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マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

黄色いスイセン。2018-19シーズン現地観戦記~プレミアリーグ24節アーセナルVSカーディフ

現地滞在中のグーナーがエミレーツからお届けするプレミアリーグ観戦記。第3弾は、ミッドウィークに行われたアーセナルVSカーディフです。見るからに苦しい試合でしたが、スタンドからはどう映ったのでしょうか。さっそく、どうぞ!

今回のロンドン滞在中、最後の試合はVSカーディフ。チェルシー、ユナイテッドと続いた直前のビッグマッチと比べるとやや人気も控えめ、平日夜開催ということもあって、平会員であるレッドメンバーでもかなり条件のよい席を取ることができる試合でした。記憶の限りでは、最後はジェネラルセール(年会費を払った有料メンバーではない人)まで回っていたはず。プレミアリーグのアーセナルの試合としてはかなり珍しいことです。

チケットも取りやすく、失礼ながら相手も格下。気楽に臨めるつもりでいたのが、直前のエミリアーノ・サラ選手の事故の影響で予定外に重い試合になりました。カーディフへの移籍が決まって手続きに訪れるはずのサラが消息を絶ったのは1月21日の月曜日。29日の試合は、捜索がいったん打ち切られ、再開への運動が進む中で開催されています。

カーディフサポーターが黄色いスイセンを身に着けるアクションが行われ、キックオフ前には、両キャプテン(アーセナルはエジル!)がピッチにスイセンの花束を捧げる姿も。ちなみにスイセンはウェールズ(カーディフはウェールズの首都)の花であり、黄色はサラ選手の元所属チームであったナント(フランス)のチームカラー。キックオフ前に行われたセレモニーでは、アウェイ席のカーディフサポーターがいっせいに黄色いプレートとメッセージバナーを掲げるパフォーマンスも行われました。

マッチデープログラムの裏表紙に並んだ両チームの選手リストの末尾にはサラの名前が並び、背番号の代わりにスイセンのマークが。マッチデープログラムを発行するホームチームが、アウェイチームのために示すこうした連帯はいつも感動的です。

とはいえ試合は試合。アーセナルとしては18位のカーディフ相手にきっちり勝ち点3を挙げたいところ……にもかかわらず、どうにもこうにも決め手に欠ける内容で、前半はかなりストレスがたまりました。というか集中力が……何しろこの日のロンドンは、最低気温-2℃の冷え込み具合。試合前から降っていた雨がときどきみぞれ交じりになり、ロウワーの前列に吹き込んできます。プレミアリーグのスタジアムには必ずすべてのエリアに屋根がありますが、ロウワー前列は吹き込む雨で意外と濡れるというのもよくあること。私自身はこの日、コーナー近くの6列目にいましたが、雨がみぞれになると吹き込んでくる微妙な位置。バッドコンディションと戦いながらの観戦でした。

早く何かが起こってくれないと凍える!と思ったまま前半は終了し、いつの間にかイウォビが入っていた後半。他の記事でも書きましたが、イウォビとコラシナツの左サイドは「ガンガンいこうぜ」な積極性が楽しいのです。ようやく面白くなってくれるかも!と思っていた矢先、目の前でアーセナルの誰かが倒れました。えっ誰。残った選手をカウントしてみると、いないのはムスタフィらしい。

えーーーーまたCB!!!私が見ている前で3人目のCB負傷だなんて恐ろしすぎる!幸い、なんだかんだでムスタフィはピッチに戻りましたが、本当にもうCBのケガはやめてほしいものです。

そしてようやく試合が動いてくれたのは、やっぱりコラシナツからのPK奪取。本当にこの左サイドは意欲的で好感度が高く、今回の渡英で私はすっかりコラシナツが好きになりました!PKキッカーはオーバメヤンでしたが、蹴る前には気合を入れに行き、蹴った後には彼を抱き上げて喜んだのはラカゼット。「同じストライカーとしてラカは複雑じゃないのかな」などと思うこちらの心配を笑い飛ばすような仲良しぶりで、こういうアーセナルを見ていると、多少のフラストレーションなんてまあいいやと思ってしまうんだから私も甘いファンですね。
さらに2点目はそのラカゼットということで、今度はオーバが真っ先に祝福。もう終わりよければすべてよしという試合になりました。

なお、ラカゼットへの客席の支持は当然ながら厚く、ラカゼットのチャントも何度か歌われていましたがお気づきでしたか?私自身、テレビ越しだとあまり気づかなかったのですがこれがラカゼットのチャント「ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥ、ドゥドゥ、アレラカゼッ!(「クス」はかなり急いで言う)」と聞こえるのがラカのチャントですので皆様どうぞひとつよろしくお願いします。

そして試合前に感動的な姿を見せたカーディフサポですが、こちらも試合中は真剣勝負ならではのガラの悪さ(ほめています)を発揮。試合中、両チームの選手に接触があったとき、「イエローだろ!!!」と怒りの声を上げるカーディフサポーターが、「ちょうどいいものがあった」といわんばかりに例の黄色のプレートを掲げて抗議する様には思わず笑ってしまいました。キミたちそのプレートはそういう目的のために持ってきたんじゃないだろ……しかし、熱くなるとそういうことをやっちゃうところもまた、プレミアリーグサポーターの最高なところです。

さらに実はこの日一番客席が沸いたのが試合後。他会場の結果が場内ビジョンに映し出されると、なんと、なんと!シティもユナイテッドも負けてるじゃないの!!!うおーやったーー!!!と観客は大喜び。ただよくよく聞くと、いずれもアーセナルよりキックオフが15分遅く、一応はまだ「経過」だとのこと。いやまあとはいえユナイテッドは0-2だっていうんだからさすがに負けでしょ!なんて友人と言い合いながら部屋に帰ってBBCのニュースをつけたら、えっ2-2?何がどうなってそうなった???何でもラスト3分で2点取ったとかで、そういうところもいかにもスールシャールっぽい。シティの負けとかいいからさ、もうスールシャールはそういうことやめてください!!!

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