イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Everton×Liverpool】ファン・ダイクが劇的決勝ゴール!勝っても気になるイサクの空転…!

ヒル・ディッキンソン・スタジアムのマージーサイドダービーは、90分を過ぎても1-1。エヴァートンが勝てば5位のリヴァプールに2ポイント差となり、レッズが勝利ならCLの出場権獲得に近づきます。追加タイムは11分。ここまでのシュートは10対11で、オンターゲットは4対5。どちらが勝ってもおかしくない展開です。

リヴァプールのビルドアップはスローで、打てるエリアでパスがつながりません。ようやくチャンスをつかんだのは、98分になってからでした。ショボスライとのワンツーで右から上がったサラーが、後ろから上がってきたフラーフェンベルフに預けると、左に流したボールをケルケズがスルー。エングモアのダイレクトショットは、ピックフォードの頭上に浮いてしまいました。

さらに99分、ケルケズからのボールを足元に収めたエングモアは縦にいかず、ショボスライにパス。マック・アリスターとパスをかわしたショボスライのミドルは、オブライエンの足に当たってCKです。キッカーはもちらんショボスライ。中央に上がったボールをバックヘッドでネットに突き刺したのは、ヴィルジル・ファン・ダイクでした。

アルネ・スロット監督は小さくガッツポーズ。アウェイサポーターは、拳を突き上げて叫んでいます。間もなくタイムアップの笛が鳴り、リヴァプールはマージーサイドダービーで3連勝。カーティス・ジョーンズが右のSBにまわっていたチームは、アリソンの穴を埋めていたママルダシヴィリが膝を痛めて担架で運ばれており、満身創痍のなかで貴重な3ポイントを獲得しました。

レオーニ、エキティケ、ブラッドリー、遠藤航はシーズンアウト。アリソンとジョー・ゴメスの復帰は5月になるようです。最前線にイサクを入れ、2列めにサラー、ヴィルツ、ガクポを並べると、ベンチのアタッカーはエングモアとフェデリコ・キエーザだけです。中盤のセンターにショボスライとフラーフェンベルフを配したのは、マック・アリスターが今ひとつだからでしょう。

リヴァプールの前線は層が薄いだけでなく、心身のコンディションに問題を抱えている選手が多いのも気になります。信頼できるのはヴィルツとエングモアぐらいで、サラーとガクポは昨シーズンまでとは別人です。エヴァートンの中盤は、ジェームズ・ガーナーとグイェの背後にスペースが空くことが多かったのですが、ガクポは連携不足で、シュートの精度も欠いていました。

エンドゥイエのゴールがオフサイドで取り消された直後、ヴィルツの繊細なラストパスをGKの正面に打ってしまったガクポですが、29分にボックス右に出したスルーパスは絶品でした。マクニールのミスパスをトラップした瞬間、サラーがマイコレンコを出し抜いていることに気づいたガクポは、的確な空間認識と速度計算でエースが打ちやすいボールを足元に届けました。

1点リードでハーフタイムを迎えたため、前線の課題はさほど気にしていなかったのですが、54分にデューズバリー=ホールのグラウンダーをベトが押し込み、ストライカーと激突したママルダシヴィリがリタイアとなると、存在感がないイサクに目が向くようになりました。パリ戦の45分で5回しかボールに触らなかったストライカーは、72分までのタッチ数がわずか9回でした。

唯一のシュートは前半終了間際で、ヴィルツのパスをトラップして右足を振り抜くと、ピックフォードの正面。復帰後の4試合で、デュエルと空中戦で勝ったのは2回だけで、フラム戦以外はディフェンスにおける貢献はゼロです。今季の公式戦トータルで20試合3ゴール1アシスト。来季に期待をつなぐべく、爪痕を残せる時間は450分しかありません。

アンディ・キャロル、フェルナンド・トーレス、バロテッリ、ベンテケ、ソルダード、アレクシス・サンチェス、ヴェルナー、ルカク…。移籍後のクラブのスタートでつまずき、真価を発揮できないままに去っていったストライカーが数多く存在します。移籍金がリーグレコードのイサクは、ひとたびリストに入ったら、百年先まで語り継がれてしまうでしょう。

リヴァプールは、ラスト4戦がハードなドローとなっています。マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アストン・ヴィラ、ブレントフォード。残り5戦で3勝すれば5位以内が確定し、2勝以下となるとブルーズ、ビーズ、ボーンマスの結果次第です。必勝のダービーは、レジェンドたちのゴールで貴重な3ポイントを獲得しました。今後はイサク、ガクポの覚醒に期待です。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す