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ポチェッティーノ解任説、ドルトムントと酷似説…現地メディアがスパーズの異変をレポート!

Has Mauricio Pochettino’s cycle at Tottenham Hotspur reached its natural conclusion?(マウリシオ・ポチェッティーノのトッテナムにおけるサイクルは、自然に終末を迎えたのだろうか/メトロ)」
Tottenham are no longer recognisable as the team that Mauricio Pochettino built(トッテナムは、もはやマウリシオ・ポチェッティーノが築いたチームとは認められない/テレグラフ)」
Massimiliano Allegri ‘waiting in the wings to take Tottenham job’ as club chiefs fear Mauricio Pochettino will walk away after recent slump(マウリシオ・ポチェッティーノは直近の不振によって退場する懸念があり、マッシミリアーノ・アッレグリはトッテナムのチーフとしての仕事を得るべく舞台の袖で待っている/デイリー・メール)」
Tottenham need time to rebuild squad harmony(トッテナムには、スカッドの調和を再構築する時間が必要だ/BBC)」

現地メディアが、マウリシオ・ポチェッティーノ監督とスパーズの異変について一斉に報じています。6節のレスター戦で逆転負けを喫し、プレミアリーグ2勝2分2敗で7位。チェルシーやとマンチェスター・ユナイテッドも同じポイントで並んでおり、大騒ぎするほどの低迷ではありませんが、エリクセンやデル・アリ、ルーカス・モウラなど主力が機能していないのが気になります。スパーズがスポットライトを浴びるきっかけとなったのは、カラバオカップの初戦敗退でした。タンガンガ、オリヴァー・スキップ、パロットといった若手を起用していたとはいえ、リーグ2(4部相当)のチーム相手にノーゴールは事件です。

最も過激な「ザ・サン」「デイリー・メール」は、ポチェッティーノ解任説を唱えています。スパーズが、ユーヴェでセリエA5連覇という偉業を達成したマッシミリアーノ・アッレグリさんの招聘を画策しているというものですが、プレミアリーグ4位のアーセナルに3ポイント差という状況で、チームをCLの常連に仕立てた功労者の更迭はないでしょう。スパーズの戦い方の変化に言及しているのは「メトロ」と「テレグラフ」。両者の主張の共通項は、古株の疲弊と武器としていたプレスの不調です。

スペイン行きが噂になっていたエリクセンは、冬に退団という噂が消えず、アルデルヴァイレルトとフェルトンゲンの契約も今季限り。移籍を容認されたといわれていたダニー・ローズがプレミアリーグ全試合先発という現状は、指揮官の構想通りとはいえないでしょう。「メトロ」は、ユルゲン・クロップが不振に陥ったドルトムントの最終シーズンと似ているとレポート。「両者とも、当初はエネルギッシュなプレススタイルを軸としていたが、やがてそれはなくなり、長年に渡って確立してきた古株の背骨に依存するようになった」として、CL決勝で敗れたショックが残っているという類似点も指摘しています。

「テレグラフ」も魅力的だったプレスの消失を問題にしており、ファイナルサードにおけるポゼッションの勝利がプレミアリーグ20クラブ中15位というデータを紹介しています。「彼らはかつてのプレッシングチームではなくなった」。ポチェッティーノ監督は、パサーとして秀逸なハリー・ウィンクスと運動量豊富なシソコを中盤センターのファーストチョイスとしていますが、件の記事は「引いてカウンターとなれば、彼らの守備力は充分ではない」という見解を示しています。

リヴァプールと戦ったマドリードの夜が、ポチェッティーノ軍団のピークだったのでしょうか。有能なマネージャーとともに高みをめざしてきた選手たちが、「スパーズではこれ以上の結果は得られない」とテンションを緩めてしまったのなら、抜本的なリストラクチャリングが必要となります。デル・アリとエリック・ダイアーの再生は可能なのか。即戦力のCBとポストプレーヤーが必要なのではないか。メディアが指摘する通り、スパーズは生まれ変わるべき時期を迎えているのかもしれません。

「人々が期待する結果が得られなければ、批判を受け入れる必要がある。この5年間、トッテナムは常に称賛されてきた。今、批判を受けるに値するなら、それは仕方がない。われわれには、修正が必要なダメージが発生した。問題となっている部分を修正し、さらなる改善を図り、期待に応えなければならない。解決策を見つけようとしているが、時間がかかる」

ポチェッティーノ監督は、今のチームは問題を抱えていると認めています。「時間がかかる」…かつてエヴァートンの指揮を執っていたロナルド・クーマンは、プレスルームでそういった後、1ヵ月も経たないうちに任を解かれました。ボールを奪った瞬間、4~5人が一斉にスプリントする鮮やかなショートカウンターが好きだっただけに、彼らの終焉を見届けるのはせつないです。ポチェッティーノ監督の下で原点回帰を図り、ぜひ復活してほしい。週末のサウサンプトン戦は、今までにもまして重要なゲームです。

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“ポチェッティーノ解任説、ドルトムントと酷似説…現地メディアがスパーズの異変をレポート!” への4件のフィードバック

  1. プレスパ より:

    これまでの輝かしい功績を考えるとよほどひどくならない限り退任はあっても解任はないかと思います。
    仰るとおりで今シーズンパッとしない試合が多く改善に時間がかかると思います。
    しかしポチェのように戦術をワンパターンでこだわらないような監督ならきっと良くしてくれると信じています。
    ファンとしてはこのまま解任というストーリーはあまりにも悲しくアリやダイアー(ワニアマも…)等不調の選手の復活を祈るばかりです。

  2. davinci より:

    CLの決勝に再び辿り着くにはメガクラブであっても容易ではありません。シーズン後に監督と主力の大量離脱が起きればなおさらでしょう。
    ポチェッティーノ時代のサイクルの終焉となるのでしょうか。

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    夏前の発言から考えると今期はチームの再構築の時期とポチェは考えていたのだと思います。
    しかし放出予定の選手を放出出来ず、補強された選手も既存の選手も怪我人多数と彼にとって良い状況とは言えません。
    上手くいっていないフォーメーションを使い続ける、ここに来てワニアマを多用する等個人的には彼の采配にもよく分からない点はありますがまずはポチェと選手、レヴィ会長を信じたいです。

  4. Mr.ペーターソン より:

    アレグリは良い監督だけど、ボチェより魅力的なサッカーはしないしシーズン途中からトッテナムに行くとは思いづらい
    ユナイテッド、レアルの席が空きそうな今、アレグリに無理に行く必要は無いと思う
    今シーズンは任せて、ダメそうならシーズンオフに退任してもらうというのが、貢献度を考えたら最良の策だろうな
    まあシーズン途中で退任はあり得るだろうけど、解雇はなさそう

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