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マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

チェルシー、トッテナム、マン・シティ…「スカイスポーツ」がプレミアリーグの最終順位を予想!

対戦相手がラクなのはトッテナム、残り試合が少ないのはリヴァプール、直近の戦績がいいのはチェルシー&マン・シティ、さらにチェルシーは負傷者ゼロ…。「スカイスポーツ」が、データ分析によってプレミアリーグ2016-17シーズンの最終順位を予想しています。彼らがチェックしたのは、過去の戦績、今後の試合数と対戦相手、戦績のトレンド、負傷者の数など。揃ったデータを見ると、懸念材料がないチェルシーの優位は揺るがず、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドは厳しい状況に置かれているのがわかります。「チェルシーはこのままプレミアリーグを制覇する」「アーセナルは、長年キープし続けてきたプレミアリーグのTOP4から外れる可能性が高い」というのが「スカイスポーツ」の見解。さっそく、それぞれのデータをウォッチしてまいりましょう。

最初に紹介させていただくのは、「今後の対戦相手の平均順位」です。最も恵まれているのはトッテナムの12.55。チェルシーの11.33、リヴァプールの11.1がこれに続き、アーセナルは10.5、マンチェスター・シティは10.42、マンチェスター・ユナイテッドは9.92となっています。マンチェスター勢が上位との直接対決を4つ残しているのに対して、3つのアーセナルはWBA、エヴァートン、ストークといった難敵も残しています。「上位対決が多い=自力で逆転できる」「欧州進出も降格も絡まない中位は終盤にモチベーションを失う」といった面もあるので、必ずしも下位がいいとはいえませんが、アーセナルが有利といえないのも間違いありません。

さらに「スカイスポーツ」は、直近の戦績トレンドをグラフにしており、年明けからのプレミアリーグ8試合を5勝2分1敗にまとめているチェルシー、トッテナム、マンチェスター・シティの好調ぶりが目につきます。チェルシーは公式戦11試合で9勝2分。マンチェスター・シティは、チャンピオンズリーグのモナコ戦を含む11試合を8勝3分と快走しています。マンチェスター・ユナイテッドも、FAカップでチェルシーに敗れる前までは7勝3分。トッテナムは2017年の15試合を10勝3分2敗、レッズとヘントに連敗してからの5試合を4勝1分と持ち直しています。これに対して、リヴァプールは年明けから4勝4分6敗、アーセナルは1月末から3勝5敗(うち2勝はノンリーグのサットンとリンカーン)と大崩れ。最近の戦績は、「4強2弱」にくっきり分かれています。

残り試合数を見ると、延期試合が多くヨーロッパリーグで残っているマンチェスター・ユナイテッドが最大22試合。チャンピオンズリーグとFAカップ制覇の可能性があるマンチェスター・シティも最大21試合となっており、プレミアリーグ1本となったリヴァプールの11試合の倍に近いスケジュールをこなさないといけません。チェルシーとトッテナムは14、アーセナルは15。モウリーニョ監督は、ヨーロッパリーグ優勝に漕ぎ付ければ来季のチャンピオンズリーグ出場権に手が届きますが、勝ち進めばプレミアリーグでの選手のやりくりを難しくしてしまいます。とはいえ、2方向から来季のCLに迫れる状況のなかで、ELも捨てられないでしょう。出づっぱりのポグバをどこで休ませるか、名将にとって難しい季節になりそうです。

最後に負傷者ですが、「Physioroom.com」のデータによると、チェルシーはゼロ。リヴァプールは、スタリッジとヘンダーソンをはじめトータル6人、主力2人を欠いており、アーセナルはカソルラとエルネニーがアウト。記事で病欠とされていたウェルベックとエジルは現在は問題なく、イオビもベンチに戻ってきています。マンチェスター・シティは3人ながら、コンパニ、ギュンドアン、ガブリエウ・ジェズスと痛いところを失っています。ラメラとダニー・ローズがいないトッテナムは、ハリー・ケインがここに加わるのかが気になります。ポチェッティーノ監督は「ソン・フンミンがいる」といっているものの、エースが離脱することになれば、スパーズのチェルシー追撃の足は鈍るのではないかと思われます。さあ、「スカイスポーツ」が、今まで見てきたデータをまとめるとどんな順位予想になるのでしょうか。どうぞ!

「スカイスポーツ」のプレミアリーグ2016-17最終順位予想
1位/チェルシー
2位/トッテナム
3位/マンチェスター・シティ
4位/リヴァプール
5位/アーセナル
6位/マンチェスター・ユナイテッド
7位/エヴァートン

18位/ミドルスブラ
19位/ハル・シティ
20位/サンダーランド

返す刀で降格ゾーンまで載せてしまいましたが、こちらについては別な記事で扱うこととしましょう。独自のアルゴリズムを使った「スカイスポーツ」の算出では、アーセナルのTOP4確率は42%。リヴァプールの59%、マンチェスター・シティの69%に水を空けられており、調子が上がらないなか、例年以上に厳しい状況になっているようです。ヴェンゲル監督得意の追い込みは炸裂するのか。今週末は、ザ・ホーソンズでは8勝2分4敗と強いWBAとのアウェイゲームです。

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“チェルシー、トッテナム、マン・シティ…「スカイスポーツ」がプレミアリーグの最終順位を予想!” への2件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    リーグ戦も残り試合を数える季節になってきましたね。
    チェルシー優勝は堅く熾烈な4位争いですが、ユナイテッドEL優勝でCL奪取と言う構図が浮かんでしまいます。
    それくらいモウはやってしまいそうな予感がします。

  2. makoto より:

    Mackiさん>
    いやー、そうなってほしいです。来季はチャンピオンズリーグのベスト8あたりでお会いしましょう(笑)

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