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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Chelsea×West Ham】チェルシーが5発圧勝で7位浮上!ノニ・マドゥエケってカッコイイですよね?

チェルシー、ついに7位に浮上!プレミアリーグ36節のウェストハム戦は、前線のヤングスターたちがゴールを重ねて5-0圧勝。マンデーナイトのクリスタル・パレス戦を控えるマンチェスター・ユナイテッドと、54ポイントで並びました。コナー・ギャラガー、コール・パルマー、ニコラス・ジャクソン、ノニ・マドゥエケ…最終盤になって、ようやく攻撃陣の骨格が固まった感があります。

さっそく、怒涛のゴールラッシュを振り返りましょう。先制は15分、トレヴォ・チャロバーのパスを右サイドで受けたのはノニ・マドゥウケ。ハマーズの最終ラインにとって、左足の高速クロスはタイミングもボールの質も予想外だったのでしょう。対峙したエメルソン・パルミエリは足を出せず、カットできたはずのオグボンナはスリップしてしまいました。

ニコラス・ジャクソンのボレーがズマに当たってこぼれると、詰めたコール・パルマ―が難なく左隅に蹴り込みました。夏のマーケットでマン・シティからやってきたレフティは、昨季までプレミアリーグでノーゴール。移籍金総額4500万ポンドには高いという声がありましたが、25試合21ゴール9アシストという数字を見た今は、バーゲン価格としかいいようがありません。

彼がいなければ、チェルシーの今のポジションはなかったでしょう。前線と中盤はつながらず、ドリブラーたちの個人力でゴールをめざすチームになっていたのではないかと思われます。あっさりリードしたホームチームが、追加点をゲットしたのは30分。カイセドとのパス交換でコール・パルマ―が中に入ってキープしたときは、数秒後に決まるとは思えませんでした。

20番の選択は、中央に入っていたノニ・マドゥエケへの高速の縦パス。11番がタッチしたボールがまたしてもズマに当たり、今度はコナー・ギャラガーの足元に落下しました。右足のボレーは、左のサイドネットに一直線。今季の前半戦はノーゴールだったキャプテンは、2月13日のクリスタル・パレス戦で2ゴールを決めてから、11戦5発3アシストと好調です。

コナー・ギャラガーと歩調を合わせるように、チェルシーは直近12試合で6勝5分1敗と調子を上げています。ブレントフォード、バーンリー、シェフィールド・ユナイテッドと下位相手にドローを重ねるたびに、ポチェッティーノ監督に罵声が浴びせられましたが、ニューカッスル、マン・ユナイテッド、トッテナムを撃破した終盤の巻き返しは称えられるべきでしょう。

36分の3点めはセットピース。左からのCKをムドリクがファーに上げると、マイケル・アントニオのマークを外したチアゴ・シウヴァがヘディングで中央に折り返しました。ファーに来ると読んで走り込んだトレヴォ・チャロバーは足に当てただけで、その後ろにいたノニ・マドゥエケが冷静にプッシュしました。

年が明けるまでは先発が1試合しかなかったノニ・マドゥエケは、今や完全なるレギュラー。直近の7試合で3ゴール2アシストと結果を出しています。彼、カッコイイですよね?まだ22歳なのに、黙って歩いているだけで大物のオーラが感じられ、クリスティアーノ・ロナウドにメッシを混ぜたから左利きになったのかと妄想してしまいます。

スピードを活かした縦の突破とカットインからのシュートは素晴らしいのですが、ひとつ注文があります。ゴールを決めたとき、くしゃくしゃの笑顔を見せると、いいヤツっぽくなってしまうので、どや顔で胸を張る俺様系のセレブレーションを検討していただければと思います。おお、ポチェッティーノ監督は笑顔です。よかったよかった。

毎週、針の筵に座らされるようなプレスカンファレンスを強いられていただけに、穏やかな表情を見るとほっとします。コール・パルマーがボックス右でエドソン・アルバレスをかわしたのは38分。高速クロスにゴール前で反応し、至近距離からバーに当ててしまったコナー・ギャラガーは、3-0なのでスタンドを盛り上げたということにしておきましょう。

前半のシュートは15対3で、オンターゲットは7対0。エメルソン、オグボンナ、ソーチェクのサイドはチェックが緩く、コール・パルマーとノニ・マドゥエケを自由にさせすぎです。4点めは、後半開始直後の48分。トレヴォ・チャロバーのロングフィードが最前線に入ると、エメルソンはノニ・マドゥエケにインに入られ、背中を追うしかなくなっています。

11番の左を見ると、ズマがニコラス・ジャクソンに振り切られています。アレオラと1対1になったノニ・マドゥエケは無理をせず、左足アウトでラストパス。決定機でミスが多いといわれているニコラス・ジャクソンが無人のゴールに流し込みました。「チェルシーはワールドクラスのストライカーを補強すべき」という声がありますが、既に手に入れているのではないでしょうか。

80分にカイセドのスルーパスで裏に抜け出し、GKと1対1から右隅に決めたニコラス・ジャクソンは、移籍初年度から公式戦41試合16ゴール。3月以降は10戦6発と好調です。ポストプレーに長け、周囲を使えるクレバーなストライカーに足りなかったのは、経験と自信でしょう。投資するなら、彼とエンクンク、コール・パルマ―がいる前線より、サイドと最終ラインだと思います。

かくして5-0。チェルシーの圧勝劇は、世が世なら5-3でもおかしくない一戦でした。ジャロッド・ボーウェン、痛恨のクロスバー3発!16分のCKでククレジャに競り勝ち、強烈なヘディングをクロスバーに阻まれたアタッカーは、ツォウファルのクロスをペトロヴィッチとソーチェクが競った44分のチャンスも、こぼれ球に戻りながら合わせた左足ボレーがバーを叩いています。

さらに79分、左から突破を図ったボーウェンは、折り返しをカットされた後に中央に入り、エメルソンのシュートをトラップしました。とっさに打ったシュートはバディアシルの腕をかすり、またもバー…!残念なハットトリックを記録した20番は、今季の「Hit Woodwork」ランキングでダルウィン・ヌニェス、オリー・ワトキンスに次ぐ3位にジャンプアップしてしまいました。

マン・ユナイテッドと並んだチェルシーは、6位ニューカッスルに2ポイント差に迫っています。5月15日にオールド・トラフォードで開催される直接対決でマグパイズが敗れれば、ヨーロッパリーグ出場権を獲得する可能性が高まります。ラスト3試合はノッティンガム・フォレスト、ブライトン、ボーンマス。一見よさげですが、苦手な「下位とのアウェイ」を勝ち切れるか…?

赤いシャツを着て発言するなら、「フォレストとブライトン、頼む」のひとことですが、ブルーズの前線の22歳トリオをほのかに愛してしまっている者としては、彼らのゴールラッシュで最後まで勝ち切ってほしいという気持ちもあります。そうか、われわれが全勝すればいいんですよね。アーセナル戦を負けでカウントしていたことを反省し、この稿はお開きとさせていただきます。


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