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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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たった1年でインテル復帰!? 移籍ゴシップ沸騰中のルカクが問われる「9800万ポンドの責任」。

公式戦44試合15ゴール、プレミアリーグ26試合8ゴール。ロメウ・ルカクのチェルシー復帰は、たった1年で失敗という結論に落ち着いてしまうのでしょうか。「スカイスポーツ」「デイリー・メール」「ESPN」など複数のメディアが「インテル復帰を画策」と報じています。

2021年の夏、スタンフォード・ブリッジに復帰した際の移籍金は9800万ポンド。セリエAで2位に終わったクラブに、高額のフィーの大半を返す余裕はないでしょう。「デイリー・メール」のキーラン・ジャクソン記者は、「インテルへのリターンはローン移籍」とレポート。ご本人は、1020万ポンド(約16億7000万円)のサラリーが640万ポンド(約10億4000万円)まで下がってもOKといっているようです。

チェルシー復帰直後のプレミアリーグ3試合で3ゴール。ブルーズサポーターの期待を膨らませたルカクの最初のつまずきは、10月20日に開催されたチャンピオンズリーグのマルメ戦で負った捻挫でした。11月末に帰ってきたストライカーは、プレミアリーグで4戦連続ベンチスタートという扱いにストレスを溜めたのでしょう。

12月の上旬に「スカイ・イタリア」のインタビューで戦術と起用法に対する不満を漏らし、指揮官との関係が怪しくなると、1月からのプレミアリーグで10戦連続ノーゴールという不振に陥ってしまいました。チャンピオンズリーグのノックアウトラウンドは先発ゼロ。FAカップでは3ゴールを決めていますが、チェスターフィールド、ルートン、ボロが相手では評価を高めるには至りません。

自信喪失と指摘されたルカクは、セリエA36試合24ゴールという前年の感触を取り戻したいのか。あるいは、トゥヘル戦術にはフィットしないと見切りをつけたのか。いずれにしても、あれほどの移籍金を背負った選手が、次のシーズンでの巻き返しより駄々っ子のような移籍を選んだとなれば、非常に残念です。

8900万ポンドのポール・ポグバは、プレッシャーや批判に苦しみながらも契約期間を全うしました。1億ポンドのジャック・グリーリッシュも、初年度は目に見える結果を残せなかったといわれながらも次のシーズンに向かっています。たった1年でのローン移籍は、おそらく片道切符。このまますんなり決まれば、「9800万ポンドの責任を放棄したストライカー」として、歴史に名を刻んでしまうのではないでしょうか。

昨日、アントニオ・リュディガーがレアル・マドリードと4年契約を結ぶと報じられました。主軸のCBを失ったチェルシーにとって、1年前に解決したはずのストライカー問題の再燃は痛手でしょう。どの記事を読んでも、一気に決まりそうなトーンですが、果たして…!?


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