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ついに入団発表!アヤックスから来たユリエン・ティンバーは、兄弟揃ってガチのグーナー!

「兄弟がいたからだね。彼らはずっとアーセナルのファンで、僕もアーセナルのプレイを見るのが大好きだった。ビッグプレーヤーがいて、戦い方もスタイルも素晴らしかった。このクラブを愛している。小さい頃、兄たちのおかげでそうなった。ロビン・ファン・ペルシやティエリ・アンリを観るのが好きだった。彼らは僕のお気に入りだ」

今週末、グーナーのみなさんは相当盛り上がるのではないでしょうか。公式サイトのトップに、「Jurrien Timber signs for Arsenal」。ユリエン・ティンバーの入団が、正式に発表されました。アヤックスから来た22歳のDFは、U-15からすべての年代で代表に選ばれたゴリゴリのエリート。19歳だった2020-21シーズンから最終ラインに定着し、エールディヴィジ連覇に貢献しました。

「好きなクラブだった」は、入団直後のインタビューにおける常套句ですが、アヤックスのヤングスターはリアルガチなグーナーのようです。ひとつ年上の兄のディランは、地元のヨング・ユトレヒトからVVVフェンロに渡り、キュラソー島代表に選ばれたDF。双子の兄弟のクインテンは、フェイエノールトでプレイしています。

ディランは右SBとCB、クインテンとユリエンはセントラルMFとSB、CB。4人兄弟のうち、3人が「ユーティリティーが高いグーナー」というクセがスゴいファミリーのなかで、大好きなクラブでプレイするという夢を実現したのが出世頭のユリエンというわけです。

「セントラルディフェンダーとしても、右のサイドバックでも、時には中盤でもプレイできる。これはいいことだから、キープしたいと思う。アーセナルはアヤックスのスタイルに似ている。そのなかで、後方からプレイするのが好きだ。彼らがやろうとしていることには、多くの共通点がある」

守備力、キープ力、パスワーク。マルチタスクのヤングスターは、アルテタが後方の選手に求める条件に最もフィットするといっても過言ではないでしょう。2022-23シーズンのエールディヴィジにおけるボールタッチ3129回、パス成功2501本、前に出したパス902本はすべてリーグTOP。相手のプレスをかいくぐりながら、攻撃の起点となるという役割をこなしてくれるはずです。

日曜日に、プレシーズンツアーを開催するアメリカに向かうクラブは、24時間以内に3人めの新戦力をアナウンスするのではないでしょうか。契約書の作成に手間取り、決まるまでは動きづらいウェストハムを苛立たせていると伝えられていますが、プレミアリーグ制覇を夢見るサポーターたちを盛り上げる2日連続のお祭りは、もはや外せないイベントでしょう。つい先ほど、ハマーズが契約書にサインというニュースが流れており、土曜日の朝から公式サイトの担当者が動き始めるはずです。

デニス・ベルカンプ、マルク・オーフェルマルス、ロビン・ファン・ペルシ。アーセナルの歴史には、チームの戦い方を変えるオランダ人がしばしば登場します。ユリエン・ティンバーが、彼らの伝説に加わることを期待しましょう。ペップ・グアルディオラが、ジョン・ストーンズの後釜として押さえなかったのを悔やむほどの伝説を。


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