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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Sunderland×MAN.UTD】主力不在で残念なドロー!ザークツィー不発、やらかしたマテウス・クーニャ!

「オランダ人ストライカーはひどかったわけではないが、特に何もできなかった。ゴールの気配は全くなく、前半にヘディングシュートを放ったものの、バーの上に外れた。攻撃の起点となるプレイもできず、裏への走り込みで脅威を与えることもなく、ヘディングでのフリックもほとんど成功せず、サンダーランドのCBにフィジカルで圧倒されていた」

サンダーランドとのアウェイゲームをスコアレスドローで終えたマンチェスター・ユナイテッドは、2026年になってからの快進撃を実現させた最大の理由を明確にしたといえるのではないでしょうか。プレミアリーグの後半戦でリーグ1位の戦績を残せたのは、欧州の大会に参加できなかったために試合数が少なく、ターンオーバーを必要としなかったからでしょう。

ローテーションがうまくいくのは右のフルバックとCBだけで、中盤のカゼミーロとメイヌー、トップ下のブルーノ・フェルナンデスは必須アイテムです。最前線も、エンベウモかシェシュコが入らないと攻撃力が落ちてしまい、下位のクラブとのゲームもきわどい展開になります。冒頭のレポートは、「テレグラフ」のルーク・エドワーズ記者によるザークツィーの評価です。

4位のリヴァプールに3‐2で勝ち切り、6ポイント差としたマン・ユナイテッドは、残り3試合を1勝1分1敗でも3位フィニッシュです。スタジアム・オブ・ライトのサンダーランド戦は、既にCLの出場権を獲得しているチームにとって、失うものがないゲームでした。シェシュコとカゼミーロを起用できなかったキャリック監督は、ザークツィーとメイソン・マウントを先発させました。

GKラメンス、DFマズラウィ、マグワイア、リサンドロ・マルティネス、ルーク・ショー。2センターはメイソン・マウントとメイヌー、2列めはアマド・ディアロ、ブルーノ・フェルナンデス、マテウス・クーニャ、ワントップにザークツィー。キックオフから5分の両者のプレスを見れば、アウェイチームの苦戦は容易に想像できます

ザークツィーのチェイシングはスローで、パスコースを切る動きもありません。5分のタイービのコントロールショットは、惜しくも右にアウト。6分のル・フェーのスルーパスでサディキが裏に抜け出したのは、直前の4人の囲い込みが意思統一できていなかったからでしょう。1対1となって左隅へのシュートをセーブしたラメンスは、この試合のMVPでした。

10分にボックス左手前で得たFKのキッカーは、ブルーノ・フェルナンデス。打つと見せかけて中央に流すと、フリーだったアマド・ディアロは左に外してしまい、キャプテンの20アシストは先送りになりました。11分にジャカが縦に出したFKを足元に収めたブロビーは、リサンドロ・マルティネスを抜いて打とうとした瞬間、飛び出したラメンスにコースを塞がれました

28分のCKの波状攻撃で、右にまわったマテウス・クーニャがクロスを入れると、ザークツィーのヘッドはバーの上。フリーとはいえ、下がりながらのコンタクトで、右隅にコントロールするのは難しかったでしょう。問題は、これが唯一のシュートだったこと。他に素晴らしいプレイがあれば、「テレグラフ」の記者はこのシーンに言及しなかったはずです。

サンダーランドに攻め立てられながらも、シュートコースを切り続けていたマンチェスター・ユナイテッドは、45分のメイソン・マウントのボール奪取から4対3のショートカウンターを仕掛けました。ブルーノ・フェルナンデスはザークツィーに流し、ボックス右でキープしたストライカーが中を見ると、アマド・ディアロとメイソン・マウントはフリーです。

アマドにパスを出す際に、あんなに足を振り上げなければ、ムキエレにカットされずに通せたでしょう。後半に入っても、クロスや縦のボールを呼び込む動きがなかったザークツィーは、65分にドルグと交代となりました。キャリック監督がこの時間まで先発メンバーを引っ張ったのは、ドルグやエンベウモがプレイする時間を制限したかったからでしょうか。

マンチェスター・ユナイテッドの守護神は、ル・フェーのラストパスでブロビーが中央に流れたピンチでも、左足のシュートを右に弾き出しています。71分、ブロビーのポストプレーで中に走り込んだヘールトロイダのダイレクトショットは、左のポストにヒット。ナーバスなプレイが多かったアマド・ディアロが、エンベウモに後を譲ったのは75分になってからでした。

85分に左から上がったル・フェ―のミドルは、うまく当たらずクロスバー越え。アウェイチームのラストチャンスは93分、マグワイアの必死の奪取がきっかけとなった速攻でした。メイヌーが左サイドのブルーノに展開し、縦のスルーパスで抜け出したドルグがニアに折り返すと、マテウス・クーニャのダイレクトショットはルーフスが正面でセーブしました。

こぼれ球を拾ったブルーノがマテウス・クーニャに預けた瞬間、劇的な決勝ゴールを期待したのですが、今季プレミアリーグで最もヘタクソなシミュレーション!倒れている10番を見ず、まっすぐ前を向いたままでイエローを出したスチュワート・アトウェルは、笑いをこらえていたのではないでしょうか。足元に何もなかったのに…。

かくしてマンチェスター・ユナイテッドは、1ポイントを持ち帰りました。守備における貢献度が高かったメイソン・マウントは希望をつないだといえそうですが、ザークツィーはこれが最後の出番となるかもしれません。選手層に偏りがあり、中盤のBプランと最前線のオプションがないチームは、プレミアリーグとCLの両立を視野に入れて新戦力を獲得する必要があります。

退団が決まっているカゼミーロに加えて、オナナ、マラシア、ラシュフォード、ホイルンド、サンチョ、ウガルテ、ザークツィーを手離せれば、資金調達とコスト削減を同時に実現できます。プレミアリーグ経験者を中心とした堅実な補強でも、戦えるチームを創れるでしょう。まだまだ2強とは差があるものの、希望が感じられるチームになってきました。キャリックに感謝です。


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