イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Everton×MAN.CITY】エヴァートンに逆転勝利!4位のマン・シティは、実は昨季より好ポジション!

前半を終えて1-0。グディソン・パークに乗り込んだマンチェスター・シティがリードされています。サウジアラビアのジッダで開催されたクラブワールドカップを制したチャンピオンは、直近のプレミアリーグで1勝4分1敗とスローダウンし、暫定ながら5位に転落していました。

対するエヴァートンは、12月に入ってからニューカッスルとチェルシーを撃破し、4勝1敗と絶好調。ショーン・ダイク監督によって守備力が高まっており、ハーランドを欠いたチームの敗戦と予想したプレミアリーグファンも少なくないでしょう。このままのスコアでタイムアップとなれば、MVPは間違いなくジョーダン・ピックフォードです。

開始4分、カイル・ウォーカーのサイドチェンジが左サイドのグリーリッシュに通り、ボックス左に入った10番がニアのフリアン・アルバレスにラストパス。タルコフスキーをかわして放ったシュートはピックフォードがセーブし、こぼれ球に左足を振り抜いたフォーデンは、ジェームズ・ガーナーにブロックされました。

グリーリッシュのドリブルがトリガーとなった14分の速攻も、ヒーローは守護神でした。フリアン・アルバレスから右のフォーデンにつながり、フリーのシュートをピックフォードが足でストップすると、リバウンドをダイレクトで叩いたフリアン・アルバレスのボレーも、体勢を立て直したGKが左足で触ってCKです。

24分にグリーリッシュがボックス左に持ち込み、GKの読みを外すトーキックで脇を狙うと、絶好調の守護神は左手を伸ばして弾き出すビッグセーブ。エヴァートンが先制したのは28分でした。マクニールのパスをカットしたアカンジがベルナルド・シウヴァに出したボールは厳しく、ぎりぎりでトラップしたMFはジェームズ・ガーナーに奪われてしまいます。

前線でパスを受けたベトからロドリが奪ったのですが、無理やりつなごうとしたところをマクニールが再び奪取。ニアに入ったクラウンダーに先着したジャック・ハリソンが軽いタッチでネットを揺らしました。11月に入ってから、守備のミスが目立つようになったマン・シティは、プレミアリーグで8戦連続となる失点です。

前半のポゼッションは26%対74%、シュートは4対12、オンターゲットは2対4。後半に入ってからも押し続けたアウェイチームは、53分に同点に追いつきました。ボックスの右手前から、ニアポスト際に突き刺したのはフォーデン。さらに1分後、フリアン・アルバレスの高速グラウンダーにニアのフォーデンが触ると、ボールはファーポストをかすめて外に抜けていきました。

61分のフリアン・アルバレスのFKは、ピックフォードが右に飛んでセーブ。チャンスを創れないエヴァートンは、62分にPKを献上してしまいます。左からのCKを守護神がパンチ。ダイレクトで叩いたフォーデンのシュートをジェームズ・ガーナーがブロックすると、こぼれ球に先着したナタン・アケの一撃がオナナが挙げた手に当たりました

フリアン・アルバレスのど真ん中へのキックに、ピックフォードは足を残して触ったのですが…。この日のエヴァートンに、追いつく力はありません。ボックスの左に出たGKのキックを、フリアン・アルバレスが足に当てたのは86分。拾ったベルナルド・シウヴァがGKの頭上に浮かし、ボールは無人のゴールに向かって落下していきました。

勝ったマン・シティは37ポイントで4位に復帰。1試合消化が多い3位ヴィラとは2ポイント差で、アーセナルと8ポイント差だった昨季よりいいポジションで前半戦を終えられそうです。年が明けたらすぐに、ハーランド、デブライネ、ジェレミー・ドクが戻ってくるチームは、毎年恒例の連勝モードに突入するのでしょうか。プレミアリーグ2023-24シーズンは、今のところは混戦です。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す