2020.04.06 チームの話題(全体・他クラブ)
「なぜサッカー選手がスケープゴートにされたのか?」ウェイン・ルーニーが、サラリー30%カット要請に反論!
4月3日に、プレミアリーグが2019-20シーズンの無期限中断と、選手たちのサラリーの一律30%カットを要請すると発表。これに対して、プロサッカー選手協会(PFA)は「12ヵ月で換算すると2億ポンド(約266億円)の税収損失が発生し、NHS(国民健康サービス)に害を及ぼす」と反論しています。経営危機に直面しているクラブの救済を視野に入れているプレミアリーグに対して、NHSに対する支援を強化すべしと主張するPFAという図式ですが、おそらく今後は「PFAが独自の支援策を発表し、プレミアリーグの案とのギャップを埋めるための議論を実施」という流れになるのではないでしょうか。最終的な結論が出るまでに、それなりの時間がかかるものと思われます。
そんななかで、「サラリーカットを巡る議論は、勝者なき状況に陥っている」と懸念を示した選手がいます。ダービー・カウンティのキャプテン、ウェイン・ルーニー。「BBC」によると、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドは、「なぜ突然、選手たちがスケープゴートにされたのか?」と不信感を表明しています。「サンデータイムズ」のコラムに、「34歳の自分は多額の収入があり、妥当なサポートには喜んで協力するが、30%を厳しく感じる選手もいるのに」と書いたルーニーの主張を紹介しましょう。
「プレミアリーグがステートメントを発表してから、プレーヤーへのプレッシャーが高まり、今や勝者なき状況になっていると思う。選手が同意できないといったり、30%カットする意思がないと表明すれば、金持ちな選手が拒否したとしかいわれない。一部の選手が、経済的に破綻するような状態だったとしても」
「ここ数日で展開された話は、屈辱的だ。充分なサラリーを得ている選手なら、放棄してもいいというだろう。しかし、これはケースバイケースだ。本来なら、クラブが選手と向き合い、生き残るために必要なことなんだと説明するべき。選手は、それを受け入れる。あるプレーヤーは、30%を出すという余裕があるかもしれないが、別なプレーヤーは5%しか出せないという可能性もある」
「私たちのように、払える選手が多く負担すれば問題ないだろう。それがドレッシングルームで問題を引き起こすとは思えない。いろんな見方があると思うけど、われわれは安易にターゲットにされている。給与の半分は税務署員が持っていくのに。政府にいくお金、NHSを支援するお金だ」
元イングランド代表は、「モナコに住んで税金を逃れている他のスポーツのビッグスターたちが精査されないのは疑問」と語り、「現状は、イギリス政府、プレミアリーグ、メディアのセクションが、プレーヤーを突き落とそうとしているように見える」と不満を露わにしています。
「マッチ・オブ・ザ・デイ」に出演したガリー・リネカーさんも、選手のサラリーカットに言及したマット・ハンコック保健相に対して「富裕層全体に支援を要請すればいいのに、なぜサッカー選手だけをピックアップしたのか?」とコメント。大臣の発言とプレミアリーグの発表が、選手たちの姿勢を硬化させてしまった感があります。この問題は、どんな着地となるのでしょうか。選手たちが一律30%カット案を呑めば、「説得されてお金を出した」という受け取られ方になってしまう現状を見ると、プレミアリーグがPFA案を尊重するしかなさそうですが…。
そんななかで、「サラリーカットを巡る議論は、勝者なき状況に陥っている」と懸念を示した選手がいます。ダービー・カウンティのキャプテン、ウェイン・ルーニー。「BBC」によると、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドは、「なぜ突然、選手たちがスケープゴートにされたのか?」と不信感を表明しています。「サンデータイムズ」のコラムに、「34歳の自分は多額の収入があり、妥当なサポートには喜んで協力するが、30%を厳しく感じる選手もいるのに」と書いたルーニーの主張を紹介しましょう。
「プレミアリーグがステートメントを発表してから、プレーヤーへのプレッシャーが高まり、今や勝者なき状況になっていると思う。選手が同意できないといったり、30%カットする意思がないと表明すれば、金持ちな選手が拒否したとしかいわれない。一部の選手が、経済的に破綻するような状態だったとしても」
「ここ数日で展開された話は、屈辱的だ。充分なサラリーを得ている選手なら、放棄してもいいというだろう。しかし、これはケースバイケースだ。本来なら、クラブが選手と向き合い、生き残るために必要なことなんだと説明するべき。選手は、それを受け入れる。あるプレーヤーは、30%を出すという余裕があるかもしれないが、別なプレーヤーは5%しか出せないという可能性もある」
「私たちのように、払える選手が多く負担すれば問題ないだろう。それがドレッシングルームで問題を引き起こすとは思えない。いろんな見方があると思うけど、われわれは安易にターゲットにされている。給与の半分は税務署員が持っていくのに。政府にいくお金、NHSを支援するお金だ」
元イングランド代表は、「モナコに住んで税金を逃れている他のスポーツのビッグスターたちが精査されないのは疑問」と語り、「現状は、イギリス政府、プレミアリーグ、メディアのセクションが、プレーヤーを突き落とそうとしているように見える」と不満を露わにしています。
「マッチ・オブ・ザ・デイ」に出演したガリー・リネカーさんも、選手のサラリーカットに言及したマット・ハンコック保健相に対して「富裕層全体に支援を要請すればいいのに、なぜサッカー選手だけをピックアップしたのか?」とコメント。大臣の発言とプレミアリーグの発表が、選手たちの姿勢を硬化させてしまった感があります。この問題は、どんな着地となるのでしょうか。選手たちが一律30%カット案を呑めば、「説得されてお金を出した」という受け取られ方になってしまう現状を見ると、プレミアリーグがPFA案を尊重するしかなさそうですが…。
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