イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグの選手たちが立ち上げた新たな基金「#PlayersTogether」がめざすこと。

イギリスは、是々非々。自らの過去の発言に縛られず、いいと思えば手のひらを返して率直に称賛するカルチャーを素晴らしいと思います。プレミアリーグの選手たちに対して「サラリーカットをして自分たちの役割を果たすべきだ」と主張し、非難を浴びていたマット・ハンコック保健相が、諸手を挙げて新しい取り組みを称賛しています。リヴァプールのキャプテン、ジョーダン・ヘンダーソンが中心になって立ち上げた「#PlayersTogether」。NHS(国民保健サポート)の最前線で戦っている人々を助けるために設立された基金について、ハンコック氏はこんなツイートを残しています。

Warmly welcome this big-hearted decision from so many Premier League footballers to create #PlayersTogether to support NHS Charities. You are playing your part.(NHSのチャリティをサポートするために、#PlayersTogetherを創設するという多くのプレミアリーグの選手たちの寛大な決断を温かく歓迎します。みなさんは役割を果たしています)」

NHS Charities Together(NHSCT)を支援すると明言する新たな基金をリスペクトしているのは、国の責任者ばかりではありません。「Match of the Day」の名物プレゼンター、ガリー・リネカーも「選手たちを誇りに思う」とコメントしています。「フットボーラーたちは、こうするだろうと信じていた。彼らは少しずつ動き出している。支援する立場にある他の人々、アンフェアなターゲットにされていない人たちが、同じように動き出すと期待したい」。

プレミアリーグに所属する選手たちが団結し、医療現場で働く人たちを集中的にケアできれば、厳しい状況は目に見えて変わっていくのではないでしょうか。「スカイスポーツ」や「BBC」が掲載しているステートメントから、彼らの目的と意図を語る言葉をピックアップしましょう。

「NHSCTは、150以上のNHS慈善団体のための全国的な組織であり、チャリティコミッション、保健省、およびNHSイングランドと緊密に協力し合い、公式の慈善団体を守り、支えています」
「このイニシアチブが生み出す貢献は、NHSCTの最前線に迅速に資金を届けること。コロナウイルスの影響を受けるスタッフ、ボランティア、患者に対する福祉の向上をさまざまな方法で支援します。彼らの仕事において、現在はもちろん、より長期的に必要とされる重要な分野をサポートしていきたいと考えています」

「#PlayersTogetherは、他のクラブやリーグでなされている対話とは別に、プレーヤーたちの協力によって自発的なイニシアチブを創り上げることを目的としています。これによって、必要な資金を必要とする人々に迅速に提供できます。国内の他の多くの人々とともに、トライ&ヘルプすることによって、真の違いをもたらします」

カットしたサラリーの使い道を、プレミアリーグやクラブに委ねるのではなく、自分たちが必要と考えるところにフィードすることを選んだフットボーラーたちに敬意を表します。半年前まで確かに存在した平和な日々が、あの情熱が、再び戻ってくることを祈ります。


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