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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

話題のエースとセントラルMFはアジアツアー参加!巻き返しを図るトッテナムの次なる補強は?

アンジェ・ポステコグルー監督の母国オーストラリアから、タイ、シンガポールを巡るツアーが始まるトッテナム。このたび発表された遠征のメンバーをチェックした「スカイスポーツ」のマイケル・ブリッジ記者は、選手たちを4つのグループに分けています。

ひとつは、来季もノースロンドンでプレミアリーグを戦うメンバー。完全移籍にスイッチしたばかりのクルゼフスキとペドロ・ポロをはじめ、リシャルリソン、ロメロ、エリック・ダイアー、ソン・フンミン、イヴ・ビスマ、ベン・デイヴィス、オリヴァー・スキップ、タンガンガ、エメルソン・ロイヤル、パペ・マタル・サールといった顔ぶれです。

2つめは新戦力。レスターから獲得したジェームズ・マディソン、昨季プレミアリーグでフラムのウインガーとして活躍したマノー・ソロモン。ロシアのウクライナ侵攻を受けた規則改定により、シャフタル・ドネツクとの契約を解除し、フリーで加わった選手です。エンポリから引き入れたGKグリエルモ・ヴィカーリオを含む3人とも、ツアーに間に合っています。

3つめのグループは負傷者です。2月に前十字じん帯断裂という重傷を負ったベンタンクール 、背中を痛めたフレイザー・フォスターとブライアン ・ヒル、ハムストリングに問題を抱えるセセニョンは、ホットスパー・ウェイに残ってリハビリに専念する面々です。

メディアが注目しているのは、4つめのカテゴリーでしょう。すなわち「移籍するかもしれない選手たち」。アトレティコ・マドリードという噂があるホイビュルク、クロアチアに帰ると目されているペリシッチ、バイエルンからのオファーが話題となっているハリー・ケインは、オーストラリアに向かったと伝えられています。

ロ・チェルソ、エンドンベレ、レギロン、ダヴィンソン・サンチェスは退団濃厚ですが、ポステコグルー監督は全員をツアーに参加させています。ファーストチームのメンバーでリストから漏れたのは、負傷者とウーゴ・ロリスのみ。新たなチャレンジをしたいと表明した36歳の守護神は、就活のために欧州に残るようです。

スパーズの補強ポイントは、中盤センターとCBでしょう。直近では、ローンで加わったラングレの完全移籍と、ヴォルフスブルクのCBミッキー・ファン・デ・ヴェンの獲得が囁かれています。2人とも押さえれば、CBをできる選手が6人。ポステコグルー監督は、セセニョンやペドロ・ポロをウイングバックに配する3-4-3を視野に入れているのでしょうか。

後方を強化できたとしても、ホイビュルクとハリー・ケインがダブルで抜けたら大ピンチです。近年は中盤の組み立てにも参加するエースの代役は、誰にも務まらないでしょう。ユヴェントスのドゥシャン・ヴラホヴィッチはパリに傾いているようで、プレミアリーグのなかで調達しようとすると、バログンやオーバメヤンといった微妙な選手しか見当たりません。

ハリー・ケインの売却益を投じると考えれば、マンチェスター・ユナイテッドが諦めかけているホイルンドや、フランクフルトのコロ・ムアニはおもしろい存在です。中盤でターゲットといわれているのは、チェルシーのコナー・ギャラガー。ミラン移籍が頓挫した鎌田大地や、ハマーズが狙っているウォード=プラウズも、うまくはまりる可能性があります。

メディアが配信するスパーズ関連の記事は、大半がハリー・ケイン。10番が残るか出るかで構想が変わりそうなスパーズは、どこまで強化を進められるでしょうか。新監督の下で巻き返しを図るクラブの戦い方と、次なる補強を追いかけたいと思います。


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