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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Everton×MAN.UTD】おお、ガルナチョ!美しいゴールと素晴らしい雰囲気に心を揺さぶられた97分。

得失点差はエヴァートンが上!今季プレミアリーグ12試合で13ゴールしか決めていないマンチェスター・ユナイテッドは、勝ち点10を剥奪された手負いのチームに勝ち切れるでしょうか。グディソン・パークでは1勝1分4敗と不振のチームに、負けるわけにはいかないのですが…。

GKオナナ、DFダロト、リンデロフ、マグワイア、ルーク・ショー。2センターにマクトミネイとメイヌー、2列めはラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ、最前線はマルシアル。立ち上がりから攻めていたマンチェスター・ユナイテッドは、3分にいきなり先制しました。リンデロフのロングフィードを右サイドで受けたのはラシュフォードです。

ボールを足元に収めた10番が、内側から追い越していったダロトにパス。クロスがファーに上がると、待っていたのはガルナチョでした。あまりにも美しいオーバーヘッドがピックフォードの指先を越え、右隅へ。ウェイン・ルーニーを思い出させるスーパーショットを決めた19歳のゴールセレブレーションは、スタンドに向かって胸を張るクリスティアーノ・ロナウドでした。

今季プレミアリーグのゴール・オブ・ザ・シーズンは、これで決まりでしょう。リードされたホームチームは、失われた10ポイントを取り戻すべく反撃に出ます。10分に縦パスで右から抜けたのは、カルヴァート=ルーウィン。ボックス右でリンデロフをかわして放ったシュートは、オナナがキャッチしました。

アウェイチームの13分に得た右からのCKは、サインプレー。ブルーノがボックスの外に送ると、ルーク・ショーのダイレクトショットはクロスバーをかすめてゴール裏に消えていきます。10分までポゼッション70%と主導権を握っていたマンチェスター・ユナイテッドは、エヴァートンのプレスにパスコースを切られ、受けにまわる時間が長くなっています。

25分、FKのクリアを叩いたマイコレンコのミドルは、左にアウト。30分からのホームチームのラッシュは強烈でした。CKからのカルヴァート=ルーウィンのヘッドはオナナがキャッチ。タルコフスキーが中央に入れたロングフィードのこぼれ球にカルヴァート=ルーウィンが反応し、右隅を狙ったシュートはオナナが左に弾き出しています

詰めたマクニールのシュートをオナナが体に当て、マグワイアに触れたボールがゴール前に流れると、グイェに先着したメイヌーがぎりぎりでクリア。1分後、左からドリブルで上がったマクニールのグラウンダーをドゥクレが中央で合わせると、右隅に向かったボールをオナナは見送るしかありません。ポストの外を抜けたのを見たドゥクレは、顔を覆って悔しがっています

チャントが埋もれるほどの大歓声が続くグディソン・パーク。アシュリー・ヤングのクロスに合わせた41分のカルヴァート=ルーウィンのヘッドは、オナナの頭上を越えていきました。直後、マクニールの浮き球を収めたカルヴァート=ルーウィンが縦に持ち込み、中にいたドゥクレが右脇のグイェにつなぐと、右足のフィニッシュはアウトにかかって外に逸れていきました。

耐え抜いたという言葉がぴったりの前半は、0-1のままでハーフタイム。シュート数10対2、オンターゲット2対1というスタッツは、先制してからのマン・ユナイテッドがいかに劣勢だったかを示しています。テン・ハフ監督が使える攻撃の手札はペリストリとファン・デ・ベークのみ。ひとたび追いつかれたら、ドローで終えるのが精一杯になりそうです。

47分のマクトミネイのミドルは、クロスバーを越えていきます。右に出ていたマグワイアがマルシアルに預けたのは52分。ブルーノに預けた9番はボックスの入り口でリターンをもらうと、アシュリー・ヤングの足に引っかかって転倒しました。最初のジャッジはシミュレーションでイエロー。VARの検証は時間がかかっています。

マルシアルは自分から足をかけたのか、古巣対決のベテランが足を出したのか。ブーイングのなかでオンフィールドレビューが行われ、ファイナルアンサーはPKです。ブルーノ・フェルナンデスは、今季プレミアリーグで1ゴールのラシュフォードに譲り、10番のキックがゴール左上に突き刺さりました。

今日の両者を見ると、残り30分で2点はちょうどいいハンディキャップに感じられます。57分、グイェがアウトにかけたミドルは、オナナがビッグセーブ。ここまでリードをキープできているのは、守護神とメイヌーの手柄です。61分、アシュリー・ヤングがゴールライン際からファーにクロス。ダロトのクリアを叩いたマイコレンコのボレーは、左に切れていきました。

64分のショートコーナーから、ボックス右のダロトがフリーになったチャンスは、クロスを受けたガルナチョの右足ボレーがミスキック。71分にリンデロフの縦パスで左から抜けたラシュフォードは、逆サイドに素晴らしいクロスを送りますが、走り込んだガルナチョのボレーは外からサイドネットに当たっています。

テン・ハフ監督とショーン・ダイク監督が動いたのは、73分。ホームチームはマクニールとアシュリー・ヤングをダンジュマとパターソン、アウェイチームはガルナチョとメイヌーをペリストリとアムラバトです。マンチェスター・ユナイテッドの3点めが決まったのは、カードを切った2分後でした。

右サイドのペリストリが、寄ってきたブルーノにパス。ボックスに入ったマルシアルの足元に出した斜めのラストパスは完璧でした。ピックフォードの立ち位置を見たマルシアルが右に流し込んで勝負あり。このタイミングでルーク・ショーをワン=ビサカに代えたのは、負傷明けのSBに無理をさせたくなかったからでしょう。

77分のマイコレンコのミドルは、クロスバーにヒット。エヴァートンは諦めていません。0-3とは思えない激闘が続くグディソン・パーク。ハイテンションのチャントが止む気配はありません。マルシアルがハンニバル・メイブリに後を譲ったのは84分。直後に右からカットインしたペリストリの一撃をピックフォードが止めてから、97分に笛が鳴るまでのシュートは10本です。

94分のCKからの4連打が決まらず、0-3で決着。サポーターの後押しを受けた青いシャツの選手たちは、何とかゴールを決めて応えたかったのでしょう。クリーンシートでプレミアリーグ3連勝のチームに笑顔がなかったのは、あまりにも厳しい試合だったからか、自分たちが主役ではないとわかっていたからか。どうしても勝ちたかった両者の必死さに、心が揺さぶられた97分でした。

ポゼッションは50対50、パス本数は433対433、しかしシュートは24対9。いくらでも弱点を指摘できそうな内容ではありましたが、もうしばらくガルナチョの超絶ショットと久々の3発の喜びに浸っていたい気分です。グディソン・パークは、今もチャントが鳴り響いています。このチームは残留する…ビジターにもそんな思いを抱かせる素晴らしいサポートでした。


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