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選手+キャッシュはドルトムントがNG!チェルシーのハーランド獲得はミッション・インポッシブル!?

どこからどう見ても、ミッション・インポッシブル…。ジェイドン・サンチョを放出するクラブが、ブンデスリーガ28試合27ゴール8アシストの絶対的エースを同じ夏に手離すとは思えません。それでも希望をつなぐとすれば、チェルシーは1億5000万ポンド(約228億円)というとんでもない額をドルトムントに支払わなければなりません。出費を抑えたいロマン・アブラモヴィッチオーナーは、手持ちの選手を差し出すプランを提示したようですが、ドイツのクラブは拒否したと伝えられています。

アーリング・ブラウト・ハーランドとのスワップ要員として名前が挙がったのは、タミー・アブラハムとカラム・ハドソン=オドイ。2019-20シーズンにプレミアリーグ34試合15ゴール4アシストという数字を残し、さらなる成長が期待されたタミー・アブラハムは、昨季は22試合6ゴール2アシストという凡庸なスタッツでフィニッシュ。トゥヘル監督就任以降は先発出場はゼロで、2月末に足首を痛めてからは17分しか出番がありませんでした。

2018年1月に17歳でプレミアリーグデビューを果たしたハドソン=オドイは、大器と期待されながらも、その後の3年は伸び悩んでいます。2019-20シーズンのプレミアリーグは22試合1ゴール5アシスト、昨季は22試合2ゴール3アシスト。彼もまた、トゥヘル監督がやってきてから出番を減らしており、3月以降のプレミアリーグ12試合のうち6試合はベンチでタイムアップを迎えています。トゥヘル監督は長期的に育成する方針と伝えられていますが、欧州トップクラスの点取り屋が獲れるとなれば、話は変わるでしょう。

チェルシーは、「ジェイドン・サンチョの代役か、アーリング・ブラウト・ハーランドの後釜を付けるから、その分減額してほしい」と持ちかけたようですが、ドルトムントはサブの選手に魅力を感じなかったようです。ノルウェー代表のストライカーには、ミーノ・ライオラというやっかいなエージェントがついており、ディールが成立したら3420万ポンドを払えといっています。法外な移籍金と代理人手数料を避けたいブルーズは、スワップを拒絶されると苦しくなります。

ドルトムントとハーランドの契約には、来夏から7500万ポンドを支払えば自由に移籍できるというバイアウト条項があるとのこと。アブラモヴィッチオーナーは、ライバルクラブが殺到する前に獲得したいのだと思われますが、ドイツの「スカイ」のマーク・ベーレンベック記者は、可能性は極めて低いと主張しています。

「アーリング・ハーランドは水曜日にボルシア・ドルトムントの練習場に戻ってきた。彼と代理人であるミーノ・ライオラが、移籍を考えているのがわかる。既に多くのオファーが来ているけど、ドルトムントは今シーズン中には彼を手離さないだろう。昨夏のジェイドン・サンチョのシナリオと似ている」

イギリスの「スカイスポーツ」のレポートには、「ミッションインポッシブル」という言葉が3回も出てきます。チェルシーの経営ボードは、ぎりぎりまで諦めずにアタックを続けるのでしょうか。深追いしすぎると、獲得できるストライカーが続々と次のクラブを決めてしまいます。「フランス代表のズマが仲介し、グリーズマンにもアプローチしている」ともいわれていますが、果たして…!?


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