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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Aston Villa×Tottenham】きっかけはニューカッスル?エメリのELシフトでスパーズが17位に浮上!

スパーズの経営ボードとデ・ゼルビ監督は、ニューカッスルに感謝すべきでしょう。セント・ジェームズ・パークに乗り込んだブライトンは、直近の5試合で4勝1分と絶好調。4連敗中のマグパイズは苦戦必至と予想されていたのですが、序盤のピンチをしのいで幸運なゴールで先制し、3-1で快勝しました。

開始2分の三笘薫の素晴らしいパスをニック・ポープの前で受けたヒンシェルウッドは、右足のダイレクトショットをビッグセーブに阻まれ、CKの二次攻撃からバレバが放った左足シュートはクロスバーにヒットしました。12分の先制ゴールのシーンは、ブルーノ・ギマランイスが右に出したロングフィードを、フェルブルッヘンがクリアして終わるはずでした。

ところがGKがスリップしてしまい、接触して転びそうになったジェイコブ・マーフィーが体勢を立て直して中央にクロスを入れました。あの状態からダイレクトで蹴って、オスラの頭にピタリと合わせるとは…。ペースをつかんだホームチームは、24分のCKをダン・バーンがヘッドで右隅に決め、リードを2点に広げました。

27分にニック・ポープのキックを足に当てたヒンシェルウッドは、ポストに弾かれたボールを見て悔しそうな表情を浮かべています。ポゼッションを取って攻め続けたアウェイチームは、60分に1点差に詰め寄りました。パスカル・グロスからヒンシェルウッド、ウェルベック、パスカル・グロス、ウェルベックとつないだ中央突破で、左から抜け出したのはヒンシェルウッドでした。

左足でクロスに打った一撃に、ニック・ポープはノーチャンス。リュテルがボックス左を突破した88分の決定機で、ファーでフリーだったヤンクバ・ミンテがグラウンダーを枠に収めていれば、逆の結果になっていたかもしれません。至近距離から打ち上げたウインガーは、スパイクの裏でポストを蹴っています。そして最後のゴールも、ブライトンのスリップがきっかけでした。

右サイドでウィサと競ったファン・ヘッケがバックパスを出す瞬間に転倒し、フェルブルッヘンの前に持ち込んだウィサが後ろに戻すと、ハーヴィー・バーンズがGKをかわして左足でネットに突き刺しました。主導権を握り続けていたブライトンにとっては、悔やまれる敗戦。この結果によって、6位のボーンマスと6ポイント差となったアストン・ヴィラは、ELにシフトしました。

ヴィラパークのスパーズ戦で負けても、次節のバーンリー戦で勝てば来季のCLの出場権を獲得できそうです。ウナイ・エメリ監督は、ヨーロッパリーグのノッティンガム・フォレスト戦から7人を入れ替えました。最終ラインのリンデロフ、タイロン・ミングス、マートセンはサブのメンバーで、2列めのロス・バークリーとサンチョは、勝ちにいく試合なら絶対にない人選です。

最前線はオリー・ワトキンスではなく、1月に移籍してから初先発のタミー・アブラハム。スパーズの12分の先制ゴールは、攻守ともにアーセナルやマン・シティならありえないシーンです。この時間のロングスローをCBのダンソにまかせるのはリスキーで、クリアされたボールをトラップしたコナー・ギャラガーは完全にフリーでした。

脇にいたタミー・アブラハムはコースを塞ごうとせず、誰かが奪ってくれたらパスをもらおうと考えていたようです。左隅を狙ったミドルシュートは、エミ・マルティネスの指先を抜けてサイドネットへ。ミケル・アルテタなら、役割を果たそうとしなかったストライカーに激怒していたはずです。優勢のスパーズは、25分の追加点もセットピースでした。

右からのCKのクリアを叩いたダンソのボレーは、マッティ・キャッシュがブロック。ボールは右サイドにまわり、マティス・テルの速いクロスをリシャルリソンが頭で合わせました。ホームのサポーターたちの前で0-2とされたのに、エメリ監督がハーフタイムに動かなかったのは、目先の勝利より主力のコンディションのほうが大事だったからでしょう。

60分にタミー・アブラハムがオリー・ワトキンスに代わるまで、ヴィラはシュートゼロでした。直後のモーガン・ロジャースのミドルは、間合いを詰めたジョアン・パリ―ニャがブロック。23歳のアタッカーは、64分のミドルもベンタンクールに止められています。71分のショートカウンターからオリー・ワトキンスが放ったシュートも、コナー・ギャラガーが足に当てました。

初めてのボックス内のシュートは89分、右からのCKをニアで合わせたタイロン・ミングスのヘッドはバーの上。96分に右サイドのマティ・キャッシュがクロスを入れると、ニアにいたブエンディアが頭でファーのサイドネットに決めました。あまりにも遅かったゴールを見たヴィラの指揮官は、無表情です。勝ったスパーズは、ハマーズをかわして17位に浮上しました。

2025-26シーズンの残留争いは、今週末が最注目ポイントとなりそうです。スパーズVSリーズ、ウェストハムVSアーセナル。ロンドンダービーでハマーズが敗れ、残留がほぼ確定となったリーズがスパーズに負ければ、両者の差は4ポイントに開きます。ハマーズはマグパイズとリーズに連勝が必須条件となり、スパーズはチェルシーとエヴァートンのどちらかに勝てば残留決定です。

こう書くとハマーズが不利に見えますが、後半戦の彼らはロンドンスタジアムでは3勝3分1敗と好調で、マンチェスター勢との2戦をドローで終えています。ニューカッスルの勝利でヴィラのテンションが下がり、スパーズが勝ち、ハマーズが死に物狂いとなり、アーセナルが厳しい戦いを強いられ、マン・シティがほくそ笑む…。「風が吹けば桶屋が儲かる」は成立するのでしょうか?


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