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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

エヴァートン、マン・シティ、チェルシーが参入!? アーセナルのベン・ホワイト獲得は実現するのか?

残留を明言していた選手があっさり移籍に傾いたり、メディカルチェックを終えた選手のディールが突如破談になったり、何が起こるかわからないのがトランスファーマーケットです。ファビアン・デルフが好きだったヴィラのファンや、ナビル・フェキルが来ると思っていたリヴァプールのサポーターには、ご理解いただけるのではないでしょうか。モハメド・サラー、アレクシス・サンチェス…資金力があるクラブが多いプレミアリーグでは、土壇場の強奪事件も珍しくありません。

アーセナルとベン・ホワイトの話も二転三転、さまざまなゴシップが出回っています。あるメディアは既に個人合意済みと書き立て、違うメディアは5000万ポンドのオファーによってエヴァートンが優勢と伝えています。これから紹介する地元メディアの記事も、確からしい情報としかいえません。玉石混交のレポートに一喜一憂するのも愉しいという方のみ、先に進んでいただければと思います。

地元メディア「フットボールロンドン」をはじめ、複数の最新記事が「アーセナルがブライトンに5000万ポンドを支払い、ディールは完了」「ユーロ2020が終わり次第、最終決定」と主張しています。ノースロンドンが2度のオファーを断られたのを見たエヴァートンが、5000万ポンド超のオファーでポールポジションに立ったという説に対して、彼らの見立ては「マージーサイドは未だ準備中」「正式なオファーはない」。エヴァートンの後から参入したと伝えられているマンチェスター・シティも、若きCBの状況を照会しただけに留まっているようです。

昨季プレミアリーグ8位が、ポール・トゥ・ウィンを決めるという説の最大の根拠は、「選手がアーセナルに行きたがっているから」です。イングランド代表に選出されて自信を深めている23歳は、大幅なサラリーUPを望んでいるといわれていますが、高給取りだったダヴィド・ルイスが退団したばかりのクラブは期待に応えるつもりのようです。ウィリアム・サリバとグエンドゥジをマルセイユに送り出す目処を立てたエドゥTDは、一気に話をまとめにいくと見られています。

Ben White to Arsenal transfer: £50m fee, personal terms agreed, surprise twist, White’s stance」。ジョージ・スミス記者とライターのボビー・ヴィンセント氏がまとめた「フットボールロンドン」の最新レポートは、他メディアの過去の記事を参照しながら丁寧に経緯をなぞっており、信頼性は高いといえるのではないでしょうか。

彼らの最後のチャプターは、「チェルシーがレースに参加」。アーセナルが契約締結に手間取るようであれば、強奪の経験豊富なウェストロンドンの急襲が間に合ってしまうと警鐘を鳴らしています。ユーロ2020が終わるまで、あと5日。アルテタ監督とエドゥTDにとっては、大事な時間です。


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