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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグで16戦連続無敗!夏に主力をごっそり抜かれたボーンマスがCLの出場権をめざせる理由。

アンドニ・イラオラが率いるボーンマスにとって、火曜日のマンチェスター・シティとのホームゲームは、クラブ史上最大の決戦といえるでしょう。プレミアリーグ制覇をめざすビッグクラブに勝ち切って、58ポイントとなれば、最終節のノッティンガム・フォレスト戦はチャンピオンズリーグの出場権を賭けたゲームとなります。

4位のアストン・ヴィラは62ポイントで、ラストマッチはエティハドでマン・シティ。59ポイントで5位のリヴァプールは、アンフィールドにブレントフォードを迎えます。ボーンマスが勝って61ポイントとしても、上位の2チームが3ポイントをゲットすれば、ヨーロッパリーグの出場権を手に入れて終了です。しかしどちらかがポイントを落とすと、サウスコーストに歓喜が訪れます。

アストン・ヴィラが敗れてリヴァプールが勝てば、得失点差でスロットが4位、エメリは5位。直前のヨーロッパリーグでヴィラがフライブルクに勝ってトロフィーを獲得すると、優勝のインセンティブとして得られるCLの出場権は6位のボーンマスに流れます。ヴィラが勝って4位となると、リーグのTOP4の出場権が適用されるため、EL制覇のインセンティブは消滅します。

この場合はCLの出場権は5位までですが、レッズが負けてボーンマスが勝てば、5位と6位は入れ替わります。クラブ創設から127年で、初めて欧州の最高峰の大会に出られるチャンス。マン・シティ戦は、何としても勝ちたい一戦です。ペップ・グアルディオラと選手たちから見ると、プレミアリーグで16試合連続無敗のチームとのガチンコバトルは、やっかいなゲームです。

本拠地バイタリティ・スタジアムは11307人しか収容できない小さな箱で、アウェイチームは普段の雰囲気との違いに戸惑います。今シーズンのボーンマスとのアウェイゲームを制したのは、エヴァートンとアーセナルのみ。チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドはドロー決着で、リヴァプールとスパーズは3失点を喫して敗れています。

昨夏のデッドラインデーにボーンマスの退団リストを見たら、降格を心配するのがまともな感覚でしょう。チームに欠かせない守護神だったケパ・アリサバラガは、レンタルバック。最終ラインの主力だったケルケズ、ディーン・ハイセン、ザバルニーをリヴァプール、レアル・マドリード、パリに持っていかれ、前線のワッタラはブレントフォードに移籍しました。

最終ラインに加わった新戦力を見ると、リーグアンから加わったディアキテとトリュフェは即戦力ですが、ミロサヴリェヴィッチは18歳です。前線に目を移すと、リヴァプールから来たベン・ドークは明らかに将来投資で、レヴァークーゼンにいたアミンは昨季のブンデスリーガで2ゴール。19歳のイーライ・ジュニア・クルーピの30戦22ゴールは、リーグドゥの数字です。

苦しい戦いになりそうだったボーンマスは、9節まで5勝3分1敗と大健闘。ロケットスタートの最大の要因は、6ゴール3アシストと無双状態だったセメンヨでした。11月から5分6敗と失速したのは、ビッグ6や好調のチームとのゲームが増え、中小のクラブにもプレスと速攻を研究されたからでしょう。プレミアリーグの経験値が低い選手にとっては、苦しい季節でした。

ボーンマスは「負けないチーム」に変貌を遂げたのは、イラオラ監督がベースの戦術となるプレスを立て直し、若手が急激に成長したからです。22歳のアレックス・スコットは中盤に不可欠な存在となり、イーライ・ジュニア・クルーピはプレミアリーグ31戦12ゴールと大ブレイク。ジャスティン・クライファートとルイス・クックの長期離脱は、問題にならなかったといえます。

中盤の底を任される機会が増えたクリスティと、ユーティリティーが高いタヴァーニアも、連動性の高いプレスやゾーンとマンツーマンのスイッチングに貢献しています。セメンヨの移籍は激痛かと思いきや、1月に加わった19歳のハイアンが大当たりで、獰猛なドリブルを武器にプレミアリーグ13戦5ゴール2アシスト。ほどほどにしないと、ビッグクラブに持っていかれそうです。

イラオラ監督がビッグクラブから評価されるのは、選手の特性と強みを活かしたコンバートがうまく、キーマンを欠いても戦えるチームを創れるからでしょう。マン・シティ戦はアレックス・ヒメネスとクリスティが不在ですが、アダム・スミスとタイラー・アダムスが元気なら戦えるはずです。退団が決まっている指揮官の置き土産はCLか、ELか?激アツの一戦に注目しましょう。


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