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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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クラブも本人もOKなのはパリだけ? ハリー・ケインの去就を巡る最新レポート!

245試合166ゴール34アシスト。アラン・シアラーの260ゴールというレコード更新が期待されているストライカーは、プレミアリーグにおけるスタッツを凍結させてしまうかもしれません。「Harry Kane open to move abroad to join Mauricio Pochettino at PSG(ハリー・ケインはマウリシオ・ポチェッティーノのパリ・サンジェルマンに加わるべく、海を渡ることに前向きになっている)」。フットボールライターのジェイミー・スペンサーさんは、「90MIN」に寄稿した記事で、イングランドの絶対的エースが代表のチームメイトに行き先を漏らしたと伝えています。

ビッグタイトル獲得を熱望するハリー・ケインが、今季限りで退団したいとクラブに伝えたのは、プレミアリーグ2020-21シーズンの最終節の直前でした。得点王とアシスト王のダブルを達成した稀代のストライカーにとって、スパーズが出場権を獲得したヨーロッパカンファレンスリーグは、ほしいタイトルではないでしょう。プレミアリーグに残りたがっている彼の意中のクラブは、おそらくマンチェスター・シティ。セルヒオ・アグエロが座っていた椅子に収まるのが理想ですが、ダニエル・レヴィ会長は、あの手この手で残留に漕ぎ着けようとしています。

「私にいえるのは、勝てないことに対して不満なのは彼だけじゃないということ。私自身もそうだし、ファン、選手全員が共有している。全員が勝ちたいと思っているんだ」。クラブの公式サイトでメッセージを配信した経営トップは、「われわれは、クラブにとって正しいことなら何でもやる。他のクラブの希望が常に通るわけではない」と、チームを出たがっているプレーヤーに釘を刺しています。

ジェイミー・スペンサーさんは、エース放出を認めていないレヴィ会長が翻意する条件として、「海外のクラブ」「移籍金1億5000万ポンドを支払うこと」という2点を挙げています。スペイン勢が多額の負債に苦しんでいるなかで、これらをクリアできるのはパリとユーヴェぐらいでしょう。本人も、戦術を理解しているマウリシオ・ポチェッティーノの下でプレイできるなら文句なし。フランス行きのもうひとつの魅力として、「2つの首都を結ぶ高速ユーロスターのおかげで、マンチェスターよりパリのほうが家族が住むロンドンに近い」というアドバンテージを添えています。

ユーロ2020に出場しているハリー・ケインは、クロアチア戦もスコットランド戦もオンターゲットゼロ。「スカイスポーツ」が掲載しているクロアチア戦のスタッツを見ると、タッチ数26、パス成功10本、シュート1本と彼らしくない数字が並んでいます。シーズンの疲労が蓄積して体が重いのか。優勝候補に推されてプレッシャーを感じているのか。移籍の噂に追いかけまわされて、集中力を欠いている可能性もあります。

アントニオ・コンテ、パウロ・フォンセカと新監督候補がコロコロ変わり、未だ決まらずという状況にも不満があるようです。7シーズン連続で15ゴール以上を決めている史上最高レベルのストライカーには、プレミアリーグの最多ゴール記録にチャレンジしてほしいのですが…。あっさりパリか、マン・シティやチェルシーというサプライズか、あるいは急転直下の残留か。「タイトルがほしいなら、ユーロを制覇すれば気が変わるかもしれない」と淡い期待を抱きつつ、現地メディアが繰り出すゴシップに振り回されようと思っております。


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