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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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コウチーニョを獲るのはジェラード率いるヴィラ!? 現地記事は「金曜日に決まる見通し」…!

プレミアリーグのトランスファーウインドウにおける現在の最注目プレーヤーは、バルセロナから去るといわれているフィリペ・コウチーニョでしょう。2019-20シーズンのバイエルンで、公式戦38試合11ゴール9アシストという数字を残し、三冠達成の栄誉を味わったのが最後の輝きです。

バルサに復帰した昨季は、左ひざの半月板損傷という重傷を負い、後半戦の出場はゼロ。今季のラ・リーガは12試合2ゴールで、彼が先発した5試合のうち勝ったのはレバンテ戦だけです。マンチェスター・シティから獲得したフェラン・トーレスを登録するために、サラリーキャップというやっかいなルールをクリアしなければならないクラブにとって、最高額のサラリーを得ているコウチーニョ放出は必達のミッションです。

本人の希望はプレミアリーグ復帰で、直近の報道では6クラブの争奪戦といわれていました。古巣のリヴァプールを筆頭に、アーセナル、トッテナム、アストン・ヴィラ、ニューカッスル、エヴァートン。このうち、最初に消えるのはアーセナルでしょう。

半年前なら有力候補でしたが、現在はスミス・ロウがプレミアリーグ8ゴール、マルティネッリが4ゴールとヤングスターたちが完全ブレイク。ワールドカップカタール大会に出場するために、レギュラーとして活躍できるクラブに行きたいコウチーニョとしては、最も厳しい選択肢です。

コウチーニョ売却で得た資金をファン・ダイクとアリソン・ベッカー獲得にまわし、プレミアリーグ初制覇を果たしたリヴァプールは、手離した選手を買い戻すならジニ・ワイナルドゥムが優先でしょう。コンテ就任で復調したトッテナムにとって、不振のデル・アリを無理やり放出してトップフォームを取り戻せていない29歳を引き入れるというプランは、あまりにもリスキーです。

サポーターから好かれていないラファエル・ベニテスが悪戦苦闘中のエヴァートンが、ライバルクラブ出身の選手を足すのは得策ではありません。残ったのは、アストン・ヴィラとニューカッスル。現役時代にコウチーニョとともにプレイしていたスティーヴン・ジェラードが指揮を執るヴィラが、ポールポジションを取るのは自然な成り行きです。

FAカップのマンチェスター・ユナイテッド戦を控えた木曜日のプレスカンファレンスで、コウチーニョについて聞かれたジェラード監督は、「リヴァプールで、信じられない活躍を見せてくれた」とコメント。「多くのサポーターが彼について話すのは理解できる。特別な選手でなければ、マジシャンというニックネームはつかない」とリスペクトしつつも、「バルセロナに所属している選手だから、これ以上いえることはない」とメディアを牽制していました。

「バルセロナが、買い取りオプションを必須としたローン移籍を求めている」「ヴィラは、高額サラリーを全額支払う気はない」といった話がありながらも、「スカイスポーツ」は「金曜日に決まる見通し」と報じています。すんなりヴィラ入団か、ニューカッスルが横槍を入れるか、レッズ復帰は本当にないのか…。現地の記事は、すぐに決まるトーンではないのですが、続報を待ちましょう。


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