降格クラブ決定!いよいよファイナル!プレミアリーグ最終節は、ここが見どころ
フラムはマガト監督の就任以降、巻き返してはいただけに、テコ入れの遅れが悔やまれます。ノリッジは4月に入ってから勝利ゼロではやむなし。後半戦、まったくいいところがなかったカーディフは、あのトンデモオーナーと経験が浅いスールシャール監督ではプレミアリーグを戦うのは難しかったということでしょう。そういえば、開幕2戦めでマンチェスター・シティを破ったんですよね、カーディフ。今の彼らを見ていると、もはや夢だったとしか思えませんが…。
優勝争い、チャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグ出場権、残留争いと、どのバトルも大混戦だったプレミアリーグ2013-14も、続々と結果がみえてきています。ここで、それぞれの戦いがどうなっているのか、最終節の見どころはどこなのかを整理しておきましょう。まずは、優勝争いと上位の状況からまいります。
■プレミアリーグ優勝争い・チャンピオンズリーグ出場権争い
1位:マンチェスター・シティ/勝ち点83⇒最終戦はウエストハムに勝つかドローで優勝
2位:リヴァプール /勝ち点81⇒ニューカッスルに勝ち、マン・シティ負けなら優勝
3位:チェルシー /勝ち点79⇒得失点差大きく3位ほぼ確定・最終戦は消化試合
4位:アーセナル /勝ち点76⇒4位ほぼ確定・最終戦はFAカップ決勝の調整試合
5位:エヴァートン /勝ち点69⇒得失点差大きく5位ほぼ確定・最終戦は消化試合
優勝争いは、マンチェスター・シティが負けなければ優勝、負けたとしても、リヴァプールがドロー以下ならやはり上という非常にわかりやすい状況。今日のマン・シティの勝利で、チェルシーの優勝はなくなりました。4位アーセナルまでの来季チャンピオンズリーグ出場は決まっており、エヴァートンはヨーロッパカップにまわっています。リヴァプールとマン・シティの一騎打ちは、両者ともホームでの試合。どちらが勝っても地元サポーターの前で優勝の瞬間を迎えることになります
■ヨーロッパリーグ出場権争い
5位:トッテナム /勝ち点66⇒アストン・ヴィラに勝つかドローでEL出場決定
6位:マンチェスター・ユナイテッド/勝ち点63⇒トッテナムが負け、セインツに勝てばEL出場決定
ベンテケがいないアストン・ヴィラをホワイト・ハート・レーンに迎えるトッテナムと、難敵セインツとのアウェイゲームを戦うマンチェスター・ユナイテッド。これは圧倒的にトッテナム有利ですね。優勝を争うチーム相手ならともかく、アウェイのアストン・ヴィラにモチベーションはないでしょう。一方、マンチェスター・ユナイテッドと対戦するセインツは、ホーム最終戦でサポーターにいいところを見せたい、チームを強くしてくれたポチェッティーノ監督のラストゲームかもしれないなど、がんばる理由が明確にあります。このうえは、「木曜日に試合があるヨーロッパリーグに出るとなると、週末のプレミアリーグのコンディション調整が難しくなるからいらないかな」と、強がりをいって諦めることとしましょう。余談ですが、今季のトッテナムやスウォンジーがそうだったように、来季のエヴァートンは、ELとプレミアリーグの兼ね合いで苦しみそうですね。
以上が、優勝争いとチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ出場権をめぐる現状です。最終戦の見どころは1点、「ウエストハムのジャイアントキリングなるか!?」ですね。「もうマン・シティ優勝で決まりでしょ」と思ってらっしゃる方が多いかもしれませんが、忘れてはいけないのが、2011-12シーズンの最終節のQPRです。あの年、最終戦で勝たないとプレミアリーグを制覇できなかったマンチェスター・シティは、最後は追加タイムの2ゴールで大逆転を決めたものの、ホームのエティハドだったにも関わらず、90分でQPRに負けていました。目の前で優勝シーンを見せつけられたくない、手抜きしたと準優勝チームの関係者からツッコミを入れられたくないなど、優勝争いがかかった試合は、対戦相手はがんばるものです。当日はテレビとPCフル稼働で、マン・シティとリヴァプールのゲームを多元生中継、他の試合は録画観戦でいきたいと考えています。いやー、今から緊張してきますね。テレビの大画面で観たいのは、逆転優勝を決めた瞬間のジェラードとスアレスなのですが…。
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