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値下げできるか…マンチェスター・ユナイテッドが狙う新CBはライプツィヒのウパメカノ!?

プレミアリーグで数々のハードマーカーと対峙し、106ゴールをゲットしたダレン・ベントさんは、「ナポリのカリドゥ・クリバリよりも上」と絶賛しています。ドニー・ファン・デ・べークを手中に収めたといわれるマンチェスター・ユナイテッドは、ハリー・マグワイアの相棒としてダヨ・ウパメカノを狙っているようです。17歳という若さでレッドブル・ザルツブルグのレギュラーポジションを獲得した早熟のタレントは、2016-17シーズンの冬のマーケットでレッドブルつながりのRBライプツィヒに移籍。最終盤にCBに定着すると、以来3シーズンを主力として戦っています。

2019-20シーズンは負傷で出遅れたものの、ブンデスリーガで28試合に出場。トッテナムとアトレティコ・マドリードを連破し、準決勝進出を果たしたチャンピオンズリーグでも8試合に先発しています。21歳にしてトップリーグ100試合&欧州22試合という経験豊富なCBは、判断ミスと不用意なチェックが目立つリンデロフから、あっさりスタメンの座を奪ってしまうのではないでしょうか。スピードとボール奪取力は、おそらくプレミアリーグでもトップクラス。186cm・90kgの強靭な身体をぶつけられたら、大半のストライカーがバランスを失ってしまうでしょう。

ユリアン・ナーゲルスマン監督の下で3バックと4バックの両方に対応しており、戦術理解と読みのよさもストロングポイントになっています。ロングフィードや縦パスの精度が高く、ドリブルで攻め上がれるのも魅力ではあるのですが、こちらは不用意なボールロストという懸念とセットです。2019-20シーズンは22試合でイエロー6枚、昨季は38試合で9枚とカードが多いのも改善ポイントで、終盤に押される展開になることが少なくないマンチェスター・ユナイテッドにとっては気になるところです。

「ESPN」によると、ウパメカノとライプツィヒの契約にはバイアウト条項があり、2021年6月までは5400万ポンド(約76億6000万円)。8月のリスボンでCLを戦っている最中に2023年までの契約延長を行っており、新たな書面には3730万ポンド(約53億円)で退団できると記されているそうです。スールシャール監督とマンチェスター・ユナイテッドは、2021年の夏以降に有効となる値段のほうで獲得したがっており、ブンデスリーガとプレミアリーグの3位対決がしばらく続きそうな雲行きです。

ファン・デ・ベークの移籍金4000万ポンドは、リンガードとアンドレアス・ペレイラの売却で賄う方針で、ウパメカノを獲れた際は、マルコス・ロホとスモーンズがオールド・トラフォードの出口に向かうことになるのでしょう。CBを盤石にして、さらに左右のSBのバックアッパーを押さえられれば、ジェイドン・サンチョを取り逃しても戦える布陣になるのではないでしょうか。スールシャール監督が戦力を最大限活用できれば、という条件付きですが。(ダヨ・ウパメカノ 写真著作者/Steffen Prößdorf)


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