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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグ2019-20シーズンもいよいよ大詰め!CL&EL出場権争いと残留バトルの最新事情!

アーセナルに敗れたリヴァプールは、プレミアリーグ史上最多となる33勝と101ポイントの可能性を失い、残る2節は消化試合になりました。新記録達成という名誉は、単体ではモチベーションをキープする材料になりえないのかもしれません。ライバルとのデッドヒートが続く展開か、チャンピオンズリーグ制覇という大目標のいずれかがあれば、終盤のテンションダウンはなかったのではないかと思います。CAS(スポーツ仲裁裁判所)の裁定によって、CL出場禁止処分が無効となったマンチェスター・シティは、ビッグイヤー獲得をめざして心身のコンディションを高めていくはずです。

1位と2位は既に確定。チェルシーに1-0で敗れたノリッジの最下位も決まりました。昨夜のゲームでレスターとマンチェスター・ユナイテッドが勝ったため、TOP4フィニッシュを巡るバトルは3チームに絞られています。プレミアリーグ3位のチェルシーの残り試合は、リヴァプールとウルヴス。4位レスターの次節はスパーズ、5位マンチェスター・ユナイテッドはウェストハムで、最終節は両者の直接対決となっています。チェルシーは、1勝1分なら4位以上が確定。次でリヴァプールに敗れ、ライバルたちが勝つのが最悪の展開で、得失点差で優位に立つ2チームが最終節で引き分ければ、チェルシーは勝っても5位という無気力試合を招く状況に陥ってしまいます。

プレミアリーグだけで語れば、3つのうち2つですが、「5位まで全員ハッピー」な着地の可能性が2つあります。レスターとマンチェスター・ユナイテッドがTOP4に残り、チェルシーがビッグイヤー獲得。あるいは、チェルシーとレスターが3位と4位で、マンチェスター・ユナイテッドがヨーロッパリーグ制覇という形です。CLラウンド16のファーストレグで、バイエルンにホームで0-3という惨敗を喫したブルーズは望み薄ですが、3年前にELを制したマン・ユナイテッドは、インテルを倒せばいけるのではないでしょうか。

6位以下のEL出場権争奪戦に目を向けてみましょう。アーセナルがFAカップ優勝となれば、残る椅子はひとつ。プレミアリーグで5位以上のチームが世界最古のトーナメントを獲れば、欧州行きのチケットは7位にまわります。可能性があるのは、ウルヴス、トッテナム、シェフィールド・ユナイテッド、アーセナル、バーンリー。最も与しやすい相手を残しているのは好調バーンリーで、最下位ノリッジと残留ほぼ間違いなしのブライトン。ウルヴスの最終節はチェルシー、スパーズはレスター戦があり、ワトフォードとアストン・ヴィラに勝てばいいガナーズにも充分チャンスがあります

残留バトルは、今夜のウェストハムVSワトフォードで負けたチームと、ボーンマス、アストン・ヴィラの争いです。18位と3ポイント差のハマーズが敗れれば、マンチェスター・ユナイテッドの後にヴィラとの直接対決。ワトフォードのラスト2戦はマンチェスター・シティとアーセナルで、36節の大事なゲームを失うと黄信号が点滅します。セインツ&エヴァートンと戦うボーンマスとしては、ワトフォードが3連敗で転落する展開がベターでしょう。ヴィラが残るためには、37節のアーセナル戦でポイントを増やす必要があります。

プレミアリーグ2019-20シーズンも、いよいよ残り2試合。来週末には、それぞれのクラブの最終順位が決まります。3つ願いが叶うなら、「マンチェスター・ユナイテッドの3位フィニッシュ」「シェフィールド・ユナイテッドのEL初出場」「エディ・ハウ率いるボーンマス残留」でしょうか。おお、もうひとつ、ドラマティックな未来の可能性を忘れていました。「マンチェスター・ユナイテッドVSウルヴスのヨーロッパリーグファイナル」。ラウル・ヒメネスとアダマ・トラオレを押さえないと、CL出場権を獲得できない…そんな試合の終盤を食い入るように見つめる状況を想像するだけで腰が震えます。


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