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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

中盤センターがいなくなったアーセナル。冬の最優先ターゲットはアルトゥール!?

トーマス・パーティーとモハメド・エルネニーがカメルーンに旅立った後、アーセナルは中央のMFを続々と失っています。メートランド=ナイルズはローマへ。1列下げて起用できるマルティン・ウーデゴーアは、コロナウイルスに捕まりました。グラニト・ジャカは、カラバオカップ準決勝のリヴァプール戦で1発レッド。カラム・チャンバースは膝を痛めています。

アルベール・サンビ・ロコンガとチャーリー・パティーノしかいない緊急事態。右のフルバックも全滅です。ピッチに立てない選手が12人もいるガナーズは、プレミアリーグ22節のノースロンドンダービーの延期を申請しつつ、中盤センターを強化しようとしています。

ターゲットとして名前が挙がっているのは、ボルシアMGのデニス・ザカリア、リヨンのブルーノ・ギマランイス、レスターとの契約が残り18ヵ月となったユーリ・ティーレマンス、パリでストレスを溜めているジョルジニオ・ワイナルドゥム、出場機会を増やしたいユーヴェのアルトゥール。このなかでは、争奪戦必至のザカリアと3000万ポンド超の移籍金が必要といわれるブルーノ・ギマランイスは、1月に決めるのは難しそうです。

ユーリ・ティーレマンスも、苦しい戦いが続いているブレンダン・ロジャース監督が手離すとは思えず、夏の獲得候補でしょう。ワイナルドゥムは、31歳という年齢とパリがローンに消極的というニュースが気になります。最も現実的なのは、既に交渉が進んでいると報じられているアルトゥールでしょう。

「Goal」によると、ワールドカップカタール大会の代表の座を諦めたくない24歳のMFは、セリエAで先発3試合という現状を変えたがっているとのこと。バルサ時代に「シャビの後継者」「NEXTイニエスタ」と称えられたパスワークは、アルテタ監督の戦術にフィットしそうです。アーセナルは、6ヵ月のサラリーをすべて肩代わりするオファーを提示。後釜を確保したいユーヴェが返事を保留していると伝えられています。

今季プレミアリーグの後半戦は、トーマス、ジャカ、サンビ・ロコンガ、アルトゥールでまわし、夏に新たな戦力を獲得するのが基本路線となりそうです。ユーリ・ティーレマンス?あるいはブルーノ・ギマランイス?「トーマスの相棒」「ジャカの課題解消」と考えるなら、守備力重視で人選すべしではないでしょうか。私の推しはザカリア。難しければ、既にプレミアリーグにフィットしているイヴ・ビスマです。

いずれにしても、まずは目の前の危機を回避しなければなりません。エドゥTDとアルテタ監督は、ユーヴェでくずぶるMFを引き入れることができるでしょうか。プレミアリーグでTOP4フィニッシュを達成できれば、夏の新戦力の選択肢は広がるはずです。


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