ポチェッティーノ体制の4年を検証!「ハリー・ケインのいないスパーズはどこまで戦える⁉」
16勝6敗で3位に着けているスパーズは、前半戦で42ゴールを積み重ねており、74ゴールだった昨季を上回る破壊力を誇っています。22節まで14ゴールの「ハリー・ケイン比率」は30.4%。ラメラとルーカス・モウラが決められるようになり、40.5%だった昨季よりも依存度は軽くなっています。とはいえ、ポストプレー、FK、ラストパスとさまざまな形でゴールに絡むオールラウンダーのリタイアは、やはり激痛。スパーズは、この試練を乗り越えられるでしょうか。ポチェッティーノ監督就任後の4シーズンで、ハリー・ケイン不在の試合の戦績をチェックしてみました。
2014-15シーズンは、ハリー・ケインが頭角を現わすまでの10試合を4勝2分4敗。最前線を任せられた後は、15勝5分8敗と明確に勝率が上がりました。2015-16シーズンのプレミアリーグは全試合フル出場。ELと国内カップで途中出場と欠場が10試合ありましたが、4勝2分4敗で18ゴールと苦戦しています。2位フィニッシュだった2016-17シーズンを見ると、不在だったCLは1勝1分1敗1ゴールとエースが恋しくなる試合ばかりでしたが、先発しなかったプレミアリーグ9試合は6勝3分の無敗で17ゴール。昨季は途中出場が2戦2勝、欠場した試合はオールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッドを押し込みながら1-0で敗れたゲームでした。カラバオカップのハマーズ戦をジョレンテ先発で敗れた以外にエース離脱の影響はなく、チームとしての熟成度が上がるにつれてエースの穴は埋まるようになっています。
来週以降のプレミアリーグは、敵地のゲームがフラム、バーンリー、チェルシー。ウェンブリーはワトフォード、ニューカッスル、レスターで、2月末のロンドンダービー以外のアウェイ戦は与しやすい相手が並んでいます。エリック・ダイアーやデンベレが復帰間近のチームは、新たな負傷者が出ない限りは、うまく切り抜けられるのではないでしょうか。ゼロトップか、ジョレンテか。ポチェッティーノ監督のやりくり術に注目しましょう。
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CLにケインが間に合わないのが残念です。
各国のトップチームの100%の戦いが見たかった…