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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

残留濃厚となったハリー・ケイン。最後の希望はマンチェスター・ユナイテッド…!?

このレポートは、ユーロ2020のファイナルが始まる1時間前に書いています。イングランドが悲願の初優勝を遂げるにせよ、敗れ去るにせよ、明日になれば、彼の去就が現地メディアの最注目トピックスになるはずです。ハリー・ケイン、プレミアリーグ245試合166ゴール34アシスト。2週間後に28歳のバースデーを迎えるストライカーは、プレミアリーグ得点王3回、アシスト王1回、ワールドカップロシア大会ではゴールデンブーツと個人タイトルを積み上げながらも、チームで獲得するビッグタイトルに恵まれないまま、キャリアのピークに差しかかっています。

2020-21シーズンが終わる直前に、トッテナムに退団したいと伝えたハリー・ケインは、あまりにも高額な移籍金が敬遠され、正式なオファーを受けていないようです。財政難のバルセロナはフリーで獲れるセルヒオ・アグエロを早々にゲットし、マドリード勢は沈黙。マウリシオ・ポチェッティーノが率いるパリ・サンジェルマンも、具体的な話には至っていません。

最有力候補と目されていたマンチェスター・シティはグリーリッシュ優先と考えているようで、ペップ・グアルディオラは「獲得は不可能」といい切っています。「彼らが求める移籍金を支払うことはできない。今はすべてのクラブの財政がひっ迫しており、われわれも例外ではない」。ビッグクラブが土俵に上がることすらできないなかで、ポールポジションに躍り出たのは、マンチェスター・ユナイテッドです。

現在の本命といっても、彼らは白旗を揚げていないだけで、いくつかの要素が重ならなければ撤退するのではないかと思われます。7300万ポンド(約112億円)でジェイドン・サンチョを獲得すると伝えられているクラブの次のターゲットは、5000万ポンド(約76億5000万円)といわれるラファエル・ヴァラン。ビッグネーム2人に1億ポンドを超える投資をした後で、プレミアリーグ得点王を押さえるために1億2000万ポンド(約184億円)のキャッシュを用意する余裕はないでしょう。

「新しい契約にサインするかどうかはわからないが、おそらくそうなるだろう。レヴィ会長が売るとは思えない」。残留を予想するジョゼ・モウリーニョの言葉に、大半のジャーナリストがうなずいているのではないでしょうか。大方の予想を裏切り、スパーズのエースが電撃移籍に成功するのは、以下の条件をすべて満たしたときだけだと思います。

「ポール・ポグバがパリ・サンジェルマンに移籍」
「マンチェスター・ユナイテッドがヴァラン獲得に失敗し、より安価なCBを獲得」
「ハリー・ケインが移籍を熱望」
「レヴィ会長が、マルシアルなど複数選手とのスワップで移籍金を下げるプランを承認」

これらがすべて実現する可能性は、ほとんどないといっていいでしょう。ハリー・ケインの移籍が実現するのは、契約期間が残り2年となる来年の夏とみます。「絶対、残留」と心の中でつぶやいて、スイッチを切ってしまおうと思うのですが、現地メディアから怪しいゴシップが配信されると、ついついクリック…!


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