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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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エヴァートンが大立ち回り…マンチェスター・ユナイテッドは最後の最後でフェライニ獲得!

昨日から、BBCのリアルタイムレポートにかぶりつき状態です。正直、疲れますが、しかし目が離せません。マンチェスター・ユナイテッドも、涼しい顔で選手獲得を終えたマンチェスター・シティ以外のプレミアリーグ上位クラブ同様、最終日に綱渡りやマジックを必死にやっていたわけですが、夕方までは状況芳しからず。懸案はセンターMFと左SB。アーセナルがエジルで盛り上がっている脇でレアル・マドリードにケディラを断られ、アスレチック・ビルバオのアンデル・エレーラもトラブルでアウト。エヴラのバックアッパーとして狙ったコエントランは、全く情報が来ず。フェライニは来る・来ない双方の情報が交互に届く混乱ぶり。これぞトランスファー・マーケット最終日という、情報の吟味のしようもない大変な状況です。

そして、つい先ほどやっと来ました。マルアン・フェライニ。いわずとしれた、エヴァートンのセンターMFです。エヴァートンはエヴァートンで、移籍祭りで大忙しだったようで、FWアニチェベをWBAに出しつつ、チェルシーの若手FW、ロメル・ルカクをレンタルで確保。さらにはマンチェスター・シティで戦力外となったギャレス・バリー、ウィガンの中心選手であるジェームス・マッカーシーを獲ったようです。フェライニを出せたのは、2750万ポンド(約41億円)という移籍金の折り合いがついただけでなく、彼らに中盤選手獲得の算段がついたことが大きかったのでしょう。やはり、最終日は何が起こるかわかりません。ヨーロッパ規模で、大変なビリヤードあるいはピンボールが行われているのです。いや、しかし、よかった。マンチェスター・ユナイテッドは明らかに中盤センターの層が薄く、中央のディフェンスに弱点を抱えていたのでほっとしました。

キャリックとフェライニという、パスの出し手がダブルで揃えば、その前にポジションを取る香川真司がより活きるでしょう。リヴァプール戦で、ただサイドから攻めるだけのサッカーには限界があり、ヨーロッパはおろかプレミアリーグでも到底勝てないことははっきりしたと思います。マンチェスター・ユナイテッドの公式サイトでも香川真司待望論の勢いが増しているなか、エヴァートンでFWから守備的なMFまでをこなし、真ん中ならどこでもOKのセンスあふれるMFの合流は、創造性を失ったクラブに新しい引出しをもたらしてくれるでしょう。

プレミアリーグ4節はホームでクリスタル・パレス戦なので、デビュー戦としては格好の舞台ですね。やっとひとつ巻き返せたような、そんな気分です。いや、「チーム強化=大物選手獲得」ではないのは百も承知なのですが、あまりにライバルクラブの勢いがすごかったので、さすがに焦りまして(写真著作者/Nick)。

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