2020.06.01 移籍ニュース2020-21移籍ニュース
現地が報じた「ポグバとラビオのスワップ」…マンチェスター・ユナイテッドのメリットは!?
マンチェスター・ユナイテッドとしては、新戦力獲得のための資金作り。ユヴェントスには、出費を少しでも軽くしたいという思惑があるのでしょう。イギリスメディア「エクスプレス」が、イタリアの「カルチョメルカート」発として配信したポール・ポグバとアドリアン・ラビオのスワップという話は、相当ハードルが高そうなプロジェクトです。2016年の夏に、ポグバがプレミアリーグに復帰した際の移籍金は、ワールドレコードと騒がれた8900万ポンド。片やラビオは、1年前にフリーエージェントでユーヴェに加入しています。それぞれの値段の設定で揉めるのは必至。とりわけ、ラビオの評価額が紛糾の種になりそうです。
昨年6月に日本で受けたインタビューで、「キャリアや年齢を考えても、ステップアップする時」と語ったポグバは、ユヴェントスに戻りたがっているといわれています。マンチェスター・ユナイテッドで過ごした4シーズンで公式戦142試合31ゴール31アシスト、プレミアリーグでは102試合24ゴール25アシスト。入団初年度にEFLカップとヨーロッパリーグを制覇したものの、「やりきった」「力を発揮できた」と思えるシーズンは未だないでしょう。
人一倍高いプライドと上昇志向は、ジョゼ・モウリーニョとの確執の原因となり、オーレ・グンナー・スールシャールに対するロイヤリティの低さにもつながった感があります。マンチェスター・ユナイテッドが彼を引き留めたければ、ワールドクラスのタレントと名将の招聘による期待感醸成は必須条件でしょう。プレミアリーグ制覇や、欧州戴冠の可能性を感じられれば、ポグバは喜んで翻意するのではないかと思います。
マンチェスター・ユナイテッドは、ポグバ売却の条件を9000万ポンド(約120億円)と設定していると報じられています。こちらについては、ユーヴェに呑む用意はあるのではないでしょうか。コロナウイルスの影響で、移籍金は軒並み下落するといわれていますが、ジェイドン・サンチョやジャック・グリーリッショを獲りたがっているクラブが、エースの移籍金を妥協するつもりがないことは織り込み済みでしょう。ただし、払えるかどうかは別な話です。今回の記事が事実であれば、出ていくお金を極力抑えたいイタリア王者は、アドリアン・ラビオの査定額をできるだけ高く見積もろうとするはずです。
「エクスプレス」のレポートによると、ユーヴェの主張は2700万ポンド(約35億9000万円)。ニューカッスルが興味を抱いているという記事では、2000万ポンド前後といわれていたレフティのタグに対して、プレミアリーグの名門に同意する気配はないようです。問題は移籍金だけでなく、ユーヴェがラビオに支払っている年間600万ポンドのサラリーも懸念材料とされています。マンチェスター・ユナイテッドの移籍関連の情報を追いかけているジャック・オトウェイ記者は、「レッド・デヴィルズはラビオを気に入っているようだが、ポグバを復帰させるためのチケットとは見做していない」という一文で記事を締めています。
ポグバを売ったお金でジェイドン・サンチョを引き入れ、ラビオとグリーリッシュを7000万ポンド以内で獲得できるなら、戦力と投資の関係は悪くないのではないかと思います。しかし、エクスプレスの記者は「マンチェスター・ユナイテッドは、ジェイドン・サンチョの獲得プランを封印する」とも書いています。ポグバとブルーノ・フェルナンデスの化学反応を楽しみにしている私としては、「アレクシス・サンチェスやロホ、スモーンズを売却し、グリーリッシュ&ベリンガム獲得でFIX」といった着地でも問題ありません。
ポグバとラビオのスワップという枠組みは、ユーヴェには強化とコストダウンを同時に図れるメリットあれど、マンチェスター・ユナイテッドにとっては、まとめることのプラスが見出せないお話です。ラビオがお買い得にならなければ破談必至に見えますが、果たして…⁉
昨年6月に日本で受けたインタビューで、「キャリアや年齢を考えても、ステップアップする時」と語ったポグバは、ユヴェントスに戻りたがっているといわれています。マンチェスター・ユナイテッドで過ごした4シーズンで公式戦142試合31ゴール31アシスト、プレミアリーグでは102試合24ゴール25アシスト。入団初年度にEFLカップとヨーロッパリーグを制覇したものの、「やりきった」「力を発揮できた」と思えるシーズンは未だないでしょう。
人一倍高いプライドと上昇志向は、ジョゼ・モウリーニョとの確執の原因となり、オーレ・グンナー・スールシャールに対するロイヤリティの低さにもつながった感があります。マンチェスター・ユナイテッドが彼を引き留めたければ、ワールドクラスのタレントと名将の招聘による期待感醸成は必須条件でしょう。プレミアリーグ制覇や、欧州戴冠の可能性を感じられれば、ポグバは喜んで翻意するのではないかと思います。
マンチェスター・ユナイテッドは、ポグバ売却の条件を9000万ポンド(約120億円)と設定していると報じられています。こちらについては、ユーヴェに呑む用意はあるのではないでしょうか。コロナウイルスの影響で、移籍金は軒並み下落するといわれていますが、ジェイドン・サンチョやジャック・グリーリッショを獲りたがっているクラブが、エースの移籍金を妥協するつもりがないことは織り込み済みでしょう。ただし、払えるかどうかは別な話です。今回の記事が事実であれば、出ていくお金を極力抑えたいイタリア王者は、アドリアン・ラビオの査定額をできるだけ高く見積もろうとするはずです。
「エクスプレス」のレポートによると、ユーヴェの主張は2700万ポンド(約35億9000万円)。ニューカッスルが興味を抱いているという記事では、2000万ポンド前後といわれていたレフティのタグに対して、プレミアリーグの名門に同意する気配はないようです。問題は移籍金だけでなく、ユーヴェがラビオに支払っている年間600万ポンドのサラリーも懸念材料とされています。マンチェスター・ユナイテッドの移籍関連の情報を追いかけているジャック・オトウェイ記者は、「レッド・デヴィルズはラビオを気に入っているようだが、ポグバを復帰させるためのチケットとは見做していない」という一文で記事を締めています。
ポグバを売ったお金でジェイドン・サンチョを引き入れ、ラビオとグリーリッシュを7000万ポンド以内で獲得できるなら、戦力と投資の関係は悪くないのではないかと思います。しかし、エクスプレスの記者は「マンチェスター・ユナイテッドは、ジェイドン・サンチョの獲得プランを封印する」とも書いています。ポグバとブルーノ・フェルナンデスの化学反応を楽しみにしている私としては、「アレクシス・サンチェスやロホ、スモーンズを売却し、グリーリッシュ&ベリンガム獲得でFIX」といった着地でも問題ありません。
ポグバとラビオのスワップという枠組みは、ユーヴェには強化とコストダウンを同時に図れるメリットあれど、マンチェスター・ユナイテッドにとっては、まとめることのプラスが見出せないお話です。ラビオがお買い得にならなければ破談必至に見えますが、果たして…⁉
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