。

ポチェッティーノ監督は65分にムドリクを下げ、ニコラス・ジャクソンを投入。CKからのカウンターでニコラス・ジャクソンと1対1になったラヤは、絶妙なタイミングで間合いを詰めてボールを奪いました。68分、ジェズスとジョルジーニョに代わってエンケティアとスミス・ロウ。ガナーズの9番は、オンターゲットゼロでベンチに下がっています。

ククレジャの速いクロスをニコラス・ジャクソンが中央で受け、脇に上がってきたスターリングに預けた決定機は、ガブリエウがカットして事なきをえています。77分、チェルシー守備陣が初めてのミス。ロベルト・サンチェスのパスを右でインターセプトしたデクラン・ライスは、ダイレクトのスーパーショットを左隅に収めました。

アルテタ監督は78分にマルティネッリとウーデゴーアを諦め、トロサールとカイ・ハヴェルツを投入。ポチェッティーノ監督は、84分にスターリングとコール・パルマーをノニ・マドゥエケとリース・ジェームズにスイッチしました。同点ゴールは86分。サカがファーポスト際に入れたクロスを右足でプッシュしたのは、入ったばかりのトロサールでした。

86分、ベン・ホワイトのロングフィードで縦に出たエンケティアは、右足のボレーが惜しくも左にアウト。どちらが勝つかわからなくなったゲームは、追加タイムが7分です。94分のエンケティアのミドルはロベルト・サンチェスがキャッチ。95分にボックス右に出たニコラス・ジャクソンの一撃は、ラヤが素晴らしい反応でストップしています。

2-2のドローという結果をより悔しがっているのは、チェルシーの指揮官と選手たちでしょう。サリバが競り合いで左手を挙げてしまい、ラヤがポジショニングを誤って2-0。ククレジャとマロ・グストがサカとマルティネッリを封じ、センターの2人はウーデゴーアのパスコースを絞り、残り15分まではパーフェクトといっていい試合運びでした。

デクラン・ライスの1発の直前は、2点リードをキープして終わろうとしていたチェルシーがゲームをコントロールし始めており、さすがポチェッティーノと感嘆していたところでした。痛恨のミスで1点差となり、カイ・ハヴェルツからサカにボールが渡ると、ゲームのペースをつかんでいなかったノニ・マドゥエケはフリーでクロスを上げさせてしまいました。

昨冬の入団の経緯を思い起こすと、ムドリクとトロサールが決めてドローという着地は味わい深いものがあります。アルテタ監督は、ラヤを起用し続けるのでしょうか。前に出なくてもいい状況で頭上を越され、致命的なパスミスもあったGKは、戦術的には残したいものの、マネジメント観点では一時的にでも外すのが妥当でしょう。

CLのセヴィージャ戦でラムズデールが選ばれなければ、1月のマーケットがお別れの機会になるのではないかという記事が増えそうです。痛恨のミスでポイントを落としたチェルシーにとっては、巻き返しの手応えを得た一戦。相手のミスに乗じてポイントを拾ったアーセナルにとっては、今後の展開に不安の影を落とすドロー決着でした。


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