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シャキリ退団濃厚のリヴァプールが、アダマ・トラオレ獲得に再チャレンジ!?

ティーレマンス、バレッタ、レナト・サンチェス、ダムスゴー、ケシエ。ワイナルドゥムを失ったリヴァプールについて、さまざまなメディアが中盤の獲得候補を記事にしていますが、いずれも交渉が進展している気配はありません。昨季プレミアリーグで38試合8ゴール5アシストという素晴らしいスタッツを残したウェストハムFWジャロッド・ボーウェンも、続報はなし。ユーロ2020で活躍したユヴェントスのフェデリコ・キエーザに興味があるとも伝えられましたが、3日前の「スカイスポーツ」が「高すぎるから諦めた」と報じています。

マイケル・エドワーズSDとユルゲン・クロップ監督のターゲットが、フロントスリーの後継者とボックス・トゥ・ボックスのMFであるというところまでは、間違いないでしょう。最新のターゲットは、以前から何度も名前が出ていたアダマ・トラオレです。昨季プレミアリーグのドリブル成功153回は、2位のサン=マクシマンを57回も引き離すぶっちぎりのNo.1。スピードと突破力は魅力ですが、プレミアリーグ通算140試合でたった7ゴールと得点力が課題です。

「リヴァプールが、アダマ・トラオレへの関心を復活させている」と伝えているのは「デイリー・スター」。より詳しくレポートしている「エクスプレス」は、「オリギ、シャキリ、南野拓実、ナット・フィリップスとのスワップが成立するかもしれない」といっています。昨夏に獲りにいったリヴァプールは、ウルヴスが付けた6000万ポンドという強気のタグを見て撤退。しかし今は、半額の3000万ポンドでいけるようです。

「デイリー・スター」と「エクスプレス」が揃って指摘しているのは、この話のハードルがクラブよりもプレーヤーにあるということです。ユルゲン・クロップ監督の期待は、フロントスリーで打開できないゲームにおけるスーパーサブですが、先発でプレイしたいアダマ・トラオレは、この役割を楽しめないとのこと。レギュラーでプレイしたい選手なら、モー・サラーとのポジション争いという難易度が高すぎるミッションはノーサンキューでしょう。

ウルヴスがアダマ・トラオレの評価額を下げたのは、クラブの財政危機、昨季プレミアリーグにおける不振(それでもドリブルキング…!)の理由となったやっかいな肩の負傷、彼のフォームに対する疑念といった要素が重なったからだそうです。レッズが値下げ圧力をかけ、本人が難色を示したら、話はあっさり流れるのではないでしょうか。何しろキャラが立っているので、アンフィールドを盛り上げてくれるのは間違いありませんが、テンションが上がるニュースが聞こえてくる可能性は低そうです。

負傷といえば、シェルダン・シャキリが退団濃厚と報じられています。2018年の入団以降、調子が上がってきたタイミングで何度も負傷に見舞われてきたレフティは、プレミアリーグ45試合7ゴール5アシストという微妙な戦績しか残せていません。ナポリとラツィオの名前が挙がってきますが、納得のいくオファーがあればリヴァプールは引き留めないでしょう。サラー、フィルミーノ、マネ、ジョッタ、ミナミノ…シャキリに加えてオリギまで出ていくとしたら、もうひとりほしいですね。サラーとマネがいても臆せず入団してくれるジョッタのような有望株がいれば。


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