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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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バイエルンは祝福、リヴァプールは歓迎!チアゴ・アルカンタラは総額2500万ポンドで移籍合意!

Thiago Alcantara: Liverpool agree £25m deal for Bayern Munich midfielder(チアゴ・アルカンタラ:リヴァプールが、バイエルン・ミュンヘンのMFのディールを2500万ポンドで合意)」。つい10日前に、「興味はない」「去りたいなんて、ひとこともいっていない。バイエルンでハッピーだ」と明言していたセントラルMFに、いきなりのプレミアリーグ参入報道。直前まで何も匂わせず、一気に合意とは、なかなかのツンデレです。

「BBC」によると、リヴァプール移籍と報じられたチアゴ・アルカンタラの移籍金は2000万ポンドにアドオンが500万ポンド。木曜日の会見で、この話を振られたバイエルンのハンス・フリック監督は「チアゴは7年もここにいて、大成功を収めた。卓越した選手で、人物としても素晴らしい。別れを告げられた今日は、とても感情的になった」とコメント。ユルゲン・クロップ監督も「トランスファーウィンドウが開いている限り、憶測を終わらせることはできない。私たちが彼とリンクしているのは事実で、素晴らしいことだ」と、意中の選手の獲得を認めています。

カール=ハインツ・ルンメニゲCEOまでが合意に達したという表現を使い、フリック監督が「I congratulate Jurgen Klopp」と明言したディールが、土壇場でひっくり返ることはないでしょう。バイエルンではブンデスリーガ150試合17ゴール21アシスト、DFBポカールで27試合4ゴール3アシスト、チャンピオンズリーグでは51試合8ゴール13アシスト。4-3-3や4-2-3-1の中盤なら前後左右いずれもOKで、視野の広さと空間認識能力の高さが感じられる左右への散らしと鋭い縦パスは、プレミアリーグファンも絶賛するのではないでしょうか。

彼がアンフィールドにやってくれば、オックスレイド=チェンバレンを失った中盤から懸念が消え去ります。ファビーニョよりも攻撃への貢献度が高く、ヘンダーソンにはない意外性があり、ワイナルドゥムより緩急があるセントラルMFは、クロップのスタイルにもすぐにフィットするはずです。3トップと南野拓実にとっても、間違いなくプラス。4人のFWを前線に揃えた4-2-3-1の完成度が高まれば、拮抗した試合における選択肢が広がり、独走優勝した昨季プレミアリーグを超えるゴール数が期待できるのではないかと思われます。

今週末はチェルシー、9月最後のマンデーナイトはアーセナル、5節にはマージーサイドダービーと、序盤から厳しい相手が続くリヴァプールですが、3節のガナーズ戦にチアゴは間に合うでしょうか。「BBC」「スカイスポーツ」「ガーディアン」など主要メディアは既に決まったかのような語り口でクラブと選手の未来を語り、「リヴァプールエコー」はレッズのカテゴリーをチアゴ一色に染めています。公式サイトのTOPに出るのは、日曜日あたりでしょうか。楽しみです。


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