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【MAN.CITY×Liverpool】ハーランド先制、アーノルドが同点!サイドで争った首位攻防戦はドロー決着!

インターナショナルブレイクが明け、プレミアリーグ2023-24シーズンがいよいよ再開。ランチタイムキックオフの最初のゲームは、マンチェスター・シティVSリヴァプールの首位攻防戦です。エティハドで迎え撃つペップはベストメンバー。アウェイでは2勝3分1敗のクロップ監督のチームは、ロバートソンの欠場以外に懸念はありません。

9勝1分2敗で首位をキープしているマン・シティから、スタメンをチェックしておきましょう。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ルベン・ディアス、アカンジ、ナタン・アケ。中盤センターにロドリとベルナルド・シウヴァ、2列めにフォーデン、フリアン・アルバレス、ジェレミー・ドク、最前線にプレミアリーグ12戦13発のハーランドという布陣です。

対するリヴァプールは、ダルウィン・ヌニェスとサラーのコンビネーションに注目です。アリソン、アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ツィミカス、マック・アリスター、ショボスライ、カーティス・ジョーンズ、サラー、ジョッタ、ダルウィン・ヌニェス。ジェレミー・ドクがドリブルで仕掛けた立ち上がりの猛攻は、2本の速いクロスをカットされています。

ナタン・アケとカイル・ウォーカーが左右に張り、執拗にサイドを攻めるマン・シティ。プレスをかいくぐって直線的に攻めようとするレッズは、縦のボールが入りません。11分に、アリソンのミスパスをボックス右隅で奪ったのはフォーデン。切り返しからの左足シュートはGKの正面です。レッズの最初のチャンスは16分。中央からドリブルで上がったのはマティプです。

ボックス手前に入ったCBが右のサラーに預けると、クロスに競り勝ったダルウィン・ヌニェスのヘッドはエデルソンが右手を伸ばしてセーブ。直後、中央に斬り込んだショボスライが左のダルウィン・ヌニェスにラストパスを通すと、ボックスに入って打とうとしたストライカーは、戻ってきたルベン・ディアスに奪われました。

22分にアーノルドをかわしたドクのグラウンダーは、アリソンがカット。サラーが戻ってケアしているウインガーは、1対1にすると一瞬のスピードで突破されそうになります。マン・シティが先制したのは27分。アリソンがパントをミスしてしまい、左で奪ったナタン・アケが中央のハーランドにラストパスを通すと、左足のシュートは守護神の左手に当たって右隅に決まりました。

32分、アーノルドを切り返しで振り切ったドクがカットイン。右足のコントロールシュートは、マティプが足に当ててCKです。1分後、左のダルウィン・ヌニェスにロングフィードが通って3対3。ボールを大事にしすぎた9番はサラーに渡すのが遅れ、ボックス右からジョッタに出したラストパスは通りませんでした。

35分に敵陣左で奪ったショボスライが縦に転がすと、左に流れたダルウィン・ヌニェスのシュートはニアにアウト。42分、中央をスプリントしたドクの選択は、左のハーランドか右のフリアン・アルバレスか。パスを受けたアルゼンチン代表は、力んだシュートを左に外してしまいました。44分に右からカットインしたフォーデンのミドルは、アリソンがぎりぎりで触ってCKです。

前半は1-0、ポゼッションは62%対38%、シュートは5対4、オンターゲットは4対1。後半の立ち上がりは、レッズのポゼッションです。52分にハーランド、フリアン・アルバレス、ドクと左につながったカウンターは、マック・アリスターを抜いたウインガーのグラウンダーがフリアン・アルバレスに通るも、左足のフィニッシュは浮いてしまいました。

足を痛めたジョッタが座り込んだのは53分。カーティス・ジョーンズとともに下がり、ルイス・ディアスとフラーフェンベルフがピッチに入っています。60分のダルウィン・ヌニェスのミドルは、ベルナルド・シウヴァがブロック。直後、ツィミカスのCKを叩いたファン・ダイクのヘッドはエデルソンの正面です。

ドクとアーノルドが対峙したのは65分。クロスをハーランドが競り、こぼれ球のクリアをカットしたロドリが右足を振り抜くと、フラーフェンベルフに当たったボールは左ポストの脇を抜けていきました。右サイドのサラーが、斜めのパスをボックスに入れたのは72分。ダルウィン・ヌニェスがニアに蹴ったボールは、エデルソンが外に弾き出しています。

73分にショボスライが下がり、コーディー・ガクポ。76分の右からのFKをフリアン・アルバレスがニアに浮かすと、ハーランドのヘッドはバーを越えていきました。レッズの同点ゴールは80分。ドクのグラウンダーをニアで触ったハーランドをアリソンが止めた直後でした。右に流れたクロスをサラーがアーノルドに落とすと、ボックス右手前からの一撃が左隅に決まりました。

83分、フリアン・アルバレスが左から巻いたFKは壁にヒット。84分にマック・アリスターとダルウィン・ヌニェスが下がり、エリオットと遠藤航です。攻めのカードを持っていないペップは、90分を過ぎてもカードを切らず。95分、ロドリが右から浮かしたボールをボックス右のドクがニアに落とすと、ベルナルド・シウヴァのダイレクトショットはマティプがブロックしました。

キックが不調だったアリソンがハムストリングを押さえたのは、97分。フリアン・アリバレスのCKはハーランドにぴったりでしたが、頭で滑らせたボールは左に逸れていきました。後半のマン・シティはオンターゲット1本に終わり、1-1ドロー。ドリブル成功11回という驚異の数字を残したジェレミー・ドクに7回抜かれたアーノルドは、ゴールで意地を見せました。

シュート5本を記録したハーランドはパスが7本しかなく、チャンスメイク3回と1アシストのサラーは、おとりに徹したかのようにシュートゼロ。ナタン・アケが上がらなかったのは、サラーが怖かったからではなく、ドクとアーノルドを1対1にするためでしょう。サイドの攻防はホームチームの勝ち。しかしサラーとアーノルドは、振り回されるだけでは終わりませんでした。

レッズのCBコンビは、ハーランドに間に入られた失点シーン以外は、クロスとシュートのコースを的確に切っていました。シュート数16対8と圧倒したペップにとっては悔しいドロー。手応えを感じられる90分を過ごしたクロップは、悪くないドローといえるのではないでしょうか。プレミアリーグ2023-24シーズンの優勝争いは、もうしばらく混戦が続きます。


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