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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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またもザルツブルグ…リヴァプールの次の獲得ターゲットは、19歳MFショボスライ!?

デヤン・ロブレン、アダム・ララナ、ナサニエル・クライン、リッキー・リー・ランバート。2013-14シーズンにマウリシオ・ポチェッティーノ監督の下で8位に躍進したサウサンプトンから、主力を抜きまくっていたリヴァプールですが、セインツの前にザルツブルグでプレイしていたサディオ・マネが成功すると、近年のCLで難敵と化したレッドブルを飲み干す勢いで逸材を物色し始めています。2018年の夏に加わったナビ・ケイタも、RBライプツィヒの前はザルツブルグとレッドブル党員。1月に獲得した南野拓実は、秋に行われたCLの直接対決で1ゴール1アシストと活躍し、ファン・ダイクやヘンダーソンが獲得を進言したといわれている選手です。

2019-20シーズンの前半戦で、公式戦22試合28ゴールという驚異的な大爆発を見せたアーリング・ブラウト・ハーランドはドルトムントに持っていかれましたが、ザルツブルグにはまだまだ輝かしい原石がいます。「メトロ」が、リヴァプールが興味を抱いていると報じたのは、19歳のハンガリー代表MFドミニク・ショボスライです。2017-18シーズンのオーストリア・ブンデスリーガ最終節にファーストチームデビューを果たした逸材は、翌シーズンの3月にレギュラーポジションを奪取。2019-20シーズンは公式戦29試合4ゴール7アシストという数字を残しており、視野の広いパスワークは5試合出場のチャンピオンズリーグでも注目されていました。

アンフィールドで4-3という大苦戦を強いられたユルゲン・クロップ監督は、南野拓実と奥川雅也、ファン・ヒチャン、ハーランドをチェックしつつ、ショボスライのプレイも記憶に留めていたのでしょう。セントラルMFもインサイドもこなす186cmの長身パサーは、ミリンコヴィッチ=サヴィッチやトニ・クロースに迫る存在と絶賛されており、ルーカス・トレイラにイタリア復帰の噂があったアーセナルが1年前から狙っているといわれています。

南野拓実の725万ポンド(約9億4000万円)とまではいきませんが、2600万ポンド(約33億8000万円)はお手頃価格。ティモ・ヴェルナーやカリドゥ・クリバリ獲得をめざしていると伝えられるリヴァプールが、緊縮財政を迫られた際は、ショボスライを先に獲ろうとするかもしれません。ララナが退団予定で、ミルナーは既に34歳。シャキリも出ていく可能性があるといわれるプレミアリーグ首位チームとしては、カーティス・ジョーンズよりも早くチームにフィットしてくれる即戦力MFがほしいところです。

ハンガリー代表のマルコ・ロッシ監督は、「代理人を交えて本人と話した。ミラノの2チームとラツィオからオファーがあり、代理人は決める自信があるみたいだった」といっておりましたが、クロップ監督とマイケル・エドワーズSDは、ミナミノ獲得で築いたリレーションを活かして横取りできるでしょうか。1年前に、ゼップ・ファン・デン・ベルフとハーヴェイ・エリオットの10代コンビを獲得したリヴァプールの成長戦略に注目しましょう。(ドミニク・ショボスライ 写真著作者/Werner100359)


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