2024.03.04 プレミアリーグ観戦記2023-24プレミアリーグ観戦記
【Tottenham×Crystal Palace】おめでとうヴェルナー!移籍後の初ゴールは、チームを救う貴重な1発!
残り15分を切っても0-1。13位クリスタル・パレスとのホームゲームを落とせば、2時間半後にルートンと戦う4位アストン・ヴィラとの差が8ポイントに開く可能性があります。トッテナムは、負けるわけにはいきませんでした。そして彼も、絶対にゴールが必要でした。
1月にライプツィヒから加わったティモ・ヴェルナーは、プレミアリーグ復帰後の5戦をノーゴールで終えています。マンチェスター・ユナイテッド戦とブレントフォード戦でリーグ戦連続アシストという上々のスタートを切ったものの、エヴァートン戦ではシュートを打てず、2-2ドロー。ブライトン戦は1-1に追いついた直後の62分に、クルゼフスキとともにベンチに退いています。
彼らの後を継いだのは、アジア大会から戻ってきたソン・フンミンと、フィット感が高まってきたブレナン・ジョンソン。96分の決勝ゴールは、左サイドを突破したキャプテンのグラウンダーを、ブレナン・ジョンソンが押し込んだ美しい速攻でした。5戦めとなるウルヴス戦はソン・フンミンに押し出され、ついにベンチスタート。19分の出場で、インパクトを残せませんでした。
2020年の夏に、4750万ポンドでチェルシーに移籍したヴェルナーは、ビッグチャンスでのミスが目立ち、2年後にライプツィヒにUターン。この時の移籍金は、2500万ポンドに目減りしています。ブンデスリーガなら、ゴールを量産するかと思われたのですが、初年度は27戦9発で今季は8戦2発。トッテナムの買い取りオプションは、1500万ポンドと報じられています。
2度めのロンドンで成功しなければ、主要リーグのトップチームからは声がかからなくなりそうです。ウルヴス戦のキックオフのピッチに立つソン・フンミン、ジェームズ・マディソン、クルゼフスキ、リシャルリソンを見て、ヴェルナーは焦っていたのではないでしょうか。このままサブのメンバーになり、半年で居場所を失うかもしれない…。
この試合で負傷したリシャルリソンの離脱は、チームにとっては痛手ですが、28歳のバースデーを目前にしたアタッカーにとってはチャンスです。ロンドンダービーで先発に復帰したヴェルナーが、決定機をつかんだのは18分。ベンタンクールがエゼのドリブルをカットし、拾ったソン・フンミンが前線に送ると、完璧なトラップから加速した16番は独走状態になりました。
GKサム・ジョンストンと向き合ったボックスの入り口で左に流し込めば、あっさり決まっていたのではないかと思われます。右に進路を取り、GKをかわそうとしたヴェルナーは、打つ瞬間に出されたグローブに当ててしまいました。ソン・フンミンとジェームズ・マディソンに激励されたドイツ代表が2度めの決定機を得たのは、エゼのFKでビハインドを背負った直後の62分です。
右からグラウンダーを入れたのはクルゼフスキ。52分に同じ形でダイレクトショットを右ポストに当てていたソン・フンミンは、迷わず左のヴェルナーに流しました。ムニョスが必死で足を出してきたのが見えていたはずで、ダイレクトショットはGKのセーブかWBのブロックの二択です。右足アウトで中に出して打っていればと悔やまれるシーンでした。
3度めのチャンスは77分。右サイドでブレナン・ジョンソンがアンデルセンから奪い、慌てて寄ってきたレルマの軽いチャージをかわした瞬間、ファーにいたヴェルナーは下がってもらおうとしていました。しかし、中央のソン・フンミンが同じ動きでウォードのマークを外そうとしています。ここにはこないと察知したウインガーは作戦を変え、WBの外にまわり込みました。
完璧な高速グラウンダーが足元へ。今度こそダイレクトが正解です。スパーズに移籍後、初めての1発は、苦しんでいたチームを救う同点ゴールでした。3分後、ジェームズ・マディソンが右からゴール前に浮かすと、FKの流れで前線に残っていたロメロが頭で合わせて逆転。88分には、ブレナン・ジョンソンの縦パスで独走したソン・フンミンが右隅に収め、勝負は決しました。
「チームメイトたちは、ハーフタイムに僕の背中を後押しして、このまま行くべきだといってくれたんだ。ミスをしても、何もいわない仲間がいるのは、いい気分だ。彼らにはサポートしようとする姿勢がある。それは僕だけでなく、チーム全体の支えになる」
1試合消化が多いアストン・ヴィラとの差は5ポイント。次節の直接対決に勝てば、CL出場権に近づきます。ティモ・ヴェルナーは、次も先発でしょう。ライバルを撃破する貴重なゴールを決めれば、彼の未来も大きく開けてきます。ヴィラ・パークの一戦でも、スパーズで復活を期すウインガーのパフォーマンスに注目したいと思います。
1月にライプツィヒから加わったティモ・ヴェルナーは、プレミアリーグ復帰後の5戦をノーゴールで終えています。マンチェスター・ユナイテッド戦とブレントフォード戦でリーグ戦連続アシストという上々のスタートを切ったものの、エヴァートン戦ではシュートを打てず、2-2ドロー。ブライトン戦は1-1に追いついた直後の62分に、クルゼフスキとともにベンチに退いています。
彼らの後を継いだのは、アジア大会から戻ってきたソン・フンミンと、フィット感が高まってきたブレナン・ジョンソン。96分の決勝ゴールは、左サイドを突破したキャプテンのグラウンダーを、ブレナン・ジョンソンが押し込んだ美しい速攻でした。5戦めとなるウルヴス戦はソン・フンミンに押し出され、ついにベンチスタート。19分の出場で、インパクトを残せませんでした。
2020年の夏に、4750万ポンドでチェルシーに移籍したヴェルナーは、ビッグチャンスでのミスが目立ち、2年後にライプツィヒにUターン。この時の移籍金は、2500万ポンドに目減りしています。ブンデスリーガなら、ゴールを量産するかと思われたのですが、初年度は27戦9発で今季は8戦2発。トッテナムの買い取りオプションは、1500万ポンドと報じられています。
2度めのロンドンで成功しなければ、主要リーグのトップチームからは声がかからなくなりそうです。ウルヴス戦のキックオフのピッチに立つソン・フンミン、ジェームズ・マディソン、クルゼフスキ、リシャルリソンを見て、ヴェルナーは焦っていたのではないでしょうか。このままサブのメンバーになり、半年で居場所を失うかもしれない…。
この試合で負傷したリシャルリソンの離脱は、チームにとっては痛手ですが、28歳のバースデーを目前にしたアタッカーにとってはチャンスです。ロンドンダービーで先発に復帰したヴェルナーが、決定機をつかんだのは18分。ベンタンクールがエゼのドリブルをカットし、拾ったソン・フンミンが前線に送ると、完璧なトラップから加速した16番は独走状態になりました。
GKサム・ジョンストンと向き合ったボックスの入り口で左に流し込めば、あっさり決まっていたのではないかと思われます。右に進路を取り、GKをかわそうとしたヴェルナーは、打つ瞬間に出されたグローブに当ててしまいました。ソン・フンミンとジェームズ・マディソンに激励されたドイツ代表が2度めの決定機を得たのは、エゼのFKでビハインドを背負った直後の62分です。
右からグラウンダーを入れたのはクルゼフスキ。52分に同じ形でダイレクトショットを右ポストに当てていたソン・フンミンは、迷わず左のヴェルナーに流しました。ムニョスが必死で足を出してきたのが見えていたはずで、ダイレクトショットはGKのセーブかWBのブロックの二択です。右足アウトで中に出して打っていればと悔やまれるシーンでした。
3度めのチャンスは77分。右サイドでブレナン・ジョンソンがアンデルセンから奪い、慌てて寄ってきたレルマの軽いチャージをかわした瞬間、ファーにいたヴェルナーは下がってもらおうとしていました。しかし、中央のソン・フンミンが同じ動きでウォードのマークを外そうとしています。ここにはこないと察知したウインガーは作戦を変え、WBの外にまわり込みました。
完璧な高速グラウンダーが足元へ。今度こそダイレクトが正解です。スパーズに移籍後、初めての1発は、苦しんでいたチームを救う同点ゴールでした。3分後、ジェームズ・マディソンが右からゴール前に浮かすと、FKの流れで前線に残っていたロメロが頭で合わせて逆転。88分には、ブレナン・ジョンソンの縦パスで独走したソン・フンミンが右隅に収め、勝負は決しました。
「チームメイトたちは、ハーフタイムに僕の背中を後押しして、このまま行くべきだといってくれたんだ。ミスをしても、何もいわない仲間がいるのは、いい気分だ。彼らにはサポートしようとする姿勢がある。それは僕だけでなく、チーム全体の支えになる」
1試合消化が多いアストン・ヴィラとの差は5ポイント。次節の直接対決に勝てば、CL出場権に近づきます。ティモ・ヴェルナーは、次も先発でしょう。ライバルを撃破する貴重なゴールを決めれば、彼の未来も大きく開けてきます。ヴィラ・パークの一戦でも、スパーズで復活を期すウインガーのパフォーマンスに注目したいと思います。
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