イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

1位はオールド・トラフォードとエミレーツ!「外国人が最も訪れるプレミアリーグのスタジアム」

イギリス政府観光庁(VisitBritain)が、おもしろいデータを発表していたので紹介させていただきます。左の図は、9月10日付の「マンチェスター・イブニング・ニュース」の記事「Old Trafford named as stadium welcoming most foreign tourists to matches」 からの引用ですが、昨年、外国人の来訪が最も多かったスタジアムは、オールド・トラフォードとエミレーツだそうです。

2010年以来5年ぶりに行われたこの調査によると、プレミアリーグをはじめとするイングランドサッカーを観戦した外国人旅行者は年間80万人だそうです。サッカーを目的に訪れた旅行者が平均855ポンド(約16万円)を使っているのに対して、観光客全体の支出平均は636ポンド(約12万円)。比較的裕福な層が多いのか、旅先でテンションが上がり切っているのか(私は後者です、間違いなく)、プレミアリーグをめざす人々は気前がいいようです。国籍では、お隣のアイルランド人が1位で12万1000人。次いで2位ノルウェーが9万3000人、スウェーデンが5万8000人、アメリカ5万3000人、オランダ4万3000人がTOP5となっています。

スタジアム別に見ていくと、3位のアンフィールドも含め上位を占めたのは、昔から根強い人気を誇り世界中にファンが多いマンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプール。4位のスタンフォード・ブリッジがアンフィールドと1万人しか違わないのは意外でした。ここはトップクラブの本拠地のなかでは最もチケットが取りにくいスタジアムのひとつで、いわゆる「一見さん」には敷居が高い場所です。会員になってチケットを取っている方が多いのか、ツアーなのか、毎年1度はロンドンに足を運んでいる熱烈なサポーターなのか。愛と情熱が障壁を低いものにしてしまうのでしょう。ウェンブリーは、イングランドサッカーのファンなら誰もが一度は訪れてみたいと思う聖地。7位のエティハドは今季から座席数が増え、これから来訪者が増えていくものと思われます。

【外国人観光客が多いスタジアムランキング】
1位/オールド・トラフォード(マンチェスター・ユナイテッド)/10万9000人
1位/エミレーツ(アーセナル)/10万9000人
3位/アンフィールド(リヴァプール)/9万9000人
4位/スタンフォード・ブリッジ(チェルシー)/8万9000人
5位/ウェンブリー/5万1000人
6位/ホワイト・ハート・レーン(トッテナム)/4万人
7位/エティハド(マンチェスター・シティ)/3万3000人
8位/クレイヴン・コテージ(フラム)/3万人

8位に、昨季はチャンピオンシップで戦っていたフラムの本拠地クレイブン・コテージが入っているのを意外と思った方も多いのではないでしょうか。旅行客がこのスタジアムを狙う理由は何となくわかります。スタンフォード・ブリッジに近いクレイブン・コテージは、ロンドンの中心街からバス1本でいける手頃なロケーション。川のほとりにある小ぢんまりとした佇まいに、イングランドらしさが感じられる素敵なスタジアムです。何よりもいいのは、ゴール裏に「ニュートラル」といわれるホーム、アウェイのファンが混在しているエリアがあること。実際の理由はわかりませんが、利便性が高くて足が向きやすく、気兼ねなく試合を楽しめる環境が「せっかくロンドンに来たのだからもう1試合ぐらい」という気分を引き寄せるのだろうと推測します。

昨日、相方の熱狂的グーナーが「Sportie」に「5000円からトライできる!プレミアリーグ観戦チケット購入術」という記事をUPしました。興味があれば、こちらも読んでみてください。仕組みと流れさえつかんでしまえば、プレミアリーグのチケットをゲットするのは意外と簡単。英語力はさほど必要としません。行かれたことがない方は、お時間と懐具合が許せば、ぜひ現地のスタジアムの熱狂を肌で感じてみてください。「イングランドのスタジアムは、客席とピッチが近いから観やすいし盛り上がる」とよくいわれますが、行ってみるとわかります。いや、ホントに。…これ以上語ると必要以上に熱くなってしまいそうなので、このへんで失礼させていただきます。

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“1位はオールド・トラフォードとエミレーツ!「外国人が最も訪れるプレミアリーグのスタジアム」” への5件のフィードバック

  1. 汗かきスター より:

    プレミアのクラブの国際的な人気順に準じていますね。
    私も上記のほとんどに行ったことがあります。
    エティハドスタジアムに、シティファン以外に行くのは、オールドトラフォードのついでに行ってみるか、マンチェスター市内だし、という感じな人が多いかもしれません。(私はシティファンですが)
    アンフィールドも、リバプールはマンチェスターからバスで1時間ぐらいで行けますので、日帰り圏内ではありますね。
    しかしロンドンはかなり広いので、在ロンドンのスタジアム見学は1日2スタジアムが限界でした。。。

    —–
    更新お疲れ様です。
    良いですねぇ〜結婚して、子供が出来てから一度も行った事が無い海外。
    死ぬまでに、一度はプレミア観戦行きたいですね!
    もちろん!シアター・オブ・ドリームスこと、オールド・トラフォード!信者としては、絶対に外せません(≧∇≦)
    後は、クレイブン・コテージにヴィラ・パーク、ホワイト・ハート・レーンに、セント・ジェームズ・パーク!妄想は付きません(笑)
    後、アップトン・パークに行きたかったですが、もう見納めなので、無理ですね>_<凄い好きなスタジアムだったので、淋しい限りです。
    管理人さんは、やはり、オールド・トラフォードが一番テンション上がりましたか???

  2. ペドロ より:

    お疲れ様です。私はハイバリーとスタンフォードブリッジにしか行った事無いんですが、マンチェスターにそんなにも日本の方が行かれるんですね。次回機会があれば、マンチェスターまで行ってみたいと思います。

  3. たろう より:

    更新お疲れ様です。私も20年前にサッカー観戦で
    一人旅いったのが懐かしいです。
    あの時は怖いもの知らずで、外観だけで見たのが
    10箇所程。観戦は、QPRの本拠地…名前忘れちゃいました(笑)とグディソンパーク、ノリッジのキャローロード。
    ノリッジなんかに日本人の20歳そこそこの学生がいったから大変驚かれた記憶があります。

    プレミア創立元年に3位で、翌年のUEFAカップでバイエルンに勝利したのがきっかけでファンになって以来のノリッジファン。

    今年は残留してほしいな♪

  4. magichat0102 より:

    99年から数年ロンドンに住んでいた為、幾つか行きました。憎き(笑)ManUがトレブルを達成した年ですね・・・生粋のグーナーなので、ハイバリーはこじんまりとしていて、一体感が震えるほど気持ち良いスタジアムでした。当時、アーセナルはキャパの問題でCLを旧ウェンブリーで戦ってましたね。スタジアムまでの地下鉄内のチャントが響く雰囲気、駅からスタジアムまでの人の大渋滞、そしてツインタワー、旧ウェンブリーで何試合か見ることができ、とても幸せでした。確か、一番安い席で1500円くらいだったかと。柱が邪魔でピッチは見にくかったですけど(苦笑)

  5. makoto より:

    プレミアリーグ大好き!さん>
    素晴らしいです。ロンドン1日3発は厳しいですよね。西だけ、北だけぐらいがほどよいです。

    汗かきスターさん>
    オールド・トラフォードは何回かいってますが、いつも最高です。グディソン・パークもなかなかいいですよ。

    ペドロさん>
    ぜひぜひ。私も、エティハドにいったことがないので(現地にすんでいれば別ですが、ダービーはホームで観たいという気持ちが強く…)、行ってみたいですね。周辺の施設をみたいです。

    たろうさん>
    ノリッジとはシブいですね。QPRのロフタスロードは、稲本がいたフラムが間借りしていた時代にいきました。住宅地を歩いているといきなりスタジアム登場!という感じですよね。

    magichat0102さん>
    ハイバリーは雰囲気はいいのですが、屋根が低いのでときどきハイボールが消えるのが残念でした。

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