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「テレグラフ」が5年契約にサインと明言…ガブリエウ・マガリャンイスのアーセナル移籍は週末発表!?

Exclusive: Arsenal to sign Lille defender Gabriel Magalhaes on five-year deal」と題した「テレグラフ」の記事は、フライングかスクープか。独占と銘打ったレポートは、アーセナルが移籍金2260万ポンド(約31億6000万ポンド)の5年契約にサインするといい切っているのですが…。「リールのCBガブリエウ・マガリャンイスとアーセナルは、水曜日に個人合意に至った」と書いたチーフフットボール特派員のジェイソン・バートさんは、交渉経緯やライバルの状況についても触れ、説得力のある記事に仕上げています。

リールのジェラール・ロペス会長は、以前から22歳のブラジル人CBが移籍を検討していることをオープンにしており、問題は移籍金の額と行き先だけでした。アーセナルの交渉窓口は、先日辞任が発表されたラウル・サンジェイ。フットボール部門のトップがルートを開拓した後、エドゥTDとアルテタ監督が本人を口説き落とし、個人合意を勝ち取ったという流れだそうです。

プレミアリーグのライバルはエヴァートンで、クリバリの後継者を探しているといわれるナポリも参戦。マージーサイドは、本人の気持ちが自分たちに向いていないと知って興味を失い、サラリーは合意済みと見做されていたナポリも、同郷の先輩であるダヴィド・ルイスとペアを組めるクラブが選ばれたと理解しているようです。「テレグラフ」は、別な記事でガブリエウ・マガリャンイスの能力を分析し、「1シーズンでイエローを3枚しかもらわなかった。ファールをめったにせず、タックルも少ない。ゲームを読むことに長けており、破壊ではなく危険を予測するプレースタイル」と評価。セットピースにおける高さも魅力と伝えています。

リーグアンを代表するCBのひとりであるチアゴ・シウヴァと比較すると、「パスワークでは劣るが、フィジカルと空中戦は上」。ヴィルジル・ファン・ダイクとの比較では、プレミアリーグNo.1のCBを「ガブリエウのモンスターバージョン」と表現し、彼こそが数年後の姿であると示唆しています。ロングフィードの精度が高いガブリエウとダヴィド・ルイス、的確なパスワークが魅力のウィリアム・サリバとパブロ・マリといった人選から、アルテタ監督がいかにビルドアップを大事にしているかがわかります。

「テレグラフ」のレポートがゴシップでなければ、アーセナルは8人のCBを抱えることになります。ムスタフィとパパスタソプーロスは売却候補。ジェイソン・バートさんは、「ロブ・ホールディングの売却を検討している可能性もある」といっています。右サイドとアンカーもこなすチャンバースと、復活してほしいホールディングのいずれかを残して5人体制にしておけば、3バックの際にティアニーを組み込むというもったいない使い方をしなくてもよくなるでしょう。

と、無邪気に話を進めてしまいましたが、正式な発表があったわけではありません。これだけぐりぐりに踏み込んだ記事をリリースした後に、「実は本人の第一希望は当初よりナポリだった」というオチはないと思いますが…。具体的すぎるレポートがゴシップだったら、騙された私の負け。事実だったら、いち早く情報をキャッチした「テレグラフ」の特派員の勝ちということで、いかがでしょうか。おお、とあるスポーツジャーナリストが「フランスでメディカルチェックを受ける」といっているそうです。だとすると、クラブからのアナウンスは週末…⁉(ガブリエウ・マガリャンイス 写真著作者/Liondartois)


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