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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.CITY×Arsenal】エゼはポスト、ハーランドはゲット!中盤を制したマン・シティが首位に接近!

マンチェスター・シティが勝てば、アーセナルとの差は3ポイントで、延期試合で3ポイントをゲットすればギャップはゼロになります。首位をキープしたいアーセナルの目標は、勝利かドロー。エティハドで開催されるプレミアリーグ33節の決戦は、トロフィーの行方を決める一戦といっても大げさではないでしょう。ペップが選んだ11人は、チェルシー戦と同じメンバーです。

GKドンナルンマ、DFマテウス・ヌネス、フサノフ、マーク・グエイ、ニコ・オライリー。センターににロドリとベルナルド・シウヴァ、2列めにセメンヨ、シェルキ、ジェレミー・ドク、最前線にハーランド。欠場の噂があったニコ・オライリーは、問題ないようです。対するアーセナルは、中盤にキャプテンが復帰しています。

GKラヤ、DFモスケラ、サリバ、ガブリエウ、インカピエ。MFズビメンディ、デクラン・ライス、、ウーデゴーア、FWノニ・マドゥエケ、カイ・ハヴェルツ、エゼ。キックオフからすぐにポゼッションを取ったホームチームは、攻める姿勢を鮮明にしています。4分にトラップが長くなったラヤは、ハーランドにさらわれる寸前でクリアしました。

ピンチを脱した直後、ドクの縦パスを受けたニコ・オライリーがニアに折り返すと、ハーランドのシュートはガブリエウがブロック。こぼれ球に反応したシェルキが右足で打ったシュートは、ガブリエウに当たってポストにヒットしました。6分のCKで競り勝ったモスケラのヘッドは、右にアウト。アーセナルは、徐々に自分たちのペースをつかみ始めています。

10分に中央に出たウーデゴーアがボックス左にラストパスを送ると、カイ・ハヴェルツのシュートはマテウス・ヌネスがブロック。マン・シティが先制したのは16分でした。右からドリブルで仕掛けたシェルキがガブリエウを抜き去り、デクラン・ライスが出した足をかわすと、左隅を狙った完璧なフィニッシュがサイドネットに吸い込まれました。

ここからマン・シティが早い時間に追加点を決めれば、圧勝もあると考えていた矢先に、アーセナルが同点に追いつきました。右からのスローインを受けたドンナルンマが逆サイドに蹴り出そうとした瞬間、詰めたカイ・ハヴェルツの足に当たったボールがゴールへ。先制から2分も経たないうちに1-1となり、ロドリのフィードがハーランドに入った20分のカウンターは3対2でした。

左のコースを塞がれたハーランドが右にパスを送ると、セメンヨはスリップ。ストライカーとウインガーのスピードを活かすカウンターは脅威です。同点となってから、徐々にポゼッションを取り戻したマン・シティに対して、アーセナルはアバウトな縦のボールが増えています。29分のノニ・マドゥエケの仕掛けは、マーク・グエイが冷静に対応してゴールキックです。

強引なドリブルでシュートレンジに入ったハーランドが、脇にいたベルナルド・シウヴァにつないだのは33分。ストライカーに着いていたデクラン・ライスが下がってカットし、CKに逃れました。39分にベルナルド・シウヴァを抜いたノニ・マドゥエケは、中に斬り込まずに外のモスケラにパス。カイ・ハヴェルツへのアーリークロスは、フサノフが冷静にクリアしました。

ハーランドのキープからロドリ、シェルキ、セメンヨと右につながった42分のカウンターは、ウインガーのシュートにインカピエが飛び込んでCK。前半は1-1のままで終わりました。速攻とサイドアタックで最終ラインを翻弄したマン・シティに対して、アーセナルのチャレンジは前線が薄く、打てる形を創れずにいます。

アルテタ監督はハーフタイムにノニ・マドゥエケを下げ、マルティネッリを投入。48分のCKをラヤがパンチすると、フサノフのシュートはインカピエがブロックし、ハーランドの2発めは右のポストを叩きました。52分に敵陣でエゼを突いたのはフサノフ。ドクが中央から放ったシュートは、ラヤの正面にいってしまいました。

カラバオカップの再現のようなハーフコートマッチから、アーセナルが逆襲に転じたのは60分。マルティネッリのパスカットから始まったカウンターで、エゼの絶妙なパスを受けたウーデゴーアがカイ・ハヴェルツの足元に流すと、ドンナルンマと1対1になりました。左足のシュートを体に当てた守護神は、こぼれ球に先着したマルティネッリのコースも塞ぎ、逆転を阻止しました。

1分後、エゼが左足で放った鋭い一撃は、左のポストにヒット。ピンチをしのいだマン・シティは、65分に勝ち越しゴールをゲットしました。ドクの縦パスがボックス左のニコ・オライリーに通り、グラウンダーをロドリが空振り。その後ろにいたやっかいなストライカーが、倒れ込みながら左隅に流し込みました。

ボールが出る寸前までハーランドとやり合っていたガブリエウは、ここぞというタイミングで足が出ず、ホームチームが再びリード。73分に左から入れたウーデゴーアのFKをガブリエウが頭で合わせると、ニコ・オライリーに当たったボールはまたもニアポストにヒットしました。アルテタ監督は、ここでモスケラとエゼを下げ、ベン・ホワイトとトロサールを送り出しています。

焦りからか、意思の疎通を欠くシーンが目立つアーセナル。執拗にサイドを攻めるマン・シティは、2-1でOKとは考えていないようです。85分、フォーデンに後を譲ったシェルキに大きな拍手。ズビメンディとギョケレスのチェンジは、うまくいくとは思えません。カードをぎりぎりまで使わなかったペップは、87分に足を痛めたロドリに代えてニコ・ゴンザレスを投入しました。

ドクもここでアウトとなり、サイドに入ったのはサヴィーニョ。90分のセメンヨをナタン・アケは、リードをキープしようというメッセージです。ギョケレスは1度もボールに触れず、95分にトロサールのクロスをフリーで叩いたカイ・ハヴェルツのヘッドは、バーを越えてしまいました。勝ったのはマンチェスター・シティ。両者の差は3ポイントに縮まっています。

中盤のパス成功率を見れば、どちらが優勢だったかは一目瞭然です。ロドリは92%、ベルナルド・シウヴァは88%、デクラン・ライスとウーデゴーアは79%、ズビメンディは72%。シュートの本数も15対9ですが、決定機は5対5のイーブンでした。カイ・ハヴェルツやエゼのシュートが先に決まっていれば、違う結果で終わっていたかもしれません。

MVPを選ぶとなると、シェルキとハーランドの一騎打ちになりそうですが、最終ラインで体を張り続けたフサノフと、ドクとの連携で左サイドを攻略したニコ・オライリーも候補になりえるでしょう。冬のマーケットで獲得したセメンヨとドクに加えて、ウズベギスタン代表CBと左のフルバックの急成長も、マン・シティが復調を遂げた理由のひとつです。

今季プレミアリーグで初の連敗となったアーセナルは、残り5試合のうち4試合がボトム10です。エヴァートン、ブレントフォード、ボーンマス、アストン・ヴィラを残しているペップより、有利といえるでしょう。より多くのポイントをロストしたほうが負け。PK戦のようなマッチレースは、未だ予測不能です。(アブドゥコディル・フサノフ 写真著作者/Paté kroute)


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