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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Brighton×Arsenal】好調カイ・ハヴェルツが1ゴール1アシスト!アーセナルは3発快勝でCLへ!

前節のルートン戦でターンオーバーを敢行したアルテタ監督は、マン・シティ戦で先発した主軸に戻しています。プレミアリーグ32節、ブライトンVSアーセナル。ソリー・マーチ、三笘薫、エヴァン・ファーガソン、ビリー・ギルモア、ミルナーが離脱しているホームチームは、ヤクブ・モデルとバレバを中盤に配する苦しい布陣です。

ブライトンとは対照的に、年明けのプレミアリーグで9勝1分と好調のアーセナルは、立ち上がりから押しています。GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ、MFジョルジーニョ、デクラン・ライス、ウーデゴーア、FWサカ、カイ・ハヴェルツ、ジェズス。2分に左からのFKをウーデゴーアが中に入れると、ガブリエウのヘッドは左に外れました。

最初のピンチをしのいだブライトンは、前からのプレスでパスコースを絞っています。ジンチェンコは中央に入らず左サイド。アディングラ、ランプティと縦につながった9分のチャンスは、中央に出たラストパスに走り込んだエンシーソが打ち上げてしまいました。ファン・ヘッケからウェルベックに楔のパスが通ったのは10分。脇にいたモデルのミドルは左に切れていきました。

12分、ジョルジーニョが右のベン・ホワイトに展開すると、スルーパスで抜け出したサカがカットインからゴール前へ。ルイス・ダンクをかわして得意の形に持ち込みますが、左隅を狙ったシュートは枠にいきませんでした。直後、右のサカがボックス手前に転がすと、ジェズスのダイレクトショットはGKフェルブルッヘンが左に飛んで外に弾き出しています。

15分には、ジョルジーニョのロングフィードがラインの裏に出たカイ・ハヴェルツへ。右に流れた29番がファーに浮かすと、ジェズスはヘディングをコントロールできず、ボールは右に逸れていきます。17分に右から仕掛けたアディングラは、ジンチェンコをかわして放った左足シュートがファーポストの外に抜けていきました。

21分、サカが蹴った右からのCKはファーのガブリエウへ。枠に収めればOKだった左足のボレーはミスタッチで、CBはファールを主張しています。ファン・ヘッケが前線のウェルベックにパスを入れたのは25分。ボックス右に出たボールを追ったランプティは、飛び出したラヤにコースを切られ、倒れた際に足を痛めたようです。

ピッチに座り込んだSBは、治療を終えて戻ってきたのですが、32分に左からドリブルで仕掛けたジェズスの足を引っかけてしまいました。PKを左隅に決めたサカは、今季プレミアリーグで14ゴール。41分に左足を痛めたガブリエウは、ピッチに戻ってきてからも気にしています。44分に左から放ったエンシーソのミドルは、ラヤが左に弾き出すビッグセーブで失点を回避しました。

7分の追加タイムに入り、執拗に右サイドを攻めたアーセナルは、ラストパスが味方に通らずハーフタイムを迎えました。0-1の前半はシュート数が6対9、オンターゲットは1対2。後半開始直後、ジェズスの不用意なパスをカットして上がったエンシーソのミドルは、ラヤが冷静にキャッチしています。

48分、右サイドで縦に勝負したカイ・ハヴェルツがファーにクロス。ジェズスのヘッドはニアポストの外です。51分、CKのクリアをボックス左で足元に収めたエストゥピニャンは、左足のシュートがファーに流れていきました。ジョルジーニョが右のカイ・ハヴェルツを使ったのは54分。落としを受けたウーデゴーアの右足のシュートは、フェルブルッケンが上に弾き出しました。

ガナーズの追加点は62分、右サイドで奪い返したジョルジーニョが、ウーデゴーアがキープした瞬間、ボックス右を指差しながら走り込んできました。きれいな縦パスをもらった20番はフリーで、ニアに入ってきたカイ・ハヴェルツに完璧なグラウンダーを通しました。右足でプッシュしたレフティは、直近のプレミアリーグ7試合で5ゴール3アシストと絶好調です。

0-2になった直後、アルテタ監督はジェズスとサカを下げ、マルティネッリとトロサールを投入。71分に左からカットインしたトロサールがニアを狙うと、フェルブルッケンが右手を伸ばしてCKに逃れました。72分、ジンチェンコに代わって冨安健洋。攻め続けるブライトンは、打てるエリアでパスを通せません。

勝負が決したのは86分。ルイス・ダンクの横パスを狙ったトロサールがパスカル・グロスのトラップを引っかけ、こぼれたボールをカイ・ハヴェルツが前に送ると、19番は独走となりました。GKの動きを見て、右足で浮かした今季プレミアリーグ8発めはパーフェクト。88分に自陣からボックス手前まで持ち込んだデクラン・ライスのミドルは、DFに当たってCKです。

89分にカイ・ハヴェルツとウーデゴーアがお役御免となり、エンケティアとファビオ・ヴィエイラ。92分にジョアン・ペドロのシュートをブロックしたガブリエウに、チームメイトが駆け寄って称えています。アーセナル、0-3快勝。前節でひとつ詰められたマン・シティとの得失点差を11に戻しました。

昨季までの2年は、公式戦5試合で1勝1分3敗。苦手だったブライトンにダブル達成です。1ゴール1アシスト、チャンスクリエイト4回のカイ・ハヴェルツは前線に流動性をもたらし、サカとジェズスのシュートチャンスを演出。デクラン・ライスは攻守ともに効いており、ジョルジーニョは2点めをアシストしています。2点リードからのブライトンの攻勢も、安心して見ていられました。

チームNo.1のシュート5本を記録したガブリエウは、序盤のセットピースで得た2回のチャンスのどちらかを決めていれば、MVPだったかもしれません。0-3の勝利だけでも、火曜日のバイエルン戦にいい雰囲気で向かえそうですが、マン・ユナイテッドVSリヴァプールの結果次第で、さらにテンションを上げられる可能性があります。本日のライバルのゲームに注目しましょう。


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