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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグ2020-21シーズン最終節…CL&EL出場権を争う注目の6試合をチェック!

プレミアリーグ2020-21シーズンは、本日の最終節をもって全日程を終えることとなります。コロナウイルスによるパンデミックが続くなか、リーグの継続に尽力した英国政府、国民健康サービス(NHS)、プレミアリーグ、FA、各クラブの関係者のみなさまに、お礼を申し上げたいと思います。私たちが、日本にいながら例年通り試合を愉しむことができたのは、細心の注意を払って選手たちの健康を維持してきた方々のおかげです。いつもより1ヵ月短かったのに、長く重いシーズンに感じられましたが、最終日は10試合同時開催の醍醐味を存分に味わえればと楽しみにしています。

さて、泣いても笑っても残り90分となったプレミアリーグ2020-21シーズンですが、あらためて見どころを確認しておきましょう。既に順位が確定しているマンチェスター勢にとっては、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグのファイナルを見据えた最終調整の場となります。1週間後にチェルシーと激突するペップは、エヴァートン戦に主力を揃えるのではないでしょうか。一方、マンチェスター・ユナイテッドは、水曜日のビジャレアルとの決戦まで中2日です。ウルヴスでのラストマッチとなるヌーノ・エスピーリト・サント監督は、サブの選手と若手が中心のチームを攻め立て、地元サポーターの前で有終の美を飾るのではないかと思われます。

最大の注目ポイントは、1ポイント差に3チームがひしめくTOP4争いです。アストン・ヴィラVSチェルシー、リヴァプールVSクリスタル・パレス、レスターVSトッテナム。直近の戦績を見ると、9戦7勝2分と最強のリヴァプールに対して、チェルシーは5勝2分2敗とまずまずで、4勝1分4敗のレスターは停滞気味です。アンフィールドのゲームは、1万人のサポーターが集結することになっており、クロップ監督のチームは敵地で0‐7と圧倒した相手に勝ち切れるのではないでしょうか。

勢いがあるレッズに対して、勝てば3位フィニッシュとなるチェルシーには、いくつか気になることがあります。3チームのなかで唯一のアウェイゲーム。ヴィラパークに集まったサポーターがホームチームの背中を押すなかで、先制されたらやっかいです。トゥヘル就任以降のプレミアリーグ18試合で24ゴールと得点力に難があり、チームのトップスコアラーはPKで7ゴールのジョルジーニョ。最終節でヴィラと当たった過去4試合は、1分3敗と勝ったことがありません。

EL出場権をめざすトッテナムとぶつかるレスターが引き分け以下で終わってくれれば、チェルシーは4位以内が確定します。「負ければEL、勝てばCL」という条件で、ポルトで開催されるマン・シティ戦に臨むのは避けたいでしょう。「観客はわれわれのファンではなく、向こうに影響を与えるだろう。それは大きなアドバンテージ。物事を絶対的に難しくする。間違いないね」。トゥヘル監督は、サポーターの前で戦う最後のゲームとなるヴィラのモチベーションの高さを警戒しています。

EL&ECLを争うチームの対戦相手も見ておきましょう。レスターVSトッテナム、ウェストハムVSサウサンプトン、マンチェスター・シティVSエヴァートン、アーセナルVSブライトン。モイーズ監督のチームは、勝ち点をゲットすればEL出場権獲得が決まり、スパーズ、トフィーズ、ガナーズでヨーロッパカンファレンスリーグに参加する権利を争うことになります。アーセナルの逆転条件は、自らが勝ってエヴァートンとトッテナムがドロー以下。ライバルの対戦相手を考えれば、絶望的な条件ではありません。

こうして俯瞰してみると、レスターVSトッテナムの結果がCL、EL、ECLの出場権の行方を決めるといっても過言ではないことがわかります。2シーズン連続で、最も長い期間を3位で過ごしたブレンダン・ロジャース監督は、2シーズン連続で37節に5位に転落。彼らはまたも、4位の背中を見上げてシーズンを終えるのでしょうか。予測不能のバトルは、日本時間で24日0時キックオフです。


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