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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Aston Villa×MAN.CITY】止めまくった鈴木彩艶、2本とも決められたドンナルンマ…!

ミッドウイークのチャンピオンズリーグは、火曜日にAEKアテネとホームで戦ったマンチェスター・シティが5-1で圧勝。ノルウェーのヴァイキングに3-1で勝ったアストン・ヴィラは、水曜日のゲームでした。プレミアリーグ8節のヴィラパークの一戦は、中3日のマン・シティが有利に見えます。エンツォ・マレスカ監督の11人は、現状のベストといえるでしょう。

ドンナルンマ、フサノフ、ルベン・ディアス、マーク・グエイ、グヴァルディオル、エリオット・アンダーソン、エンソ・フェルナンデス、エンディアイエ、シェルキ、ドク、ハーランド。右SBのマテウス・ヌネスと前線のセメンヨが不在ですが、フサノフとドクなら文句なしです。対するヴィラは、CLで活躍したブエンディア、ロス・バークリー、エンバイェがベンチにいます。

ヴィラの攻撃のキーマンは、左サイドのマンザンビと絶好調のニコラス・ジャクソン。立ち上がりから、ブバカル・カマラとマンザンビがフサノフのサイドを攻略しようとしています。4分に左からグラウンダーを入れたのはマートセン。中央で収めたニコラス・ジャクソンからアリソン、マッティ・キャッシュと右につなぐと、高速の折り返しはルベン・ディアスがCKに逃れました。

マッギンのキックを左足で合わせたマートセンは、うまくコントロールできず。マーク・グエイがゴールキックを蹴るのが遅く、CKを宣告されてしまいました。6分のビルドアップで右に出たマーク・グエイが痛恨のトラップミス。カットしたマッギンの縦のボールをボックス左でキープしたニコラス・ジャクソンは、エリオット・アンダーソンを冷静にかわしました。

右足の豪快な一撃がドンナルンマの頭上を越え、ゴールの天井に突き刺さって1-0。ヴィラパークの絶叫で目が覚めたかのように、マン・シティが猛攻を始めています。10分にニコラス・ジャクソンが仕掛けた逆襲は、アリソンのドリブルをフサノフがカット。13分のCKをパンチで左に出した鈴木彩艶は、エンディアイェが左足で巻いたシュートを右に弾き出しました。

マン・シティの前線はファイナルサードでプレスをかけており、バックパスをさばく鈴木彩艶が忙しくなっています。19分のジョアン・ゴメスのロングフィードがニコラス・ジャクソンに届き、マーク・グエイと1対1。ドリブルで勝負しようとしたストライカーは、後ろから迫ってくる敵の援軍に気づき、遠めからのシュートを左に外しています。

21分、左でアリソンをかわしたドクがセンターにグラウンダー。シェルキのダイレクトショットは、左に反応した鈴木彩艶のビッグセーブに阻まれました。24分のフサノフのミドルも、日本代表GKががっちりキャッチ。28分に右からカットインしたエンディアイェのコントロールショットは、鈴木彩艶のグローブの先を抜けたのですが、ファーポストに弾かれてしまいました。

32分のヴィラのカウンターは、鈴木彩艶からブバカル・カマラ、マッギン、ニコラス・ジャクソンと縦につながった直線的なアタック。ストライカーを倒したマーク・グエイはイエローで済んでいます。左隅を狙ったマンザンビのFKは、ミスキック。40分に右から斬り込んだアリソンは、ボックスに入って打つ寸前でルベン・ディアスにつぶされました。

ハーランドが消えていたマン・シティは、ビハインドを背負ったままハーフタイムを迎えています。ポゼッションは40%対69%、シュートは6対6、オンターゲットは1対3。マレスカ監督は、イエローをもらっていたマーク・グエイとシェルキを下げ、リコ・ルイスとフォーデンを送り出しました。CLでハットトリックのフォーデンは、トップ下でプレイするようです。

後半の開始直後の46分、ニコラス・ジャクソンがマッギンにつないだ速攻は、左でラストパスを受けたマートセンのシュートをフサノフがブロック。マン・シティの同点ゴールは、52分のFKがきっかけでした。エンソ・フェルナンデスが右に流し、エンディアイェがマンザンビをかわしてクロスを入れると、ハーランドのヘッドが左のサイドネットに吸い込まれました。

前半のボールタッチが8回しかなかったエースは、公式戦9試合連続ゴール。決められなかった試合は、コミュニティシールドのアーセナル戦と開幕のボーンマス戦だけです。56分に中に斬り込んだドクは、ボックス左のグヴァルディオルにスルーパス。SBが左足で打った強烈なシュートは、鈴木彩艶の指先とクロスバーを弾いてゴール裏に消えていきました。

エメリ監督は59分にアリソンを下げ、エンバイェを投入。1分後、ニコラス・ジャクソンが右サイドに出したボールを追ったエンバイェは、きれいな折り返しをエースに届けました。右足のダイレクトショットはドンナルンマの守備範囲でしたが、左手で弾き切れず、後ろに逸らしてしまいました。2-1、ヴィラが再びリード。ヴィラパークは「Who are ya?」の大合唱です。

66分にマンザンビとマッギンをロス・バークリーとブエンディアに代えたのは、キープ力があるベテランによってマイボールの時間を増やしたかったからでしょう。68分にフォーデンのパスが左のドクに通り、グラウンダーが出ると、ブエンディアがクリアミス。ゴール前にこぼれたボールをグヴァルディオラがプッシュすると、足元に詰めていた鈴木彩艶が体に当てました。

ポゼッションを取り続けているマン・シティは、打てる形を創れなくなっています。ヴィラの守備陣は、当然のようにローブロック。89分に左に出たフォーデンが折り返すと、ハーランドの決定的なヘッドはマートセンが頭でクリアしました。右サイドでこぼれ球を回収したマケイドゥがファーに浮かすと、ドクの右足のボレーは明らかにアウトです。

93分、ボックス右にロングフィードを入れたのはエリオット・アンダーソン。ハーランドが右隅に落としたヘッドは、鈴木彩艶がキャッチしています。逃げ切ったアストン・ヴィラのオンターゲットは、ニコラス・ジャクソンの2発のみ。過去10年でマンチェスター・シティに3連勝を遂げたのは、2016年12月のリヴァプールと今回のヴィラだけです。

勝負を分けたポイントは、最終ラインとGKのパフォーマンスでした。グヴァルディオルの2発とエンディアイェ、シェルキ、ハーランドをことごとくセーブした鈴木彩艶に対して、ドンナルンマは頭上に飛んできたボールと左手で触ったシュートを止められませんでした。序盤に致命的なミスを犯したマーク・グエイと、バック4を落ち着かせたパウ・トーレスの差も印象的でした。

マレスカ監督にとっては、GKとCBのミスに加えて、トップ下のシェルキとフォーデンが振るわなかったのも誤算だったのではないでしょうか。左右のサイドを連携で崩せず、ドクとエンディアイェがスタンドアローンになってしまいました。左サイドは、シュートレンジに入り込むのがうまいグヴァルディオルがチャンスを創っていたのですが、右からのアタックは単調でした。

公式戦で4連勝のアストン・ヴィラは暫定6位に浮上。敗れたマン・シティは首位キープですが、カラバオカップとプレミアリーグでブライトンと連戦という厳しいスケジュールが目前に迫っています。1試合あたりの失点率は1.13。2000年以降のプレミアリーグで、これより悪い数字で優勝したチームはありません。マレスカ監督の課題は明確です。


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