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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Fulham×MAN.UTD】91分、ブルーノ・フェルナンデス!苦戦のマン・ユナイテッドは4度めの0-1!

マンチェスターダービーの後、ナイトクラブで自身のバースデーパーティーを楽しんだラシュフォードは、打撲で欠場とアナウンスされています。今季初めて10番が不在のプレミアリーグ11節は、クレイヴン・コテージのフラム戦です。カラバオカップ4回戦で、ニューカッスルに0-3で完敗したばかりのマンチェスター・ユナイテッドは、不安なメンバーでキックオフを迎えています。

GKオナナ、DFワン=ビサカ、マグワイア、ジョニー・エヴァンス、ダロト。2センターはマクトミネイとエリクセン、2列めにアントニー、ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ、最前線はプレミアリーグで未だノーゴールのホイルンドです。開幕以来、ドリブル突破からのシュートが1本しかないアントニーより、メイソン・マウントに期待したいのですが…。

第一次世界大戦の戦没者を追悼するリメンバランスデーの黙祷の後、開始12秒にマグワイアがムニスの肩に頭をぶつけ、自陣でうずくまっています。3分で復帰したCBが落ち着くまで、ペースを落としたチームは、5分過ぎにようやく攻勢に入りました。8分のFKを左に浮かしたのはエリクセン。ガルナチョがダイレクトでファーに送ると、プッシュしたのはマクトミネイでした。

ウインガーはセーフ、しかし手前で関与したと見做されたマグワイアがオフサイドを取られてノーゴール。16分に左からカウンターを仕掛けたウィリアンは打てず、逆サイドでこぼれ球を拾ったハリー・ウィルソンはオフサイドです。CBとオナナのロングフィード以外に攻め手がないマン・ユナイテッドは、25分を過ぎてもシュートがありません。

27分、マグワイアのロングフィードが左のブルーノに届き、縦パスを受けたガルナチョがニアにラストパス。マクトミネイの左足のシュートは、バッシーが足を出してクリアしました。30分のハリー・ウィルソンのミドルは、DFにヒット。32分のCKの競り合いから、ジョニー・エヴァンスがボレーで狙うも、ボールは左に逸れていきました。

33分、カットインしたガルナチョが左に流れたホイルンドに預けると、中央で待っていたブルーノのコントロールショットはレノがキャッチ。38分にカウンターを仕掛けたイオビは、自ら打つしかなくなり、強引なシュートは右に切れていきました。追加タイム1分にアントニーをかわして放ったウィリアンの一撃も、右にアウト。0-0の前半は形勢もイーブンです。

後半開始からのフラムの攻勢に冷静に対応したアウェイチームは、47分に左のガルナチョが中に持ち込んで右足でシュート。イオビの足に当たったボールは、レノが正面で押さえました。センターサークル付近で競り勝ったブルーノが、右のガルナチョに展開したのは51分。左足のクロスは、レノが後ろに弾いてCKです。

57分、右からドリブルで中に入ったのはハリー・ウィルソン。誰も当たりにいかずに決められたニューカッスル戦のウィロックを思い出す状況でしたが、ジョニー・エヴァンスがコースを切って、打たせずにすみました。61分にハリー・ウィルソンの強烈なミドルをビッグセーブでしのいだオナナは、CKの二次攻撃から裏に出たパリーニャの一撃も左に弾き出しました。

63分のCKをダイレクトで合わせたバッシーは、ゴールライン上にいたダロトにクリアされています。63分、アントニーに代わってペリストリ。いつも通り、SBに戻す姿が目立ったウインガーは、シュートもチャンスクリエイトもゼロで、デュエルは3勝8敗です。71分、サイドチェンジを右で受けたペリストリがニアに打ったシュートは、レノが来ると読んでいました。

79分、エリクセンとホイルンドが下がり、メイソン・マウントとマルシアル。83分のブルーノのFKは、レノが左に飛んでセーブしました。ペリストリが右から仕掛けたのは90分。フラムの守備陣が3度もクリアを相手にぶつけてしまい、ボックス手前から出したブルーノの縦パスは失敗かと思いきや、こぼれ球を拾ったペリストリが8番に戻しました。

切り返しで2人をかわすと、右隅を狙ったシュートはレノの手を弾いてゴールイン!テン・ハフ監督の最後の策は、ガルナチョに代えてヴァランです。14位のクラブに18本も打たれたアウェイチームは、必死のクリアを連発してリードを死守。今季プレミアリーグの6勝は、すべて1点差の接戦で、CLも入れれば0-1は4度めです。

オナナのセービングとガルナチョのチャレンジ以外に、見るべきものがなかった一戦でしたが、最後の1発で救われました。不振に陥っている今、最高の良薬は3ポイントです。諦めずにボールを追ってゴールのきっかけを作ったペリストリ、ワンチャンスを活かしたキャプテン、ビッグセーブで希望をつないだオナナ、体を張って守り切ったマグワイアを拍手で称えたいと思います。

11月の残り4試合は、コペンハーゲン、ルートン、エヴァートン、ガラタサライ。昨季なら悠々と勝てる相手です。4連勝を決められれば、プレミアリーグのTOP4争いもCLのノックアウトラウンド進出も見えてきます。今のチームは、中盤を省略して前線で紛れを起こすか、カウンターに活路を見出すしかないとリアリズムに徹して、何とか勝ち続けてもらえればと願っています。


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