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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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帰ってきたダニ・セバージョス!ローン移籍決定の8番に素晴らしいゴール&アシストを期待!

大型補強を連発してプレミアリーグファンの注目を集めているチェルシーが、レヴァークーゼンのカイ・ハヴェルツを獲得したと発表した夜。ノースロンドンでは、ライバルの派手なアナウンスに対抗するかのような大々的な見出しで、待ち焦がれたキーマンの「残留」を伝えています。「Dani is back!Ceballos return on loan」。あちらはクラブレコードとなる総額8900万ポンド、こちらはローンですが、「ダニ・セバージョスは、カイ・ハヴェルツに負けず劣らず重要な選手」といっても大げさではないでしょう。

昨季公式戦で37試合2ゴール2アシスト、プレミアリーグでは24試合2アシスト。エメリ監督の下では左のインサイドMFとして起用されていたスペイン代表は、アルテタ監督によってセンターにコンバートされてからパフォーマンスが向上しました。シーズン最大のハイライトは、FAカップ準々決勝のシェフィールド・ユナイテッド戦でしょう。ニコラ・ペペがPKを決めて先制したアーセナルは、87分にクリアミスをマクゴールドリックに押し込まれ、同点に追いつかれてしまいました。強豪クラブが手を焼いてきたブラモール・レーン。ダヴィド・ルイスが負傷リタイアとなり、シュート数はホームチームが上回っています。厳しい状況に追い込まれたガナーズがチャンスをつかんだのは、91分でした。

エンケティアがボックス右にパスを通すと、巧みなステップで縦に抜けようとしたニコラ・ぺぺをエンダ・スティーヴンスがカット。こぼれたボールに反応したのは、ダニ・セバージョスでした。最初の長いタッチでペペを止めたばかりの3番を抜き去ると、距離を詰めてきたGKディーン・ヘンダーソンの足元を抜く決勝ゴール!ここしかないというコースを射抜いたフィニッシュは、FAカップで勝負強かった前の8番の姿とクロスオーバーする素晴らしい一撃でした。

これぞボックス・トゥ・ボックス。長短のパスを前線に届け、速攻やサイドアタックのスイッチを押してくれるセントラルMFが、「タッチミスのないラムジー」と化してゴール前に顔を出すシーンが増えれば、昨季プレミアリーグで56ゴールのチームは飛躍的に得点力をUPさせることができるでしょう。「フットボールに取り組む姿勢が好ましい」と、同郷の後輩を激賞するアルテタ監督(そういえば元8番)は、彼の攻撃センスを活かすためにアンカーを探しているのではないでしょうか。

「ダニはわれわれのチームに欠かせない存在だった。ダニの情熱と献身が大好きだし、とてもスキルの高い選手だと思う。復帰を歓迎できて、本当にうれしい。立ち去ったところから再び始める姿を見られるのを楽しみにしている」

24歳のスペイン人MFの帰還が決まり、次のミッションはエースの契約延長とさらなる中盤の強化。トーマス・パーティー、アマドゥ・ディアワラ、フェリペ・アンデルソン、チアゴ・アルカンタラといった名前が挙がっていますが、エドゥTDが口説き落とすのは誰でしょうか。派手さはなくても、着実に補強を進めているアーセナルのネクストアクションに注目です。


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