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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

チェルシーVSアーセナル、トッテナムVSリヴァプール…現地メディアの名物予想をチェック!

今週末のプレミアリーグ15節は、日曜日に注目です。ランチタイムキックオフのチェルシーVSアーセナル、4時間30分後にはトッテナムVSリヴァプール。強豪クラブのシックスポインターを控えた土曜日に読みたくなるのは、現地の評論家のスコア予想です。

「BBC」の予想といわれて頭に浮かぶのは、1980年代のリヴァプールの黄金時代にCBとして活躍した「ローロ」ことマーク・ローレンソンさんです。しかし、22年に渡って8000試合を予想した(そして多くを外した)名物評論家は、今年の5月をもって引退。後を継いだのは、ブランクバーン時代にアラン・シアラーとの初代SASで名を馳せたクリス・サットンです。

今季プレミアリーグで、全試合のスコア予想を敢行している往年のストライカーは、リーズとボーンマスの勝敗予想を外し続けています。ビッグロンドンダービーを控えた今週の記事は、「リーズとボーンマスのファンは、私の予想にかなり腹を立てており、ひどい非難を浴びせてくる。だから今週は、彼らが負けることを願っている」という自虐系のツカミで始まっています。

毎週、ゲストとともに予想しているサットンは、注目のウイークエンドに映画界のビッグネームを招聘しました。アーロン・ムーアヘッドとジャスティン・ベンソン。ディズニーの大作「ムーンナイト」をはじめ、「アルカディア」「シンクロニック」「キャビン・イン・ザ・ウッズ」などで脚光を浴びたアメリカ人のコンビは、新作の「サムシング・イン・ザ・ダート」では共同で監督・制作・編集を手掛け、ともに出演しています。

ここからは、3人の予想とサットンのコメントを紹介しましょう。まずはビッグロンドンダービー。「アーセナルは過去2シーズン、スタンフォード・ブリッジで勝利しているが、3連勝するとは思えない」と始めた元プレミアリーガーは、「ブカヨ・サカがフィットするかどうか、チェルシーのボス、グレアム・ポッターがどのように試合に臨むかに依存する」としています。

3人が挙げたスコアは、サットンが1-1、アーロン&ジャスティンは2-1でチェルシー。「ポッターは全体的によくやっている。前回のブライトン戦のように、後方が悪くなることはないだろう」というサットンの見立ては、ガナーズ圧勝となれば両チームのサポーターからブーイングを浴びるでしょう。

トッテナムVSリヴァプールは、サットン&アーロンが1-2でリヴァプール、ジャスティンは2-2ドロー。レッズ優勢としたサットンの根拠は、「リシャルリソンとデヤン・クルゼフスキが離脱している今、ソン・フンミンの負傷は最悪のタイミングといえるだろう」という言葉に集約されています。

「スパーズファンにとって唯一の朗報は、私がリヴァプールの勝利を推していること。今季のリヴァプールの結果については、ほぼすべて間違っているからね。リヴァプールはこの数週間、ヨーロッパでは好調だったけど、プレミアリーグではノッティンガム・フォレストとリーズに敗れている。正直にいえば、どちらのチームに何を期待していいのかわからない」

「スパーズは立ち上がりが悪く、その後、反撃して勝つのを得意としているようだ。しかし、ソン抜きでそれができるかは別問題だ。アントニオ・コンテとユルゲン・クロップは、選手たちがいかに疲労困憊かを語ることが多い。それをふまえると、疲れたチーム同士の退屈なゲームになりそうだけど、そんな展開にはならないだろう。両者とも不安定なので、試合開始時と終了時で全く違う展開になっている可能性がある。エキサイティングな試合になるだろうね」

次に紹介するのは、「スカイスポーツ」が誇る名物予想屋のジョーンズ・ノウズさんのベッティングです。「Sky Bet」のチェルシーVSアーセナルのオッズは、どちらの勝利も13/8とイーブン。「ディフェンスが全てを支配するゲームになるかもしれない」という記者は、「リース・ジェイムズの幅の広さと創造性、エンゴロ・カンテの力強さを欠くチェルシーは、迷いがあるように感じる」と指摘し、ガナーズの0-1勝利としています。

続くスパーズとレッズも、0-1のロースコア予想。「ルイス・ディアス、ディオゴ・ジョッタ、ソン・フンミン、リシャルリソン、デヤン・クルゼフスキの欠場によって、速いトランジションが大きく損なわれる」というのが、守備重視の接戦を想像する前提です。

「スパーズは、後半からの巻き返しとセットピースでCLの窮地を脱したけど、リヴァプールはこういったシナリオでゴールするのは非常に難しいチームだ」「昨季のリヴァプール戦で2試合ともゴールを挙げたソンのようなスピードとダイレクト感覚がなければ、スパーズはオープンプレーからチャンスを作るのに苦労すると思われる」(ジョーンズ・ノウズ)

「BBC」「スカイスポーツ」の名物予想コーナーは、ブルーズとガナーズの激突はホームチーム優勢。スパーズがレッズに勝つという声はありませんでした。私の予想は、チェルシーVSアーセナルは1-3でアウェイチーム。スパーズVSレッズは1-1のドローです。

いずれの試合も、「サイドを制圧しそうなアウェイチームに対して、ホームチームの速攻が炸裂するか」が見どころになるのではないでしょうか。勝敗がどうなるにせよ、エキサイティングな展開を期待したい2試合。今から楽しみです。


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