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エンケティア、グエンドゥジ、ジャカ…補強資金がほしいアーセナルが、3人の移籍交渉をスタート!?

ノースロンドンで2年を過ごしたダヴィド・ルイスは既に退団決定。ダニ・セバージョスはレアル・マドリード復帰が濃厚で、プレミアリーグ14試合1ゴール2アシストと尻すぼみ感があったウーデゴーアも同じ結論となりそうです。「スカイスポーツニュース」のレポーター、ダーメッシュ・シェスさんの「アーセナルは、今年も忙しい夏を過ごす」という言葉に異論を唱えるグーナーはいないでしょう。

ベジェリンはバルセロナ、マヴロパノスはローン移籍したシュツットガルトへの残留を要求しているといわれています。メートランド=ナイルズ、ルーカス・トレイラ、コラシナツは全員、それなりのお値段を支払う買い手がつけばディール成立。契約を2年残しているウィリアンは、スタンフォード・ブリッジに戻りたがっているようです。そんななかで、3人の選手が移籍に近づいているといわれています。最も可能性が高そうなのは、マテオ・グエンドゥジ。2018年の夏にロリアンから700万ポンドで獲得したセントラルMFは、マルセイユと個人合意に至ったと報じられています。

ヘルタ・ベルリンに貸し出されていた2020-21シーズンは、ブンデスリーガ24試合2ゴール3アシスト。素行の問題でミケル・アルテタとの関係がこじれなければ、中盤センターでトーマス・パーティーとコンビを組んでいたはずです。「レキップ」によると、アーセナルとマルセイユがクラブ間合意に至れば、ディールは即決するそうです。安価で仕入れた選手とはいえ、22歳の有望株を2000万ポンド以下で売るわけにはいかないでしょう。決まるかどうかは、マルセイユのオファー次第です。

「ミラー」がエディ・エンケティアの売却先と伝えているのは、1年でプレミアリーグに復帰したワトフォードです。2017-18シーズンのプレミアリーグ2で13試合12ゴールという数字を残し、ヴェンゲルの下でトップチームデビューを果たしたストライカーは、大器と期待されながらも結果を出せずにいます。2019-20シーズンはプレミアリーグ13試合2ゴール。昨季はヨーロッパリーグのグループステージで3発決めたものの、プレミアリーグでは17試合2ゴールという微妙なスタッツに終わっています。

チャンピオンシップ2位のワトフォードは、一緒に昇格したノリッジやブレントフォードを10以上も下回る63ゴールしか決めておらず、ストライカー獲得は急務です。ボロのアシュリー・フレッチャーを引き入れたクラブは、22歳になったばかりのエンケティアの伸びしろに期待しており、アーセナルの希望額1500万ポンド(約23億4000万円)を呑むかどうかが注目されています。フォラリン・バログンをキープしたクラブに、彼の放出によるダメージはなく、適切と考える金額のオファーがあれば一気に決まるでしょう。

3人めの売却候補は、ローマの監督に就任したジョゼ・モウリーニョが獲得を熱望しているグラニト・ジャカです。「スカイスポーツ」によると、元スパーズの指揮官は、2年前から「アーセナルの中盤で最も重要な人物であり、真のリーダー」とジャカを絶賛。チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドで重宝したマティッチの役割を任せたいようです。

既に交渉は始まっているといわれていますが、ガナーズが2150万ポンド(約33億5000万ポンド)というタグを付けているのに対して、ローマの希望は1000万ポンドにアドオンを加えて最大1500万ポンド。ギャップを埋めたうえで、ノースロンドンに残りたがっている本人を口説き落とせば成立ですが、「報道は知っている。彼の評価は誇りになるね」と語ったスイス代表を巡るディールは若い2人よりも難航しそうな雲行きです。

3人を適正価格で放出できれば、噂になっているノリッジのエミリアーノ・ブエンディアやブライトンのイヴ・ビスマ獲得が現実的な話になるのではないでしょうか。構想外になった選手を売るのが下手だったアーセナルの立ち回りに注目しましょう。


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