2026.05.05 プレミアリーグ観戦記2025-26プレミアリーグ観戦記
【Everton×MAN.CITY】マーク・グエイが痛恨のミス!速攻に屈したマン・シティ、何とかドロー!
かつてはロドリがいないと勝率が落ちてしまったペップのチームは、ニコ・ゴンザレスがいれば問題なしといえるのか。GKドンナルンマ、DFマテウス・ヌネス、フサノフ、マーク・グエイ、ニコ・オライリー。センターにニコ・ゴンザレスとベルナルド・シウヴァ、2列めにセメンヨ、シェルキ、ドク、最前線にハーランド。直近の公式戦で6連勝の4-2-3-1は、盤石の布陣です。
ホワイトとグリーンのシャツを纏ったアウェイチームは、キックオフから当たり前のようにポゼッションを取り、CBが敵陣の中央まで上がっています。立ち上がりから速攻を仕掛けようとしていたデューズバリー=ホールが、スリップしたニコ・ゴンザレスから奪ったのは5分。3対3のショートカウンターは、ジェームズ・ガーナーが外に追いやられてしまいました。
7分にベルナルド・シウヴァのパスを受けたシェルキは、中央からのミドルをクロスバーの上に浮かしました。セメンヨとドクは、マーカーが2人いても抜き去るのがファーストチョイスのようです。シェルキがミスパスをカットされても、ハーランドが戻って奪い返しており、エヴァートンは自陣にこもり続けています。最初の15分の興味は、「マン・シティがいつ先制するか」です。
ボックス左でロールをかわしたドクが、ニアのニコ・オライリーにラストパスを通したのは18分。左足のトラップから放ったシュートは、タルコフスキがコースを塞ぎました。直後、デューズバリー=ホールをかわして右に出たシェルキの強烈な一撃は、ピックフォードが正面でセーブ。20分過ぎのファイナルサードでのパス本数は、1対91だそうです。
21分のドクのクロスは、ファーで待っていたセメンヨの足元へ。右足インサイドのボレーは、バーを越えていきました。25分、ニコ・ゴンザレスのトラップをさらったのはエンディアイエ。左を並走してパスをもらったデューズバリー=ホールのミドルは、絶好調のフサノフがスライディングでクリアしました。28分のフサノフのロングシュートは、明らかにミスタッチでした。
32分、縦のスルーパスでラインの裏を取ったロールがゴール前にグラウンダー。ベトに届く寸前にドンナルンマが触ってコースが変わり、こぼれ球を直接叩いたベトのシュートはフサノフが体を張って止めています。39分にオブライエンをかわしたドクがニアに転がすと、シェルキの左足のダイレクトショットはクロスバー越え。43分に先制したのは、やはりマン・シティです。
ベルナルド・シウヴァのサイドチェンジがボックス右のシェルキに通ると、縦を諦めた10番は中央のドクに預けました。ジェームズ・ガーナーをかわしてから左足を振り抜くまでが速く、左隅に決められてはピックフォードもお手上げです。前半は0-1、ポゼッションは24%対76%、シュートは3対12。徐々に攻める時間を増やしていたエヴァートンは、最後まで諦めないでしょう。
後半開始から間もない47分、デューズバリー=ホールが斜めに入れたスルーパスで抜け出したベトは、追いついたマーク・グエイに左足のフィニッシュをカットされました。52分のデューズバリー=ホールのミドルはクロスバーの上。マン・シティの守備陣は、攻撃のキーマンとなっている22番を抑えなければなりません。
ハイテンションのヒル・ディッキンソンに、歓喜の叫びが鳴り響いたのは68分。ロールの縦パスをカットしたマーク・グエイは、バックパスを出した瞬間、短すぎたと気づきました。さらって左に流し込んだティエルノ・バリーは、オフサイドポジションにいたのですが、CBが触るまで関与していなかったと見做されたのでしょうか。
追いついたエヴァートンは、72分にも決定機を創りました。フサノフから奪ったエンディアイエがボックスの左に持ち込み、ベルナルド・シウヴァをかわすと、マーク・グエイがぎりぎりで触ってCK。ジェームズ・ガーナーが左から蹴った危険なボールを、ニアのオブライエンがバックヘッドで押し込むと、ゴール裏の警備のスタッツもこっそりガッツポーズです。
ペップが動いたのは逆転されてからで、セメンヨとニコ・ゴンザレスをコヴァチッチとフォーデン。76分に2対2のカウンターに持ち込んだエンディアイエは、カットインからのシュートをGKの正面に打ってしまいました。81分の右からのスローインを受けたロールは、コヴァチッチを抜き去って右足でシュート。フサノフのかかとに当たったボールは、バリーの足元に流れました。
オフサイドラインを見極めていたストライカーが、無人のゴールにプッシュして3-1。爆音のスタンドに目を移すと、ゲートに向かうシティズンの背中が見えます。キックオフからコヴァチッチのスルーパスがハーランドに届き、チップキックがネットを揺らして3-2。エースが早々に決めてくれたおかげで、怒りにまかせて席を立ったシティズンたちは笑顔を浮かべて戻ってきました。
87分にベルナルド・シウヴァが下がり、前線にマルムシュ。92分にデューズバリー=ホールとロールが交代となり、96分には足を痛めたイロエグブナムがアームストロングに後を譲りました。7分の追加タイムが終わる寸前のCKから、ドクが右足でコントロールショットを決めると、スタジアムを支配していたブーイングはざわめきに変わりました。
間もなくタイムアップとなり、3-3のドロー。ホイッスルとともに響き渡ったブーイングは、リードしているうちに吹いてくれなかったレフェリーに向けられたものでしょう。残り5試合で、両者ともに70ポイント。PK戦のような優勝争いは、先に2本を決めたアーセナルに対して、マン・シティが最初のキックを外しました。
日曜日の36節でアーセナルがハマーズを倒し、マン・シティがブレントフォードに勝てなければ決まりでしょう。残留争いの渦中にあるチームが奮闘し、アルテタのチームからポイントを削っても、ペップにはボーンマスやアストン・ヴィラというやっかいな相手が控えています。「まだわからない」という声はあっても、「ペップならいける」という人はさすがにいないでしょう。
マーク・グエイのバックパスミスは、ノースロンドンでTシャツにされるのか。すぐに忘れる笑い話となるのか。「後半になるとテンションが落ちる」「シュートが枠にいかない」「最終ラインが持ちすぎてピンチに陥る」といった今季のマン・シティの悪癖がポイントロストにつながってしまった感があります。次の週末、先に試合を終えるマン・シティは必勝です。
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