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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

過去の戦績、指揮官対決の結果…データで愉しむマンチェスターダービー・プレビュー!

プレミアリーグ33節では、エヴァートンVSリヴァプールのマージーサイドダービーと、ペップとモウリーニョが鎬を削るマンチェスターダービーがダブルで開催されます。チャンピオンズリーグ準々決勝がリヴァプールVSマンチェスター・シティのプレミアリーグ対決となり、セカンドレグの直前に行われる2つのダービーの注目度はさらにUP。現地メディアの記事をチェックすると、ペップが勝てばプレミアリーグ2017-18シーズンの優勝が決まるエティハドのほうがより話題になっているようです。

プレミアリーグにおける過去41試合のマンチェスターダービーは、マンチェスター・ユナイテッドが21勝8分13敗。指揮官対決は、ペップ・グアルディオラが9勝7分4敗とジョゼ・モウリーニョを圧倒しています。昨季より現在のクラブで指揮を執ることになった彼らは、初年度の直接対決を1勝1分1敗のイーブンで終えています。オールド・トラフォードのプレミアリーグは1-2でペップ、エティハドではスコアレスドロー、EFLカップはホームのモウリーニョがマタの1発で1-0。今季プレミアリーグの初戦は、ペップが2年連続のアウェイ勝利を収めており、今回勝てば優勝決定&ダブル達成。敗れれば1勝1敗で、ライバル対決に決着がつくのは3年め以降となります。

プレミアリーグ31試合27勝3分1敗と圧倒的な強さを誇るペップは、既にプレミアリーグ18連勝という新記録を達成していますが、「BBC」はさらに狙える記録が9つあると指摘。最多勝利、最多勝ち点、2位との最大勝ち点差、ホームとアウェイのそれぞれの勝利数、総ゴール数とアウェイゴール数、得失点差でレコード達成の可能性を残しています。マンチェスターダービーの結果で白黒がつくのが「最も早いタイトル獲得日」。2000-01シーズンのマンチェスター・ユナイテッドが4月14日に優勝を飾っており、マン・シティ勝利なら1週間更新。引き分けか負けなら次節のトッテナム戦でタイ記録をめざすことになります。

わがマンチェスター・ユナイテッドが勝ってもライバルの優勝は既定路線です。しかし、ここで勝ち点3をゲットできれば、得られる果実は少なくありません。プレミアリーグ2位キープはもちろんのこと、目の前で優勝を決められる悔しさから逃れ、ペップの新記録をひとつつぶし、クリーンシート16回でゴールデングローブ争いのトップに立つデ・ヘアがエデルソンに並ばれるのを阻止。イングランドにおけるペップVSモウリーニョの対戦成績をイーブンに戻し、苦手意識を持たずにすむのも、来季以降を考えれば大きいのではないかと思います。

「スカイスポーツ」が挙げる注目のマッチアップは、直近8戦7発のルカクVSコンパニ、ダヴィド・シルヴァVSマティッチですが、私はそこにサネVSバレンシア、スターリングVSアシュリー・ヤング(あるいはベルナルド・シウヴァ&フォーデン!?)を加えたいと思います。先日のリヴァプール戦同様、サイドでの攻防でどちらが優位に立つかが展開に大きな影響を与えるのではないでしょうか。

「ミーノ・ライオラが、ポグバ&ムヒタリアン獲得を持ちかけてきたとペップが発言」「”チェルシー在籍時にモウリーニョと話したのは2回だけ”とデブライネが回想」などと、現地メディアの記事はマン・ユナイテッドの指揮官をヒールに仕立てていますが、この試合に集中できるアウェイチームは結果を出してくれるのではないでしょうか。サラーを完封して自信をつけた守備陣の奮闘と、ラシュフォード&ルカクの鮮やかな速攻に期待したいと思います。

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