イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ツィエク&ヴェルナーでは足りない? チェルシーがアヤックスの守護神&SBのダブル獲得を画策!?

ドニー・ファン・デ・ベーク、アンドレ・オナナ、ニコラス・タグリアフィコとアムステルダムのクラブの間には、この夏に旅立てるという合意がある。トランスファーマーケットは8月に始まるだろう。トップリーグは最後まで戦おうとしており、お金は動くのではないか」。アヤックスのエリック・テン・ハーグ監督が、ステップアップを望んでいる主軸3人について、妥当なオファーがあればクラブを離れることができると明言しています。

レアル・マドリードとマンチェスター・ユナイテッドが狙っているといわれるオランダ代表MFファン・デ・ベークは23歳、チェルシーのターゲットと目されている守護神アンドレ・オナナは24歳。アヤックスのマネージャーは、若い2人に関しては「もう1年残る可能性がある」としていますが、27歳の左SBタグリアフィコは退団に傾いていると語っています。「ミラー」の記事に呼応するように、「ザ・サン」が「チェルシーのトランスファーブースト」と題したレポートを配信。ハキム・ツィエクとティモ・ヴァルナ―をプレミアリーグに呼び寄せたクラブは、守護神とSBのダブル獲得を目論んでいると主張しています。

フランク・ランパード監督が、左サイドのマルコス・アロンソとエメルソンに満足していないのは周知の事実とされています。このポジションは、レスターのベン・チルウェル獲得をめざしていると報じられておりましたが、ファン・ダイクが記録したDFのプレミアリーグレコードに並ぶ7500万ポンド(約99億円)はかなり厳しい負担でしょう。ヴェルナー獲得に4750万ポンド(約63億円)を費やしたクラブにとって、タグリアフィコの2300万ポンド(約30億5000万円)は相当魅力的に映るのではないでしょうか。

チェルシーの指揮官は、ケパ・アリサバラガについても納得していないと伝えられています。今季プレミアリーグにおけるセーブ率58.4%は、レギュラーGK20人のなかで最下位です。「ザ・サン」によると、スタンフォード・ブリッジでの未来が不透明となったスペイン代表の守護神に対して、バレンシアが2年契約のローン移籍を画策しているとのこと。レンタル料とサラリーの一部負担という条件で、ブルーズはゴーサインを出すと報じています。ケパの去就に注目したスペインメディア「マルカ」によると、オナナの移籍金は2700万ポンド(約35億6000万円)。ヴェルナー、タグリアフィコと合わせて1億ポンドなら、悪くない買い物でしょう。

プレミアリーグのビッグクラブが、軒並み緊縮財政を強いられているなかで、チェルシーだけがコロナウイルスどこ吹く風と積極的に動いているように見えます。ウィリアンとペドロが退団し、タグリアフィコの獲得ではみ出したSBを売るとしても、7000万ポンドを超えるマイナスは厳しいのではないかと思われるのですが…。もしかして、埋蔵金を掘り起こす算段がついたのでしょうか。モラタがアトレティコ・マドリードに完全移籍となり、ザッパコスタ、バカヨコ、バチュアイの換金に成功すれば、プラスマイナスはゼロに近づきます。

どうする、チェルシー。謎と表現したくなる派手な立ち回りが成立する理由を探りたければ、新戦力の獲得だけでなく、売却や貸し出しにも注目する必要がありそうです。意味ありげに動く左手に気を取られている間にすっと右手が…手品みたいですね。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す