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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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公式戦11試合11発!フラムとセルビアを牽引する絶好調ミトロヴィッチに、さらなるラッシュを期待!

アレクサンダル・ミトロヴィッチのゴールラッシュが止まりません。昨季チャンピオンシップで44戦43発というリーグレコードを叩き出したストライカーは、プレミアリーグ2022-23シーズンも好調をキープ。開幕節のリヴァプール戦で2つ決めると、ブレントフォード、アーセナル、ブライトン、トッテナムを相手に4戦連続ゴールをゲットしています。

7戦6発というハイペースは、アーリング・ブラウト・ハーランドさえいなければ、もっと話題になっていたでしょう。フラムの上位進出に貢献したミトロヴィッチは、セルビア代表でもゴールを量産しています。

6月から始まったネーションズリーグ2022-23の初戦は、ハーランドの1発でノルウェーに敗れましたが、スタディオン・ツルヴェナ・ズヴェズダで戦ったスロベニア戦で24分に先制ゴール。CKからのヘッドは、ボールが流れてくるエリアがわかっていたかのようでした。

スウェーデンとのアウェイゲームはサスペンデッド。敵地に乗り込んだスロベニア戦では、タディッチが左から浮かしたボールを打点の高いヘディングで仕留めました。圧巻だったのは、24日に行われたスウェーデン戦です。クラーセンに先制された後、18分からの30分でハットトリック。4-1快勝の立役者となりました。

最初のゴールは18分。右サイドのジヴコヴィッチがファーに上げたボールを頭で合わせ、右隅に落とすと、前半の追加タイムにもタディッチのCKをヘッドで突き刺しました。48分の3発めは、ヴラホヴィッチが仕掛けた速攻。左から上がったミトロヴィッチは、完璧なスルーパスを受けてGKオルセンと対峙し、冷静なワンタッチでネットに収めました。

代表チームでも3試合連続ゴールで、ネーションズリーグは4戦5発。得点王争いのTOPかと思いきや、こちらでもハーランドが6ゴールを決めています。公式戦11試合11ゴールで、主役になれないとは…。この鬱憤は、ノルウェーがいないカタールで晴らしていただきましょう。

ミトロヴィッチは、なぜこれほどゴールを決められるのか。最大の理由は、フラムもセルビアも彼にボールを集めるという意思統一ができているからでしょう。プレミアリーグのスタッツを見ると、シュート数31はリーグTOP、オンターゲット16本はハーランドに次ぐ2位。特筆すべきは空中戦の強さで、トータル42勝は2位のベン・ミーを13も引き離す独走です。

DFの視界から消えるのがうまく、空中を支配するストライカーは、イングランド6年めで既に101ゴール。セルビア代表の49ゴールは、歴代最多記録です。絶好調の28歳は、プレミアリーグとワールドカップでどこまでゴールを積み上げるのでしょうか。クレイヴン・コテージのゲームでは、クロスが上がった瞬間の彼のポジションに注目していただければと思います。(アレクサンダル・ミトロヴィッチ 写真著作者/Екатерина Лаут)


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