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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Liverpool×Burnley】ダルウィン・ヌニェス&ジョッタ!リヴァプールは19位に完勝で暫定首位!

ボクシングデー開催のプレミアリーグ19節。2位リヴァプールは、19位バーンリーの本拠地ターフ・ムーアでキックオフを迎えています。ロバートソンとツィミカスを失ったクロップ監督は、左SBにジョー・ゴメスを起用。遠藤航は公式戦で7試合連続の先発となります。

まずはレッズのスタメンを紹介しましょう。GKアリソン、DFアーノルド、クアンサー、ファン・ダイク、ジョー・ゴメス、MF遠藤航、フラーフェンベルフ、エリオット、FWサラー、ガクポ、ダルウィン・ヌニェス。ベンチには復帰したジョッタの姿があり、コナテ、ショボスライ、カーティス・ジョーンズも先発のリストから外れています。

レッズの最初のシュートは4分。右サイドのサラーからフラーフェンベルフ、エリオットと中につながり、ニアを狙った左足のミドルはGKトラフォードがセーブしました。先制は6分、左サイドから上がったガクポがボックスの左手前に転がすと、ダルウィン・ヌニェスのダイレクトショットが右隅に決まりました。

8分にも、左からガクポがチャレンジ。カットされたボールをダルウィン・ヌニェスが拾い、右にいたサラーの前に転がすと、右足で直接プッシュしたボールはGKが左に飛んでゴール裏に弾き出しています。ガクポは好調のようで、アーノルドのロングフィードを追った10分のチャンスも、ヴィチーニョをかわして合わせた左足ボレーがニアポストの外を抜けていきました。

16分、敵陣のボックス手前で奪ったのはフラーフェンベルフ。ダイレクトパスでGKと向き合ったダルウィン・ヌニェスは、コースがないと見て出したヒールキックをカットされています。エリオットが右足で打ったミドルがDFに当たり、ガクポが詰めたのは21分。追加点かと思いきや、トラフォードが間合いを詰めて足に当て、ピンチをしのぎました。

エリオットの速い縦パスをサラーがボックス右に流し、ダルウィン・ヌニェスがヒールで中央に転がしたのは29分。競り合いのこぼれ球を拾ったガクポの一撃はトラフォードがセーブし、9番のパスを受けてネットに突き刺した2発めは、直前のファールでノーゴールです。33分、自陣左のガクポが逆サイドのサラーを走らせると、左足のボレーはクロスバーにヒットしました。

40分、ダルウィン・ヌニェスのパスをボックスの入り口で受けた遠藤航は、左足のコントロールショットをトラフォードにセーブされています。直前にボールロストでピンチを招いたセントラルMFは、判断が遅れるシーンが多いのが気になります。42分に遠藤が左から仕掛けたアタックは逆サイドにつながり、エリオットのパスを受けたサラーのシュートはGKに止められています。

前半は0-1、シュート数は2対14、オンターゲットは0対8後半開始から3分も経たないうちに、レッズが主導権を握っています。遠藤、アーノルド、クアンサー、ファン・ダイクがダイヤモンドを形成するレッズのビルドアップは落ち着いており、バーンリーがカウンターを仕掛けるシーンはありません。

55分、遠藤の速い縦パスがサラーに通り、落としを受けたエリオットが右に展開。フラーフェンベルフのグラウンダーをエリオットが右のポスト際に決めますが、GKの視界を遮っていたサラーがオフサイドを取られました。遠藤のクリアをサラーがゴール前に持ち込んだ58分のチャンスは、追いかけたテイラーがぎりぎりで触り、トラフォードが懐に収めました。

グズムンドソンがピッチに入った61分から、バーンリーが押し返し始めています。ベンチの前で戦術を確認しているのは、ショボスライ、ルイス・ディアス、カーティス・ジョーンズ。この動きを気にしていたダルウィン・ヌニェスはセーフで、サンデル・ベルゲのきわどいシュートが左に外れた直後の67分に下がったのは、エリオット、ガクポ、フラーフェンベルフです。

バーンリーの決定機は68分。左サイドでアーノルドを抜いたオドベールがファーにクロスを送ると、グズムンドソンのヘッドは浮いてしまいました。72分、右に出たアーノルドがファーにロングフィード。カーティス・ジョーンズが頭で折り返すと、右ポスト際に詰めたショボスライは枠に収められず、ホームチームの希望がつながりました。

82分、遠藤の縦パスから前を向いたショボスライのミドルは、右にアウト。84分にダルウィン・ヌニェスが下がり、ジョッタがプレミアリーグに戻ってきました。87分、遠藤のミスパスを敵陣中央でカットしたのはラーセン。すかさず放ったミドルは、左ポストすれすれを抜けていきます。直後、左から抜け出したルイス・ディアスの一撃は、GKが足でブロックしました。

アウェイチームの追加点は90分。ロングフィードに対応したオシェイのトラップを遠藤が奪ったのがきっかけでした。ジョッタが左のルイス・ディアスに展開し、切り返しから打とうとした7番が諦めてヒールで流すと、外にまわったジョッタが角度のないところからトラフォードの股間を抜きました。後半は押されるシーンもありましたが、レッズ完勝といっていいでしょう。

早い時間に決定機を活かせれば、大勝もあったのではないでしょうか。最後まで安心できない展開となったものの、最終ラインは終始安定しており、バーンリーをオンターゲットゼロに抑えました。ダルウィン・ヌニェスとジョッタのゴールは大きな収穫。決められなかったガクポも動きはよく、今後に期待を抱かせるパフォーマンスでした。

自陣でのロストとミスパスがあった遠藤ですが、オフサイドになったゴールシーンの縦パスと2点めを生んだインターセプトは見事。最終ラインからボールが集まるようになっており、さらに判断スピードを上げられれば攻撃時の貢献度を高められるでしょう。プレミアリーグで12戦連続無敗のチームが2023年を首位で終えられるかどうかは、ガナーズVSハマーズの結果次第です。


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