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ジャカはローマに移籍間近!? アーセナルの次の一手は、新戦力獲得か、戦力外の放出か?

グラニト・ジャカのローマ移籍が決まりつつあると報じられています。2016年の夏に、ボルシアMGからやってきたセントラルMFは、以来5シーズンでプレミアリーグ161試合9ゴール15アシスト。前線に長短のパスを配するコントロールタワーとして機能しながらも、守備においてはポジショニングのミスや強引なチャージも目立ち、42枚のイエローカードと3枚のレッドを記録しています。

2019年10月、プレミアリーグのクリスタル・パレス戦の途中交代時にサポーターと衝突。このトラブルをきっかけにキャプテンマークを剥奪され、退団すると報じられました。2020年1月にヘルタ・ベルリンに移籍寸前となりながらも、ミケル・アルテタ監督の説得によって翻意。ここからの1年半は、パフォーマンスの向上によって評価を取り戻した季節でした。

2020-21シーズンの終了後、ジャカを獲得したいと声を挙げたのは、ローマの指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ。アーセナルが設定した2150万ポンド(約33億3000万円)という移籍金に対して、ローマは1800万ポンドにアドオンを付けるとしており、合意まであと1歩と伝えられています。契約期間が残り2年となった28歳のセントラルMFを、妥当な額で売れるのであれば、ガナーズにとっては悪い話ではありません。

代役候補として、ウルヴスのルベン・ネヴェスとブライトンのマリ代表MFイヴ・ビスマの名前が挙がっています。ブルーノ・ラージを監督に据えたウルヴスは体制の刷新を図っており、新たな戦力獲得の資金を得るためにアダマ・トラオレかルベン・ネヴェスを手離すと報じられています。ブライトンのポール・バーバーCEOも、「適正なオファーがあり、選手たちが望むなら」と容認する構えを見せており、2つのディールは成否はガナーズにかかっているようです。

エドゥTDとアルテタ監督は、契約期間が残り1年となったエンケティア、グエンドゥジ、コラシナツや、移籍が噂されているベジェリン、ウィリアン、メートランド=ナイルズ、ルーカス・トレイラの放出を先に進めようとしているのかもしれません。ラカゼットはどうなるのか。彼らの売却によって資金を得られる目処が立てば、出場停止期間が9ヵ月に短縮されたアンドレ・オナナ、リールの右SBゼキ・チェリクも含めて、どこまで手を伸ばすかが明確になるでしょう。

ティアニーの契約延長交渉がスタートし、スミス・ロウの新契約締結も既定路線。アーセン・ヴェンゲルの采配を知る選手が徐々にいなくなり、アーセナルはあの頃の面影を振り切ろうとしています。輪郭は明確、しかし規模は不明。ジャカの移籍をきっかけに新戦力獲得にドライブがかかるのか、戦力外の選手の放出を優先するのかはまだわかりません。


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“ジャカはローマに移籍間近!? アーセナルの次の一手は、新戦力獲得か、戦力外の放出か?” への1件のコメント

  1. ゆゆ より:

    更新お疲れさまです。
    ジャカは賛否割れますが私は好きでした。
    が、年齢も考慮して売り時かと。。ネヴェスは24でプレミアでの経験もありますし取れれば上出来だと思います。
    ベンホワイトを取りに行くとオースティンが言っていますが、サリバはどうなるか気になります。

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