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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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追加タイムのゴールが最も多いのは…⁉「ファーギー・タイム」に関する24年めの真実!

情熱的かつ理性的なコメントをくださっているプレミアリーグマニアのみなさま、今週は多忙につき、お返事が滞りまして申し訳ございませんでした。記事のテーマのヒントを与えてくださる言葉が多く、いつも参考にさせていただいております。本日この後、1週間分まとめて返信させていただきますので、何卒ご容赦いただければと存じます。

さて、本日はリヴァプ―ルのお話です。イギリスメディア「デイリー・ミラー」が、挑発的な見出しをデカデカと掲載していました。「Forget Fergie Time! Liverpool – NOT Manchester United – have the best record for injury time goals(ファーギー・タイムを忘れろ!リヴァプールはーマンチェスター・ユナイテッドではなくー追加タイムのゴール数のベストレコードを保持している)」。「Remember ‘Fergie Time’?Of course you do. Everybody remembers Fergie Time. 」と、クラブDJのような軽快な書き出しで始まるこの記事は、プレミアリーグ創設以来、追加タイムに最も多くのゴールを決めているのはリヴァプールであり、「ファーギー・タイム」ではなく「リヴァプール・タイム」と称すべきであると主張しています。

今、このテーマで記事が書かれたのは、月曜日のマージーサイドダービーが、95分にスタリッジのシュートがポストに弾かれたところを詰めたサディオ・マネの劇的な決勝ゴールで幕を閉じたからでしょう。リヴァプールがプレミアリーグで決めた追加タイムのゴール数は29。2位がアーセナルの23、3位のチェルシーは20。そろそろファーギーが出てくるかと思いきや、4位は何とエヴァートンで20、ようやく赤い悪魔が登場するのは5番めで、リヴァプールより11も少ない18ゴールです。

私にとって、プレミアリーグにおけるレッズの忘れられない土壇場ゴールといえば、2015-16シーズンのノリッジ戦と、2011-12シーズンのマージ―サイドダービーです。1年前のノリッジとのゲームは、75分にミルナーのゴールで4-3とレッズが勝ち越し。乱打戦に片が付いたかと思いきや、92分にバソンが左足ミドルを決めてノリッジが同点に追いつきます。絶望感に支配されたレッズサポーターが、再び歓喜に沸いたのは95分。エムレ・ジャンのクロスからの混戦で、相手のクリアを左足で的確に捉えたのはアダム・ララナでした。直前まで顔を真っ赤にして怒っていたクロップ監督が、シャツを脱いでまっすぐ駆け寄ったララナとハグをかわしたシーンは、月曜日のマネの決勝ゴールに負けず劣らず感動的でした。

2011-12シーズンにアンフィールドで行われたリヴァプールとエヴァートンのゲームは、93分にスティーブン・ジェラードがゴールを決めてリヴァプールが3-0で快勝。これだけ書くと何でもないゴールのようですが、93分のショートカウンターからの3点めは、マージ―サイドダービーでは77年ぶりのハットトリック達成となる記念すべき一撃。ジェラードにとっては、プレミアリーグ出場400試合めで初めてのハットトリックというメモリアルづくしの一戦でした。

片や、マンチェスター・ダービーの追加タイムのゴールといえば、2009年9月のマイケル・オーウェンでしょうか。ただし、このゴールの主役はバロンドールを獲ったストライカーではなく、「追加タイム6分は長すぎるのでは?」とタブロイド紙に突っ込まれたレフェリーのほうでした。リヴァプールはどこまでもドラマティックで、対するわれわれが「 1990年代のプレミアリーグの未公開ルールでは、アレックス・ファーガソン監督のマンチェスター・ユナイテッドが勝つか引き分けるのに必要なだけの追加タイムを与えられていた」と揶揄されるのは釈然としませんが、ボスがあれだけ時計を指差して怒鳴っていれば、茶化したくなる気持ちもわからなくはありません。のっけからマンチェスター・ユナイテッドをいじり倒していたリチャード・インス記者は、イギリス人らしい表現でオチをつけています。

Well, for starters, Sir Alex Ferguson wasn’t nearly as reliant on late goals as we all previously thought. Even if he did spend an awful lot of time checking his watch…(えー、アレックス・ファーガソン監督は、私たち全員が思っていたほどには遅いゴールに頼っていなかった。彼が腕時計をチェックするのに多大な時間を費やしたとしても…)」。追加タイムにゴールを奪わなくても強かったというリスペクトと受け取っておきましょう。以上です!

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